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子ねこがわが家にやってきたその10
ねこさんを動物病院に連れていくことになったわたしたち。
はじめての動物病院で、スタッフの人がちょっとこわい。
これからどうなるのこわいこわいー。
「診察室へ入ってもらえマスカーッ?」
スカーッ スカーッって、切れ味良好。キレてるー!!!
この時長州小力を思い出せていたら、私はにこやかでいられたに違いない。
「入ってもらえマスカーッット?」て言いたいのか?
もしそうだったらさ、そう言ってください・・・。
わたしは悟った。
このキレている人こそが、獣医なのだと。
動物病院の先生なのだと。
HPに、獣医の写真がアップされていたが、
たしかによく見たらその人なのかもしれない、のだが、
同一人物とわからないほど、写真の雰囲気と実物が違うのであった。
ここまで違うって、カメラマンさんはいい腕してると思う。
ここはバッターボックスに立って、バットを振る。
丹田(下っ腹)に力を入れて、低い声でゆっくり言う。
「初めてなんでね。わからなかったもんで。」
「・・・」
一瞬その人、止まって動かなくなった。
しかし、次の瞬間から落ち着いた対応になった。
除霊されたの!?たった今?
それとも我に返ったの?
「今後のねこちゃんのこと、どうお考えですか?」
「検査は・・・・」など
あまりにも普通になってて、今度はこちらが何も言えなくなってしまう。
たみちゃんが代わりに答えてくれていた。
たみちゃんこういう時、尊敬する。
たみちゃんはわたしから生まれた子だけど、わたしとは別の個体なんだよなと心底思う。
採血だいじょうぶ?
ねこエイズにかかってないか、白血病になってないか、血液検査をするという。
「採血を見るのが苦手であれば、出て行ってもらってもかまわない」と言われる。好きじゃないけど、ここにいなくてはと思った。
1回目、注射針をねこの首に刺す。
っっっ、あれれ?
ちょっと待って、注射針、90度に曲がってるー!?
全然血、取れてない・・・
うそ?大丈夫?
そんなことあるのでしょうか?だれかおしえてください。
わたしの個人的なイリュージョンだったのかもしれない。(もう意味不明)
あ、先生どっか行った。あ、新しいの持ってきた。
2回目の採血は、ねこが「にゃーー」って泣いた。今度はきちんととれていた。
他にも検査をしたが、特になにもなかった。
よかった。
推測するに、たぶん、すぐに捨てられてからすぐに拾われたようだ。
来月ワクチンを打つと言われたが、この病院では打たないことにした。
動物病院いろいろあるね
口コミに期待しすぎない・病院に期待しすぎないようにしよっと
わたし、この動物病院に対してもともとの期待値が大きかった。勝手に期待しすぎてイタネ。
あと、小さな命を前にして心の余裕がなかったなと思う。
動物病院に限らず、なんだけど・・・
特に、初めましての時
いつもそこにいる人たちにとっては「それはないだろう」、「あり得ない」言動」を取ってしまう人がいたとしても、それは悪意とかではなく、本当にわからない、知らないということもある。可能性として。
お互いにひと息ぶんの余裕があればいいんだろうなあ。
どちらかがイライラをぶつけてきたとき、「アタシそれは受け取りません」とするりとかわせるようになれたらどんなにいいだろう。
先生も人間だから、体調が悪いときもあれば、プライベートで事件が発生することもあるかもしれない。
病院は不安な気持ちで来る人も多くいるから、それを汲み取ってくれる先生に出会えたらそれはすごいラッキーなことなんだろうな。
言うて、いろんな先生、いろんな患者さんがおることは事実だね。
もし、自分にとってあわなければ、通り過ぎよう。(通り過ぎることができる患者側でよかったのだ)
とにもかくにも、うちのねこさんが、病気がなくてよかった。
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