絵本のような世界を旅して#12 ~洞爺湖~
北海道南西部にあるほぼ円形の湖、洞爺湖。
羊蹄山や有珠山、昭和新山といった大きな山々に囲まれた自然豊かなエリアです。そんな壮大な自然と雪景色を求めて、1月上旬に洞爺湖を訪れました。
北海道には洞爺湖以外にもたくさん湖がありますが、今回洞爺湖を選んだ理由は、次の2つ。
1つ目はアクセスのしやすさ。洞爺湖までは札幌駅からバスが出ており、洞爺湖周辺も路線バスが運行しているため、雪道を運転する必要がありません。
2つ目は不凍湖であること。北海道の厳しい寒さで、凍ってしまう湖もあるのですが、洞爺湖は様々な理由から凍りません。
凍ってしまうと、その上に雪が積もってしまい、雪原となります。
それはそれで幻想的なのですが、「雪景色と水面のきらきらとした世界を撮ってみたい」という希望を叶えるには、洞爺湖がベストだったわけです。
早朝、宿近くのバス停から路線バスに乗り込み、洞爺湖の北西部へ移動しました。
北西部は宿がたくさんあるエリアと比べると、あまり開発されていない場所。
そのため、洞爺湖の自然をより感じることができます。
朝日に照らされた水面と、洞爺湖に浮かぶ雪に覆われた中島。まさに見たかった景色が目の前に…!
この日は靄なのか薄雲なのか、少しベールに覆われたような空。
普段は太陽そのものを構図の一部にして撮影することは、あまりしないのですが、太陽の光が優しく拡散されていて、幻想的な雰囲気を残すことができました。
この辺りは水際が浜になっていることから、湖にかなり近づくことができます。
だれも歩いていない、真っ新な雪の積もる浜辺を歩いてみました。
こんなに壮大な景色を独り占め。
この日は、湖面の穏やかさからも伝わるように、風がほとんどない状態。
この静けさが、冬の寂しさ・凍てつく寒さをより表現してくれます。
きらきらと輝くつららや、雪をかぶった木々など、冬ならではの景色を見つけるのも、楽しみの1つ。
晴れている時間はたったの2時間ほどでしたが、心に残るひと時になりました。
DATE
洞爺湖
北海道虻田郡洞爺湖町洞爺町100 100番地
おまけ
洞爺湖では珍しい冬でも営業しているカフェ「山岳喫茶」でいただいたチーズケーキ。
ほんのり柔らかい甘さがとても美味しい。
コーヒーも絶品で、これから洞爺湖に行かれる方は、ぜひ訪れてみることをおすすめします。
山岳喫茶
北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉40−21
https://www.instagram.com/sangakucafe/?hl=ja
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