人間、という最小単位(詩)

詩はあとに書いてあります。いつも読んでくれてありがとう。

人々には愛がある。
愛と愛がぶつかれば道徳が生まれる。
道徳はまた人々に愛を宿していく。
道徳は法律と葛藤する。
愛は理性と葛藤する。
双方の強大な壁を乗り越えた先に勇気はあるのだ。
そしてそれは日常における些細な勇気。
また混沌における不敵な勇気である。

あらゆる成長は不必要だ。
何を欲しがるかではない。
誰を欲するかが、愛と勇気の原動力である。
まるでアンパンマンのマーチみたいだが。

誰はどれでもいい。それと人に麻酔をきめた奴にはきっと分からない。

雲を掴むような話だ。
個人の解釈は自由でいい。
ただ、言いたい。

〈詩〉

あなたが迎えに来た朝に
すべてを捨てた
あなたを迎えに行く朝に
すべてを拾った

そのすべては
拾う愛と捨てる勇気だった