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【名盤伝説】R&B / ソウル系まとめ

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1970〜80年代を中心にR&B / ソウル系、ダンサブルなアダルト・コンテンポラリー系のミュージシャンやアルバムを紹介しています。
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#80年代洋楽

【名盤伝説】”Chaka Khan / I Feel for You”

MASTER PIECE US出身の女性R&Bシンガーチャカ・カーンの1984年リリースのソロ・アルバム『フィール・フォ・ユー』です。 チャカは73年にファンク・バンドルーファスのリード・シンガーとしてデビューして人気を集めます。ソロ・シンガーとして78年にはソロ・アルバムをリリースし、81年のアルバム『恋のハプニング』は大ヒットとなります。 1982年にはライヴ盤『サヴォイでストンプ!』をリリースしてルーファスとの活動に区切りをつけます。 そして84年にソロ名義でリリ

【名盤伝説】”Earth, Wind & Fire / Faces”

MASTER PIECE USファンク・バンドのアース・ウィンド & ファイヤーが1980年にリリースしたアルバム『フェイセス』です。 R&B界で不動の地位を獲得していたアースでしたが、単なるファンクやディスコといったテイストから、よりアダルト・コンテンポラリーな音楽性への拡がりを模索していたようです。前作『I Am(黙示録)』に収められた「アフター・ザ・ラヴ・ハズ・ゴーン」などは、まさにAORの世界で、アースの新境地として評価されたと思います。 そんな評判に自信を持った

【名盤伝説】”Earth, Wind & Fire / Raise!”

MASTER PIECE USファンク・バンドアース・ウィンド・アンド・ファイヤーの11作目に当たるオリジナル・アルバム『ライズ (邦題: 天空の女神)』(1981)です。 前作『フェイセス』ではアースらしさを失ったと低評判だったことへの反省か??原点回帰のホーンをフューチャーしたダンスナンバーに曲調を振り切った作品のように感じます。メンバーの張り切りベーシストバーダイン・ホワイトがモーリス・ホワイトと共にクレジットされるなど、バンドの音楽性のバリエーションを増やそうとして

【名盤伝説】”Earth, Wind & Fire / Powerlight”

MASTER PIECE USファンク・バンドのアース・ウィンド & ファイヤーが1983年1月にリリースしたアルバム『パワーライト (創世記)』です。 前作『ライズ』(1981)からの「レッツ・グルーヴ」のメガヒットを受けて復活したと思われていたアースでしたが、単なるダンスミュージックではなく、もともと指向していたスピリチャルで宇宙的なテーマを深化させようと模索する中で、迷宮の扉を叩いてしまったような作品に思えます。 イラストはアースのアルバム・ジャケットとしては定番の

【名盤伝説】”Earth, Wind & Fire / Electric Universe”

MASTER PIECE USファンク・バンドのアース・ウィンド & ファイヤーが1983年11月にリリースしたアルバム『エレクトリック・ユニヴァース』です。 アースの代名詞だったホーンセクションがクレジットから消えた!!これは大ニュースとなりました。シンセサウンドも熟れ始めた時期で、ブラス・ストリングスの深みがあり拡がりのある合成音も耳に馴染み始めた頃とはいえ、生のブラス・セクションの迫力と魅力は決して失われていません。そんな中で、よりによってアースが・・・モーリスのサウ

【名盤伝説】”Philip Bailey / Chinese Wall”

MASTER PIECE USファンク・バンドE. W. & F.のツートップボーカルフィリップ・ベイリーが1984年にリリースしたメジャー発の2作目のソロ・アルバム『チャイニーズ・ウォール』です。 アースのリーダーモーリス・ホワイトと共にバンドを支えていたフィリップ。バンドが1983年にリリースした『エレクトリック・ユニヴァース』の不調をきっかけにバンドは活動を一時休止となり、それを受けて新たなソロ・アルバムの制作を始めました。 アレンジャーにはアースでお馴染みのトム・

【名盤伝説】”Maurice White / S.T.”

MASTER PIECE USファンク・バンドE. W. & F. のリーダーモーリス・ホワイトの唯一のソロ・アルバム『スタンド・バイ・ミー(放題)』(1985)です。 バンド休止期間にバンド・ツートップ・ボーカルのフィップ・ベイリーがソロアルバムをリリースしたことに刺激を受けたか受けないかw。自らがリーダーだったバンド活動中はソロ活動を禁止していた手前、自身のアルバム制作には躊躇していたに違いありません。とは言ってもバンド活動が無い中では、ソロで活動するしかありません。