絵本のような世界を旅して#8〜花の駅せら〜
数年前から憧れて、ずっとずっと行ってみたかった、個人的コスモスの聖地。
様々な偶然が重なって、今年ついに行くことができました。
「花の駅せら」。広島県世羅郡世羅町にある、全天候型の花農園。
約7ヘクタールの広大な丘に、季節を彩る美しい花畑が広がる、夢のようなスポットです。
「コスモス畑なんて、どこも同じだろう」と思う方もいると思います。
いや、ほとんどの方にとってそうだと思うのですが笑。
お花写真が大好きな人間にとって、やっぱり花の駅せらのロケーションって唯一無二なんです。
絵本の世界に入れる、ロケーションの工夫
花の駅せらの魅力は、なんといっても工夫をこらされたロケーションではないでしょうか。
様々な工夫がある中で、まず目を引くのが花のブランコ。
コスモス畑に囲まれるように佇む1台のブランコ。これだけで、心をつかまれる方も多いのでは…？
丘のように盛り上がっているエリアに、満開のコスモス。その上にブランコがあることで、コスモス畑とブランコをバランス良く収めることができます。
後ろの青空もきれいに写って、最高のロケーション！
75mmぐらいの中望遠レンズで撮影することで、コスモスの満開感を表現してみました。でもちょっとコスモスのもりもり感が足りなかったから、次はもっと望遠でもチャレンジしてみたいなあ。（1人だったので、これが限界。笑）
1点注意しなければいけないのが、このブランコ、かなり頑張って漕がないと、漕いでいる人がきれいに写りません。笑
他のグループの方は「ブランコを押す係」も用意していて、うらやましいな～と思いながら見ていました。
もう1つ、ここ「花の駅せら」で撮影したいスポットが、コスモス畑の中に、ぽつんと立つお立ち台（？）。
花の駅せらは、なだらかな斜面にコスモスが咲いているため、下からのアングルで狙うことで、バックが青空になるのです。
このロケーションを存分に活かした工夫。このお立ち台に登ると、こんなにかわいい写真が出来上がるんですよね。
一面に囲まれたコスモスの中に、ポツンと立つ人物、背景は美しい青空。
ここまですっきりとした、幻想的な写真が撮れるロケーションは、なかなかありません。
（多くのコスモス畑は、平地だったり、周囲が森や建物に囲まれていて、こんなにすっきりとした背景で撮れないことが多いんですよね。これ考えた人、絶対写真やってると思う。）
モデルやっていない人でも、棒立ちしかできない私でも、すんなり映えてしまう。
すごいロケーションです、本当。
望遠レンズで狙う、コスモスの海
訪れていた方の写真を見て、思わず目を奪われた「コスモスの海」。
一面に広がるコスモス畑が、まるで海のように広がる、圧巻の光景。
訪れるまでは、どんなロケーションなのかわからなかったのですが、ここ「花の駅せら」は敷地自体が丘のようなつくりになっているため、少し高いところに登って、撮影することができます。
上から見下ろすようにコスモス畑を撮影することができるため、コスモスのお花や人物をきれいに写真に収めることができます。
平坦なお花畑であれば、どうしても人物が隠れてしまったり、お花も一部しか写らなかったりするので、この段々畑のようなつくりが、この場所を唯一無二のロケーションに仕上げているのでしょうね。
セルフではこれが限界。もう少しズームして撮ったら、もっとすごい写真が撮れていたのかも…？
お花写真好きな方におすすめしたい、コスモスのピラミッド
ここまでは人物が入った写真を撮るためのロケーションを紹介してきましたが、コスモス単体の写真も撮りやすい「花の駅 せら」。
メインのお花畑でも素敵な写真が撮れますが、もっとおすすめなのが、更に上がった場所にある、コスモスのピラミッドのような場所。
円錐状に満開のコスモスが咲いていて、天気の良い時は、青空×コスモスの写真が撮り放題…！
360度にわたってきれいに咲いてくれているので、光の向きや当たり方、構図など、少し位置やアングルをずらすだけで無限にいろんな写真が撮れるので、1時間ぐらいずっとここで撮影していました。（笑）
似たような写真になってしまうのと、ロケーション的に斜めになってしまうのが気になりますが（笑）、お気に入りの写真ばかりで大満足。
かなり撮りやすいロケーションなので、普段は「コスモスの写真、あまり得意じゃないな…」という方にも、おすすめです。
ちなみに、早朝開園の日は、雲海が見られるそう。私は早朝には間に合わず、9時のオープンで入場したのですが、親切なスタッフの方が「まだ雲海少し見れますよ！」と教えてくださいました。
朝はもっときれいだったんだろうな…！
唯一無二のロケーションで、夢のような写真を撮れる場所
ポートレートもお花単体の写真も撮りやすく、かわいい世界観が魅力的な「花の駅せら」。
なかなかにアクセスしづらい場所にあり、どうしても車でないと行くことができないため、私はバスで「甲山営業所」まで行き、そこからタクシーで行きました。（片道約15分）
アクセスが難点ですが、それを乗り越えてでも、行く価値のある場所。
コスモスはもちろん、5月には一面に咲くポピーが見られるそうなので、その時期にもまた行ってみたいな。
花の駅 せら
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旅するフォトグラファーであるYuri（camel8326）の心の琴線に引っかかった、『かわいい風景・素敵なカフェ・心惹かれるお宿』などをゆるく紹介するミニコラム。
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