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接頭語「dis」についてディスりながら説明してみた。

「ディスる」という言葉があります。
元々はラップ(音楽)業界で使われていた、いわゆる業界用語で、「disrespect(ディス リスペクト)」の略だと言われています。
けなす、バカにする、のような意味を持ちます。
    →私は2000年代になってから知りました。

さて、英語を勉強していると、
接頭語「dis-」の意味を「反対」「否定」「逆」と
理解しているだけでは、
意味をうまく理解できない英単語に出くわします。

disの語源には諸説あるようですが、
どうもラテン語のduo(ディオ)に由来しているようです。

duoは「2つ」を意味します。
そこから、「di」「dis」他に派生したようです。
    →デュエットとか、ダブルとか、ジクロロベンゼンとか、
     2つを意味する複数の単語がいっぱいありますよね。
     モノ、ジ(di)、トリ、テトラ。1, 2, 3, 4とか。
     アン、ドゥー、トロワ。1, 2, 3とか。

さらに、
2つのものが、離れて、距離を取るというイメージにまで
disの意味が拡張していったようです。

要は、
disは「反対」「否定」「逆」ではなく、
「2つ」「2つが離れている」というイメージを持つと、
dis、di、de、des等の接頭語の理解の幅が広がります。
強調の意味で「dis」が使われるのも、
2つの距離が離れているからです。
    →標準からは距離があるから、強調のニュアンスが生まれる。

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■イメージ図
A-------距離-------B
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つまり、dis-respectならば、
「respect(尊敬する)」から距離があるため、
けなす、バカにする、侮辱するという意味が生じます。

ちなみに
distance(距離)とかは、もう文字通りですね。
Aさん、Bさんの二人の立ち位置の距離を感じます。

さて、今日はこのへんでディスるのをやめておきます。
興味のある方は、さらにネットで調べてみてください。
なお、語源は諸説あるので、
もし私の説明がお気に召さなくても、
私をディスらないでくださいね(笑)。

追伸、
英単語を丸暗記するのではなく、
語源を覚えると、応用が効きます。
英単語をgoogle検索するときは、
「語源」というキーワードもつけて検索することをオススメします。
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例)
disrespect 語源
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お疲れカツカレー
私はコーヒー星から来たコーヒー星人です。チップは私のコーヒー代に変換され、さらには、やがて、新しい記事を書く活力に変換されることでしょう。「それでもよい」という粋で酔狂な方、お待ちしております。