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【名盤伝説】R&B / ソウル系まとめ

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1970〜80年代を中心にR&B / ソウル系、ダンサブルなアダルト・コンテンポラリー系のミュージシャンやアルバムを紹介しています。
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★”Lynda Dawn / 11th Hour “ (2024)

【SONGS】2024 私のnoteでは1970〜80年代の思い出の曲を中心に紹介していますが、年代問わずに出会った魅力的な曲について記事にしたいと思います。 昨日何気に聴いていたJ-waveから流れてきた時に、てっきりダイアナ・ロスの新作かと思ってしまいました。若い頃のダイアナにそっくりなシルキー・ボイスと懐かしめのアレンジがとても魅力的です。 リンダ・ドーン、UK出身のソングライターでUKソウル界でも詳細不明なのだそうです。ユニークなストーリー・テリングの要素もあり、

クィンシー・ジョーンズ、ブラック・ミュージック界の巨星が逝きました。彼の功績はアメリカの音楽業界には多大なものがありました。来日公演のインパクトは凄かったなと思います。ありがとうございました。R.I.P. https://www.udiscovermusic.jp/news/quincy-jones-rip

【名盤伝説】”Luther Vandross / Never Too Much” 真打登場 究極のメロウヴォイスを堪能しましょう。

MASTER PIECE US出身のR&Bシンガールーサー・ヴァンドロスのソロデビューアルバム『ネヴァー・トゥ・マッチ』(1981)です。 幼い頃から地元でシンガーとして活動し、プロダクションに所属して様々なミュージシャンの作品に参加していました。1974年にはUKグラマラス・ロックの大スターデヴィッド・ボウイのアルバムにバックアップ・ボーカルとして参加、75年にはブロードウェイ・ミュージカル「ウィズ」には自身の楽曲が採用されています。 その後、ダイアナ・ロス、ロバータ・

【名盤伝説】”Chaka Khan / I Feel for You”

MASTER PIECE US出身の女性R&Bシンガーチャカ・カーンの1984年リリースのソロ・アルバム『フィール・フォ・ユー』です。 チャカは73年にファンク・バンドルーファスのリード・シンガーとしてデビューして人気を集めます。ソロ・シンガーとして78年にはソロ・アルバムをリリースし、81年のアルバム『恋のハプニング』は大ヒットとなります。 1982年にはライヴ盤『サヴォイでストンプ!』をリリースしてルーファスとの活動に区切りをつけます。 そして84年にソロ名義でリリ

【LIVE名盤】”Chaka Khan / Stompin' At The Savoy”

お気に入りのミュージシャンとその作品を紹介しています。 1978年に初ソロアルバム『チャカ (邦題: 恋するチャカ)』や『Naughty』(1980)、『What Cha' Gonna Do for Me(恋のハプニング)』(1981)をリリースしてソロ・シンガーとしても人気を獲得したチャカ・カーンです。 そんな彼女のボーカリストとしてのキャリアをスタートしたルーファスを再結成して共演するライヴ盤をリリースします。それが今回ご紹介する『ストンピング・アット・ザ・サヴォイ』

【名盤伝説】” Chaka Khan / What Cha' Gonna Do For Me”

お気に入りのミュージシャンとその作品を紹介しています。 チャカは11歳の頃からシンガーとして活動し、高校在学時にモータウン黎明期のシンガー、マリー・ウェルズのツアーに参加するなど、その実力は早くから認められるところでした。1972年にファンク・バンドのルーファスに参加してから、彼女のボーカリストとしてのキャリアが本格的に始まります。 ルーファスでの活動を経て、1978年に初ソロアルバム『チャカ (邦題: 恋するチャカ)』をリリース。名匠アリフ・マーディンがプロデュースした

【名盤伝説】“Michael Jackson / Off The Wall”

MASTER PIECE 世界的なポップ・スターのマイケル・ジャクソンがレーベル移籍後初のソロ・アルバムとしてリリースしたのが『オフ・ザ・ウォール』です。 マイケルは兄達と共にボーカル・グループジャクソン5のメンバーとして1969年にモータウンから僅か10歳でレコード・デビューします。グループは人気を集めモータウンの看板ミュージシャンとして活躍しますが、アイドル路線に固執したモータウンから1975年にレーベルをCBSに移籍します。移籍に伴いジャクソンズに改称して、メンバーは

