多汗症(頭部)の薬について(上)
始めに
今回は頭部多汗症のために自分が何の薬を使っていたのかを紹介したいと思います(2022年の9月からは、使っていないです)。
正直に言うと、多汗症の薬を使わなくなった身からすると、薬を使って汗を止めようとすることはお勧めできませんが、同時により効きが良い薬を追い求めたくなるのもよく分かります。
なので、この記事は複雑な気持ちで書いています。。。
また、発汗の原因となる緊張を和らげるために、抗不安薬を飲んでいた時期もあります。それは、別記事で紹介していこうと思います。
因みに、以下で紹介するいくつかの薬は併用している時期がありました。
① プロバンサイン
おそらく、多汗症で悩むほとんどの人が使ったことがある薬ですね。
私は、高校2年生くらいから使い始めて、大学2年生くらいまで使い続けていました。
一番長く使い続けた薬です。
この薬は、飲み始めた時はよく効いていたのですが、だんだん使いづらい薬になっていきました。
胃の中が空っぽの状態で薬を飲まないと効果が出なくなり、口渇がすごいです(ひどいと水が手放せない状態になる)。
しかも、錠剤の効きも悪くなり1回1錠のところ、最終的に、1回で3錠ほど飲む必要が出てきてしまいました。
プロバンサインの副作用で苦労したこともあります。
私が大学1年生の時、アメリカの大学に通い始めた時のことです。
当時一緒に住んでいたホストファミリーとディズニーランドへ行く予定だったので、夏日であったこともありプロバンサインを前もって飲んでおきました。何錠飲んだのかは忘れてしまいましたが、その頃には効きが既に悪くなっていたので、2錠ほど飲んでいたと思います。
始めは、ホストファミリーと一緒に楽しめていたのですが、徐々に気分が悪くなっていき、一人でベンチで休むことにしました。
プロバンサインの作用で、体の熱が汗として外に放出できないことが原因で、熱中症になってしまったのです。幸いにも、水を飲みまくって復活しましたが、熱中症にそれまで一度もなったことがなかったので、びっくりしたことを覚えています。
プロバンサインを飲んでいる方は、熱中症にならないように気をつけて飲んでください。
② 補中益気湯
西洋薬でダメだったから、今度は東洋薬を試そうと言うことで漢方に移りました。
この薬を飲んでいたのは、大学2〜3年ごろだと思います。
飲むと、体の中に熱が溜まるような感じがするのですが、汗は出てきません。
不思議な感覚でした。
この薬も最初の方は、副作用も全くなくとても使いやすかったですが、徐々に効きが悪くなり、最終的には全く効かなくなってしまいました。
補中益気湯は、私の体にあっていたのですが、漢方薬は、体質や体力で種類変わってくるらしいです。 使用したい人は、漢方医に相談してみることをお勧めします。
次回も、多汗症の薬について書いていきます。