自分の意見を堂々と言いたい
「たーこさんのおかげで、その後、みんな意見が言いやすくなったみたい」
先日、こう言われて私は嬉しくなった。
今まで、会議とか複数、人がいる場で口火を切る発言をして、そう言われたことが何回かある。
その場で求められた意見とちょっとずれているかも、と思っても、勇気を出して意見を言う。もちろん、毎回ではない。
それはどんな状態のときだろうか。
一つは、心理的安全性が保たれているとき。
たとえ初対面だとしても、この方(この方たち)なら言っても大丈夫かも、と思えたとき。それはある程度その場にいる方たちを信頼しているときだ。
さらに、どう思われてもいいからと、自分の言いたい気持ちが強いとき。
この二つが重なると、少々場違いな意見だとしても、発言する。
反対に、全く言葉が発せない場合もある。
それは、その場にいる方たちの正体?人柄?目的?がよくわからないとき。
さらに、自分が卑屈に感じてしまうときだ。自分に自信がなく、こんな馬鹿なこと言って、見下されないだろうかと思うとき。相手に心を開いていない状態である。それは、相手をよく知っている場合でも起こりうる。
口を閉じて、自分を守ろうとしている気持ちの表れ。
だから、会う人によって饒舌だったり、貝のように口を閉じてしまったり。
もっとフラットに人と接したいものだけど、いい年齢をしてコントロールするのが難しい。
誰とでもわけ隔てなく接することのできる人がうらやましい。
これでも、小さいときと比べて、だいぶ改善した。
大勢の前で話すとき、いつも赤面して泣きそうになっていたが、今ではそんなことはない。話すのが流ちょうでないにしても、赤面までしてないかも。
慣れの問題だろう。
こちらが心を開いてないのに、相手に開くことを要求するのは虫がよい。
やはり、その場の空気を読みすぎずに、自分から自己開示したほうがよいのだろう。
ハードルが大きく感じるときは、小さいことから。
正解を求めすぎているのかも。いや、ものごとに正解はない。それに、人は他人のことなど、そこまで気にしていないもの。もっと気楽にやっていきたい。