角松敏生 "Tiny Scandal" (2024)
角松敏生が自身の拘りのサウンド・テイストとして提唱した Contemporary Urban Music の第2弾は何と34年振りのギター・インスト・アルバムでした。私も彼と共に過ごした大学生時代に、夢中になって聴いていた音楽を背景にした今の音楽を奏でたい・・・そうした思いが詰まった作品を、自分の人生が残っているうちに残していきたいw、そんな彼なりの人生の棚卸しアルバムになっています。
アルバム収録曲の先行PVが公開されています。彼の目指した世界観が表現されていますが、やっぱりこの路線でしたか ^^;;。
そして彼のOfficial Facebookより・・・
かつて角松がリスペクトしていた国内外のミュージシャンへのオマージュとして、バラエティ豊かな作品が続きます。「あ、この音」とか「ふむ、このフレーズは…」とか、曲の良し悪しは別として^^;; 、その様々なアプローチに惹かれます。
個人的に注目したのは07の「Tequila Mockingbird」。オリジナルは1977年のラムゼイ・ルイスの人気アルバムのタイトル曲です。
ただし、ここで角松がモチーフとしたのは79年のディー・ディー・ブリッジウォーターのカヴァー・バージョンでした。ディー・ディーについてはこちらの記事をどうぞご参照ください
流石に彼女の歌唱力に対抗できるシンガーは国内には少ないのですが、今の角松御用達のコーラス陣による懸命な歌声を聞かせてくれました。かつてのVOCALANDでのアプローチを彷彿とする極上のカヴァー曲に仕上がりました。
アルバムいい感じですよ。
12/14の東京公演に行きました。このアルバム曲をメインに据えたセット・リストとなると思っていましたが…。急逝した中山美穂さんへの追悼のシーンもありました。
角松関連の記事をこちらのマガジンにまとめています。是非お立ち寄りください。