見出し画像

雑誌社巡り

待っていてもどうにもならないお店の暇さ加減。

焦った私はとにかくお店を売り込むために雑誌社に電話をする。

とにかく雑誌に少しでもいいから載りたい!掲載してもらいたい!

※当時はお客様が美容室やヘアスタイルを探す時には雑誌からがほとんどでしたので雑誌に載るという事はお客様を集めるための最大の方法でした。電車の中では携帯ではなく雑誌を読んでいる人がほとんどでしたから。

すると相手方から

「本日ビューティー担当は不在でして」と答えが返ってきた

(ビューティー担当??)

なるほど、雑誌社はそれぞれ担当があるんだ!

と気付いてからはあらゆる雑誌の裏に書いてある編集部にとにかく電話を掛け続け

「申し訳ございませんがビューティー担当の方はいらっしゃいますか?」

と、手あたり次第に電話をする事に。

すると何社かは良い手応え!

そしてお会いする日程を自分のスケジュール帳に書いていく。

このスケジュール帳が埋まっていくのが当時の快感でした。

この頃から一年間はほぼ毎週休みには雑誌社に出向き

お店の紹介の写真やらそれまでにためていたヘア写真のファイルを

持ち込む事に。とにかく必死でした。お店にお客様を呼ぶために・・・

すると段々とお店の紹介をしてくれるという返事をゲットし始める。

そこから始まった「広告費0円美容師生活」

お店の認知度が少しずつ広がるようになってきたと共にサロンの撮影も入り始める。

同時に美容専門誌への売り込み。

こちらの雑誌は美容師さんが読むための本でありますが当時は一般の方々が読む本と業界に向けての雑誌両方に売り込むのが私の戦略でした。

こちらも好感触で撮影を少しずつだが得る事が出来た。

そこからとにかく売り込みをかけ続ける。

断られても断られても電話を掛け続け

邪険に扱われる事もしばしば。。

気付けば月に2~3回は雑誌に掲載されるようになっている。

そうです。お金を掛けることなく。

ここからはとにかく雑誌を見て来店してくださったお客様を逃さないようにするだけ。。

美容師の人気度はその人のリピート率に左右されます。

リピート率が高ければ高いほど売り上げも順調に右肩上がり。

トントンの率であれば横ばい。

まるっきりなら右肩下がり。。。

リピートから考える売り上げ動向は見極めがしやすいもの。

この時はこのリピート率を考える事が自分の仕事への向き合い方や変更点を考える事に対してもとても良い方法でした。

そして私は驚異のリピート率と紹介数を叩き出していきました。

・・・が、ここからまた地獄が待っていたのでした。。。



いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集