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苔カブ。
鉄カブのとてもいいところ。
いいな…と思うものが見つかると、すぐその場に停められること。
胸に括り付けたカメラバッグからカメラを取り出しつつ、路肩にしゃがみ込んでパチリ。
観察ポイントを見分すると、また次の場所へ移動。そしてまたパチリ。
色々興味のネタは尽きないのだけれども、苔…蘚苔類の観察は趣味のひとつでもあります。地衣類もいい。
もっとも、どちらも仕事絡みでもあるのですが。
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世の苔好きの皆様には申し訳ないのですが、同定やお名前は興味が無いのです。
あの線香花火のような繊細な感じのヤツとか(強いて言うならシノブゴケの仲間)、あの縄師が編んだ凝ったヨリの紐みたいなヤツとか(強いて言えばシッポゴケの仲間)とか、そうしたレベルでいい。
仕事絡みで言うと、事故車Aのタイヤに付着していた蘚苔類の切片は、事故場所以外の某現場に遺留されたタイヤ痕の地面に植生する蘚苔類の特徴と酷似する、というレベルでいい。
私にゃ日々新種を追うような分類学の先生のようなことはムリだし、もっと気軽に楽しみたい。
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頻繁にストップ&ゴーを繰り返すので、軽さは正義。
それと、周囲の風景に溶け込む色姿も大切だと感じています。
苔色の鉄カブ。私の中ではAA01でも鉄カブでもなく、苔カブ。
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カブで田舎道をのんびり走りながら苔観察に没入するの、個人的にはとてもおすすめです。
苔に飽きたら、花や生き物、街並みや建物に目を向けて。
自然物だろうが人工物だろうが、どれも繋がりがあることが見えてきます。
苔や地衣類はおよそ予想もつかないところにも見つかるし、人工物との親和性も抜群。
自然と人工は仲違いするとは限らないことに気づくと、モノの見え方が少し楽になれる気がします。
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マニアックに詰めていくと、苔や地衣類は時間とエネルギーの記録紙になる、と言うところなのですが、その辺りはまた後日。