南ドイツのスキーリゾート・ガルミッシュで再挑戦!親子で楽しむ大人のやり直しスキー 【第1部】全4週のスキー学校、前半
2025年1月。先々週と先週の土曜日は、スキー教室でした。
朝早くから夕方まで、親子3人で雪山に行ってスキーをし、
疲れ果てて帰ってくる、ということだけに1日を費やしました。
そして、これがなかなか面白い体験だったのです。
スキー教室への参加を決めた理由
今回わたしたちがスキー教室に参加したきっかけは、
私のコーラス仲間である日本人女性からの紹介でした。
このスキー教室は、ミュンヘンにあるのスポーツショップが主催し、
ミュンヘン市内か現地までの便利なバス送迎と、
現地でのスキー用具レンタルの手配が整っています。
特に私のような万年初心者が改めてスキーを学び直すには
理想的な環境でした。
さらに、親子で楽しい思い出を作りたいと思い、
子ども2人を誘って一緒に参加することにしました。
これが、私たち家族3人の新たな冒険の始まりです。
ミュンヘンは朝の7時。スキー教室のバスで雪山へ
毎週土曜日の朝7時、ミュンヘン市内の集合場所に集まり、
スキー教室のチャーターバスでスキー場へ向かいます。
目的地はガルミッシュ・パルテンキルヒェン。
ミュンヘンから車で約1時間半~2時間の距離にある
有名なスキーリゾート地で、
美しいアルプスの山々に囲まれた雪質の良いゲレンデが魅力です。
初心者から上級者まで楽しめる多彩なコースや、
設備の整ったリフト、山頂からの絶景が訪れる人を魅了します。
現地に向かうバス内では、同じスキー教室に参加している
他の生徒たち(大半は小中学生の生徒たち)がにぎやかで、
遠足のようなワクワク感が高まります。
スキー用具の準備:初心者でも安心のフルサポート
現地に到着すると、事前に登録していたサイズや体重情報をもとに、
ぴったりのスキー板や靴、ストックが用意されています。
スキー初心者の私たち家族も、この手間いらずのシステムのおかげで
安心して準備を進めることができました。
初めての緩やかな斜面:1週目の挑戦
初日はスキー靴とスキー板の装着方法、
雪上での歩き方や坂の登り方からスタート。
最初の緩やかな斜面では、「ハの字型」で滑り降りる練習や
転倒時の立ち上がり方を学びました。
ここで私たち親子のスキー基本スキルを公開します!
私: 、20年以上のブランクあり。
以前のスキー歴は、子供の時に家族で数回、
高校のスキー合宿で1週間、社会人になってから2度ぐらい、
ドイツに来てから2度ぐらい滑った経験あり。
22歳の次女: ギムナジウム七年生の時のスキー合宿以来。
18歳の末っ子: 人生初スキー。
という、HP よわよわの3人です。
子供たちはそれでも若いので、今後が楽しみというのがありますが、
私に至っては老化で身体の柔軟性も衰えてきており、
転んだらまず一人では起き上がれない。
裏返った亀のようになって、スキー板を外さないと身動き取れない、
というのがわかっているので、
とにかく転倒しないようにする、というのが大きな目標です。
私自身はそんな心細いスタートでしたが、
次女ちゃんは昔取った杵柄なのでしょうか、
ギムナジウム時代の経験を活かし、比較的スムーズに滑り出し、
エレガントなフォームを見せてくれました。
初日が終わる頃には、「一日中子供向けの斜面で退屈だった」
という強気の発言まで出てきました。
一方18歳の弟くん。
何分にも雪山初体験ということで、
スキー板の扱いに慣れるまでにちょっと時間がかかったようです。
初日の午前中は雪上での動きに苦労し、
眉間に皺を寄せている本人の表情を見て、
母としては「このままスキーが嫌いになっちゃったらどうしよう」
と心配もしましたが、それは杞憂に終わったようです。
ランチの後には急成長を遂げ、みんなと一緒に滑れるように!
2週目の進化:より長い斜面とスラロームに挑戦
2週目は少し長めの緩やかな斜面に挑戦。
移動式ロープを使って何度も斜面を登り、
スラロームを練習しました。
実は、このロープに掴まって斜面を登るという行為が
意外と体力を消耗するのです。
スキーを滑ること自体よりも、
斜面を登るためにロープに掴まる方が腕の筋肉に負荷がかかって大変!
と悲鳴を上げる場面もありましたが、
それでも家族全員がなんとかクリアしました。
実際にスラロームでは「右、左、右」とリズム良くターンを繰り返し、
みんなで少しずつ上達していく楽しさを共有しました。
スキー場の魅力と設備
ガルミッシュのスキー場では、
麓からまず8人乗りのゴンドラで中腹まで移動し、
そこから各レベルに応じたコースにアクセスできます。
初日と2週目は初心者用の斜面を中心に練習しましたが、
リフト設備やロッジなどの充実した施設も魅力的でした。
特にランチを楽しんだロッジでは、
スキー教室の主催者が前もって席と、
シンプルなお仕着せランチを予約しておいてくれていたので、
時間を無駄にすることなく機能的にランチを食べることができて
良かったです。
こういうのはやはり、団体行動のメリットですよね。
家族でスキーを楽しむ喜び
最初は、どうなることかと不安だらけだった
親子3人のスキー挑戦ですが、
少しずつ上達し、2週目にはそれぞれが
充実感を得られるようになりました。
「一緒にスキーを楽しむ」という目標が、
親子の絆を深めるきっかけにもなっているような気もして、
普段ダメダメの母としては、自己肯定感が爆上がりです。
次回の記事では、このスキー学校に参加するに至った背景や
動機について深く語りたいと思います。
ぜひお楽しみに!