自分が必要とされるところは?限られた時間の中で考える
ずっと所属しているサークルで会報づくりのお手伝いをしてきた。それは、劇や音楽を親子で鑑賞する会、「子ども劇場」である。自分の子が赤ちゃんのときから参加している。もうすぐ30年。演劇や音楽を鑑賞するのが好きなので、親子で楽しみたいと入った。
会報は、自分たちが執筆した記事を持ち寄り、切り貼り、レイアウトを考える。アナログだけど、どうやったら魅力的な紙面ができるか試行錯誤するのが楽しい。
それは、気心の知れた仲間たちと過ごしているからなのか。それとも、編集作業が楽しいのか。どちらかはわからない。どっちもかな。
今回の会報の趣旨は、自分たちが浪曲師にインタビューした内容を、会員の皆に魅力的に伝えること。どうやったら浪曲師の熱い想いが伝わるか。堅苦しくなく、親しみやすいものが作りたい。手書きやパソコンの文字、イラストも入れる。バラバラの個性があふれ、読むのに飽きないものができたつもり。
部屋の隅では、パソコンで他の紙面のレイアウトを考えている人も。そちらの作業にも興味津々。画像を選んだり、イラストを作ったりする。色の配置、記事のレイアウトも考える。パソコン作業も好き。
昔から、パソコンで写真やイラストを組み込み、年賀状を作成するのが好きだった。この手順で画像を透過させるのか、このボタンだとこんなことができるんだ。あちこちいじって、新しい使い方を覚えるのが何より楽しい。
想いを文字にして伝えること。パソコンの作業。皆で和気あいあいと意見を言いながら一つのものを作る。
この3つのすべてが好き!
自分の好きがギュッとつまった1日だった。
今まで、いろいろ飛び込んできた。仕事でもさまざまなクライアントとのやり取り。ライター仲間たちとの交流。プライベートの仲間との付き合い。
自分は広く浅くよりも、狭く深く付き合いたい。熱い想いを人と共有したい。いろいろ手を出す中で強まってきた。
ただ、自分は熱しやすく冷めやすい。新しいことにすぐ挑戦したくなってしまう。その気持ちと、どう折り合いをつけるか。
何を優先したいか。何に幸せを感じるか。
遠くばかりを見て、目の前の大切な何かを取りこぼしていないか。
限りある時間を何に使うか、使いたいかを考える日々。