子ねこがわが家にやってきたその17
たみ、まさかのねこに嫉妬
たみちゃんが、子ねこにやきもちを焼いていると気づいたのはどのくらいの時だっただろうか。最初はよくわからなかったけど、「えっ、これはもしかして、あのやきもち?」と気づいた。
今日はたみちゃんがねこにやきもちを焼くことについて記録しておこう。
2人きょうだいの言わば末っ子だもんね
そもそもたみちゃんは末っ子であり、それに加えて家族の中では太陽のようにその中心にいるような存在だ。そのポジションが今、子ねこが来たことにより崩れたのは否めなかった。
小さくて世話が必要な子ねこは、家族のなかで最も庇護しなければならない対象となる。当たり前と思っていた。
わたしの変化も、もちろんあった。
ねこさんに話しかけるとき、ものすごい声が高くなっていることに気がついた。これは、赤ちゃんに対して話しかけるのと同じようなかんじかもしれない。文章で表すのも気が引ける痛々しさ。恥ずかしながら、最近気づいた・・・・
たみちゃんにどんな状態が見られるか
まずは、顔。
ちょっとほっぺたを膨らませてこちらを見る。
目はいちおう笑っているんだけど、満面の笑みではない訴えかけるようなかんじ。
「おかあさん・・・」と言って手を引っ張ったりするが、何も言わない。
次に、行動。
・やけに抱っこをせがむ。
学校で何かあったときも抱っこする機会が増えるが、子ねこにやきもち焼いている時に抱っこをせがむ。
そして、猫になる。
たみちゃん自身が、ねこになる。こぶしをドラえもんみたいにグーにして、お腹をごろんと上に向ける。そしてなぜか、かたことでこう言う。
「ワタシハ、ネコダヨ・・・」
無理がある。
たみちゃん、本気で猫になりたいなら柿沼しのぶさんという素晴らしいお師匠様がいるよ。
きみが飼いたかった猫でしょうに・・・
たみちゃんが飼いたいと切望していたねこに、まさかやきもちを焼くなんて想定外だった。
わたしはたみちゃんに、家にいる時は思う存分リラックスしてほしいと思っているため、猫に変身したらそれなりに「よしよし・・」となでている。
おにいちゃんは焼きもちやいたことあったのか?
たみちゃんが生まれたとき、おにいちゃんは4歳。
おにいちゃんが一生懸命話しかけてくれていたのに、私は赤ちゃんばかりに気がいっているため生返事ばかりしていた。
その時義母から「おにいちゃんのことも聞いてあげなさい」みたいなことを言われて、初めて気がついた。たしかにわたしはおにいちゃんの話すこと聞いてあげられてなかった。
おにいちゃんはたみちゃんが生まれて焼きもちやいているようには見えなかったけれど、本当はどうだったのだろう。
ちなみにおにいちゃんは、ねこになんの嫉妬もしてないようだった。中学生でもあるし、たみちゃんが生まれた時にもう経験した?ことだからかな。
忘れていたがもう1人、子ねこに嫉妬していたヤツがいた・・・
それは、眠田権左衛門(ねむたごんざえもん)。
彼は、おにいちゃんのしもべとしてわが家に召喚されたぬいぐるみ。
ただのぬいぐるみではない。
脱力系なのに姿勢矯正能力を持ったハイスペック・ヌイグルミだ。
眠田についてはこちらに↓
子ねこが来る前、
眠田にはそれなりの存在感があった。
家族、とりわけお兄ちゃんがピンチの時、眠田は大活躍していた。
そしてたみちゃんの遊び相手でもあった。
ある時はたみちゃんがおんぶしたり、またある時は車に乗せてドライブしたり(下の写真)、最終的に彼は「生きている光」を放つまでとなっていた。
見ていただきたい、この、車に乗って嬉しそうなごんざえもんさんを・・・
それが、気がついたら最近、目が死んでいる。
怒ってる・・・???
そんな眠田にねこが近づく。
眠田突然の反撃・・・
眠田からぎゃふん攻撃されているねこさんだが、最近は一緒に眠ることも増えてきており、眠田はそれなりに乗り越えたのかもしれない。