【新R25】やりたいことではなく、どうありたいかでキャリアを決める
どうも、椿田です。
最近よく就活生のOB訪問を担当することが多いです。
就活生の方々にはいろんな方がいて、いろんな就活の軸やいろんな悩みを持っています。そんな中で、殆どの就活生が「やりたいこと」を軸にして業界や会社を探していました。当時僕が就活していたときも「やりたいこと」を軸にして業界や会社を探していました。というのも、学生時代にやっていた勉強や研究が活かせるところがいいのかなと考えていたのと、研究が好きだったのでそれを仕事にしていきたいと考えていたからです。
しかし、結果として僕は大学で勉強したことや研究とはあまり関係のないIT業界でSEとなりました。そして、今ではSEをやりながら別の事業の立ち上げをやっています。
なぜこのような選択をしたかといいますと、就活の軸が「やりたいこと」ではなく「どうありたいか」を軸として決めたからです。
これについて、書かれた記事が新R25にも掲載されていました。
「やりたいことが見つからない」人に、どんなキャリアアドバイスをしますか?
というテーマをもとに、「新卒でヤフーに入社」「CanCamモデル」「タレント」「ライター」と、さまざまな肩書をもって活躍するインフルエンサーの竹本萌瑛子(通称 たけもこ)さんが回答するという記事です。
様々な分野で活躍しているたけもこさんですが、就活のときはやりたいことがなかったそうです。やりたいことがないというよりも、「やりたいことはたくさんあるけどその中から一つだけ選べと言われるとしっくりこない」と、この記事でおっしゃっています。僕はこの考え方がとても良くわかります。
やりたいことってあまり一貫性がなかったり、その時の感情によるものが強かったり、一度やってみたら満足してしまったりということも多いような気がします(もちろんやりたいことが明確で、その道を極める方もいます)。
また、やりたいことができる会社に入ったからといって、初期配属や部署異動によってやりたいことができる保証もありません。
そのため、僕もたけもこさんが考えるように「やりたいこと」ではなく「どうありたいか」でキャリアを考えるのも一つの方法だと思います。
「どうありたいか」とはつまり、「どう生きていたいか」という“人生のスタンス”のことです。たけもこさんの場合であれば、「自分が何かをしたいと思ったとき、それを選べる自分でいたい」というのが「どうありたいか」の軸であったようです。僕の場合も、「結果を作れば作るほど選択肢が増えていく頑張り方がしたい」や「やりたいと思ったときにそれを選択できる自分のお金や時間や実力がある状態でいたい」という「どうありたいか」がずっとあります。そのため、僕は会社だけでなくちゃんとプライベートの時間が取れて、プライベートの時間でなにかチャレンジがしやすい会社という軸で会社選びをしました。
「どうありたいか」に答えはありません。大手企業で出世してその地位を得て生きていきたいというのも「どうありたいか」です。しかし、共通しているのは、「どうありたいか」を手に入れるには、それに見合った努力が必要で、「どうありたいか」を手に入れる頑張ることは僕は価値のあることだと思います。
これから就活をする方、または今の仕事にもやもやしていて将来を考えている方は特に、「どうありたいか」を深ぼっていくといいのではないかと思います。