【名盤伝説】”Lionel Richie / Can't Slow Down”

MASTER PIECE モータウンのスーパー・スター、ライオネル・リッチーのソロ・アルバム『キャント・スロー・ダウン (邦題: オール・ナイト・ロング)』です。 ソウル・ミュージック界の超メジャー・レーベルのモータウンのスター・ミュージシャンのライオネル。コモドアーズのメンバーとして1974年にデビュー。81年に同じくモータウンの女帝ダイアナ・ロスとのデュエット曲「エンドレス・ラブ」の大ヒットを受けて82年にソロ・アルバムをリリースします。翌83年にリリースしたソロ2作目

【名盤伝説】”Diana Ross / Diana” CHICとの夢の共演。

MASTER PIECE モータウンの女帝ダイアナ・ロスの1980年リリース『ダイアナ』です。 コーラスグループのシュープリームス時代は言うに及ばす、ソロ活動を始めてからもヒットを連発してきたダイアナ。73年の「タッチ・ミー・イン・ザ・モーニング」やマーヴィン・ゲイとのデュエット「ユー・アー・エヴリシング」などは名曲ですね。 彼女の所属するモータウン・レコードにはマーヴィン他にもミラクルズからのスモーキー・ロビンソン、ジャクソン5からのマイケル・ジャクソン、コモドアーズか

【名盤伝説】“Earth, Wind & Fire / I Am” アルバム通して聴きたい代表的作品。

お気に入りのミュージシャンとその作品を紹介しています。ご存知、20世紀を代表するアメリカのファンク・バンドアース・ウィンド & ファイアーの1979年リリース『I Am (黙示録)』です。 EWFは1970年にシカゴで結成され、その後LAに拠点を移して翌1971年にアルバムデビューを果たすもののパッとせず、一度バンドは解散して72年に再デビューしています。人気のきっかけになったのは75年の『That's the Way of the World(暗黒への挑戦)』で同名映画の

【名盤伝説】”Earth, Wind & Fire / Faces”

MASTER PIECE USファンク・バンドのアース・ウィンド & ファイヤーが1980年にリリースしたアルバム『フェイセス』です。 R&B界で不動の地位を獲得していたアースでしたが、単なるファンクやディスコといったテイストから、よりアダルト・コンテンポラリーな音楽性への拡がりを模索していたようです。前作『I Am(黙示録)』に収められた「アフター・ザ・ラヴ・ハズ・ゴーン」などは、まさにAORの世界で、アースの新境地として評価されたと思います。 そんな評判に自信を持った

【名盤伝説】”Earth, Wind & Fire / Raise!”

MASTER PIECE USファンク・バンドアース・ウィンド・アンド・ファイヤーの11作目に当たるオリジナル・アルバム『ライズ (邦題: 天空の女神)』(1981)です。 前作『フェイセス』ではアースらしさを失ったと低評判だったことへの反省か??原点回帰のホーンをフューチャーしたダンスナンバーに曲調を振り切った作品のように感じます。メンバーの張り切りベーシストバーダイン・ホワイトがモーリス・ホワイトと共にクレジットされるなど、バンドの音楽性のバリエーションを増やそうとして

【名盤伝説】”Earth, Wind & Fire / Powerlight”

MASTER PIECE USファンク・バンドのアース・ウィンド & ファイヤーが1983年1月にリリースしたアルバム『パワーライト (創世記)』です。 前作『ライズ』(1981)からの「レッツ・グルーヴ」のメガヒットを受けて復活したと思われていたアースでしたが、単なるダンスミュージックではなく、もともと指向していたスピリチャルで宇宙的なテーマを深化させようと模索する中で、迷宮の扉を叩いてしまったような作品に思えます。 イラストはアースのアルバム・ジャケットとしては定番の

【名盤伝説】”Earth, Wind & Fire / Electric Universe”

MASTER PIECE USファンク・バンドのアース・ウィンド & ファイヤーが1983年11月にリリースしたアルバム『エレクトリック・ユニヴァース』です。 アースの代名詞だったホーンセクションがクレジットから消えた!!これは大ニュースとなりました。シンセサウンドも熟れ始めた時期で、ブラス・ストリングスの深みがあり拡がりのある合成音も耳に馴染み始めた頃とはいえ、生のブラス・セクションの迫力と魅力は決して失われていません。そんな中で、よりによってアースが・・・モーリスのサウ