家族の絆を一枚の絵画に
緊急事態宣言が出されてから、1ヶ月以上がたちました。
今まで味わったことのない、突然の環境の変化。
自粛しながらの、仕事と子育ての両立は本当に難しいです。
仕事は減らしてはいるものの(リアルに減りました 泣)その分フリーランスなので食べていくにはどうしたら、と悶々とします。
やはり、将来の事を考えると不安になります。
仕事をしたくてもできない。
頑張りたいのになかなか頑張れない。
今、何ができるかを考えるけど、なかなか行動できない。
というか、それどころではない 泣
皆さんも切実に感じている方が多いと思います。
私も将来が不安です。
同時に、家族の絆がとても強くなっています。
何をするにも家族一緒なので、それに伴うリズムができてきました。
朝起きると、子供たちが私のためにコーヒーをいれてくれます。
豆をミルで引き、上手にハンドドリップしてくれます。まだ5歳です。
それから、子供を連れて長い散歩へ行きます。
ついでに買い物や銀行へ寄ったり、その都度重い荷物を持ってくれます。
料理も積極的に手伝ってくれます。
二人とも包丁とフライパンの使い方がすごく上手くなりました。
フレンチトーストを二人で作れるようになりました。
勉強をみたり、絵を描いたり、アニメを見たり、とにかく全て一緒。
今までは保育園があったので、それはありえない感覚で、すごく新鮮です。
やはり人というのは一緒にいる分、絆が生まれます。
もしくは破滅か。
同時にコロナ離婚も増えているようです。
我が家は幸いにも、今までにない絆が芽生えていて、家族全体の団結力が出てきています。
それは、それぞれが気を遣いあっているからなのかなと。
娘だけでなく、夫も私の仕事の心配をして時間を作ってくれたり、子供達と積極的に遊んでくれます。
家事も対等にしてくれます。(むしろ夫の方が多い・・・?)
この自粛の時期は色々と考えさせられます。
家族のあり方とは、仕事のあり方とは、そして生きるとは。
この思いを具現化したいなと思い、家族写真をコラージュしました。
3月に上の娘の卒園式があり、その時に撮った家族の記念写真を使用しました。
この時は、ここまでの状態になるとは思いもよらず。
このフラットな写真、まずは古びたテイストに。
色もモノクロに変換。
そこから色をつけていきます。
昔の映画でカラーのものは、フィルムに一点一点着彩をしたのだそう。
有名なものだと、「オズの魔法使い」がそうです。
1939年のこの作品。
この鮮やかな色彩を、人の手で一点一点着彩したとは、、、脱帽です!!
その甲斐があって、すごく味が出ています。
今回、そんなレトロ感を出したくて、同じ技法を使いました。
このようにして、部位に分けて色を塗りなおします。
レイヤーから → 「ソフトライト」を選択して、後ろを透かします。
肌の部分。
服もそれぞれ塗ります。
完成した着彩後がこちら
レトロ感がものすごく出ました。
使用した素材の一部。
バラや百合のようなゴージャスな花ではなく、大人しめな草花を。
その方が、我が家らしいかなと。
完成です!
虫や鳥を入れて賑やかに。
「WATABNABE」と名字と日付を入れました。
我が家のリビングに早速飾りました。
額のサイズはA3です。
存在感があり、部屋の雰囲気が一気に変わりました。
これは、私自身もすごく気に入りました。
この、コロナ自粛時期は一生忘れない思い出になるでしょう。
いや、忘れてはいけないなと。
そんな思いを、このように一枚の絵として残した事は、今後の我が家にとって大切な、ある種のシンボル的な存在になる事間違いなしです。
この自粛時の生活は、これからの人生の出発点になると思っています。