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【LIVE名盤】”Deep Purple / Made in Europe”
UKハードロックバンドの雄ディープ・パープル1976年リリースのライプ・アルバム『メイド・イン・ヨーロッパ』です。
パープル第II期のイアン・ギラン(Vo)とロジャー・グローヴアー(Bs)が脱退した後に制作されたアルバム『嵐の使者』の、1975年のヨーロッパ・ツアーの模様をおさめたライヴ盤です。
ツアーのメンバーはアルバム同様リッチー・ブラックモア(G)、ジョン・ロード(Key)、イアン・ペイス(Drs)、新加入のディヴッド・カヴァーデール(Vo)、グレン・ヒューズ(Vo, Bs)です。
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収録曲
A1 Burn
A2 Mistreated (Interpolating Rock Me Baby)
A3 Lady Double Dealer
B1 You Fool No One
B2 Stormbringer
収録されている音源は1975年4/3オーストリア(グラーツ)公演、4/5のドイツ(ザールブリュケン)公演、4/7フランス(パリ)公演からの収録だそうです。
A1 ド派手な「ジャ~ンw」からの、ある意味お得意の生音のクラシカルなギター・バースからの、「Rockn’ Roll」の呟きからの、全てのロック・ギター少年がコピーしたイントロへ・・・何と格好良いことでしょうか!。
初披露の生グレンによるパープル曲は、ハードなだけでなくある意味ソウルフル。ベース・プレイも今まで以上に激しくて、新生パープルも侮れないぞという勢いを感じさせる上出来なライブなのに・・・
A2 ディヴッドのブルージィーで切なげな入魂の歌声に惹きこまれます。
B1 16分にも及ぶ、これぞライブ!というメンバー同士の掛け合いが実に楽しいナンバーです。リッチーの自由奔放なアドリブ・プレイも聞きどころ。
B2 アルバム・タイトル曲。ライブ・バージョンならではスピード感と、ある意味自由なボーカルやギターの節回しが良い感じです
LP盤による僅か48分弱のステージの記録ですが、熱く激しく自由でちゃんとしていて(笑)良質なライブ・アルバムだなと思います。
当時『紫の炎』も『嵐の使者』も、購入は友人に任せてカセットに録音して済ませていましたが、このライブ盤は自分で購入して永遠とリピートしていましたね。
これだけナイスな演奏を聞かせてくれたのにも関わらず、このツアー終了後にバンドの金看板リッチーが脱退を表明してしまいます。名門バンド継続に向けたメンバーの苦悩と新ギタリスト発掘までの経緯についてはこちらの記事をご覧ください。
メンバー間の意見の相違がリッチー脱退の原因とされていますが、要はリッチーの独善的なバンド運営に異を唱えたことによる仲違いが原因のようです。
個人的には次回作の『カム・テイスト・ザ・バンド』迄でパープル体験は終了です。とはいえ熱く激しい紫の炎は永遠です。