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本屋さんに行ってきた!

定期的に行く書店がある。
新しい本、何が出ているのか見るのも楽しみだし、
そこから時代の潮流を感じとるのもいい。

あらかじめチェックしていた本をこの書店で購入したり、
その場でいいなと思った本を購入したりします。

Audibleもいいけれど、手に取り読みたくなる、
そんな本さんたちをご紹介。


見かけたら集めてしまう台所関係の本

書店に並んでいたらどうしても手に取り購入してしまう類の本。どの台所もその人が出ていて素敵。その人の本棚を見させてもらうような、そんなかんじ。

私にとっての心地よい台所とは。
・取り出したいものがすぐに取り出せるコックピットのような空間で、
・私が選んだ精鋭たちが集いスタンバイ、
・そしてその空間は時間を忘れて集中できるスペース。禊の場。
・欲を言えば、窓から緑が見えたらもう最高。
・欲をもうひとつ、お皿などを置けるスペースが充分にあること。

実はこれは、私の実家の台所。
昔の調理台なので、高さは80センチあるかな?くらいでちょっと低い。
私が巨人になったようでそれもいい。

子どもの頃はガスオーブンでチーズケーキやクッキー、シュークリームを作っていた。

春夏秋冬の野菜や果物を思う存分使った料理やお菓子を家族が食べてくれるのがとても嬉しかった。

家族でおばあちゃんの介護をしていた時は、自分が使える1時間で6品くらい「まごわやさしい」系のお料理を作った。おばあちゃんの髪の毛が黒くなってきたのを発見したときは、とても嬉しかった。食べているものでからだはつくられると、こんなに目で見てはっきりわかった経験はなかった。

ビールを飲みながら父と一緒にご飯をよく作っていたこともあった。(魚は下ろせるかどうか怪しいし、作っていたのはいたって普通の料理です。)

あの台所での思い出は私にとっては宝物。
台所にくれば、心が落ち着く。台所の本が定期的に出る理由は、それを手に取る人がそれぞれの台所ストーリーを思い出し、また他人の台所を見ることによってその物語を想像するところにあるのではないかと思う。もちろん、これから家を建てる人や引っ越す人などには、自分らしい台所をつくるヒントにもなる本だと思う。

そう。台所の本て、想像が膨らむんです。
かけられている調理器具ひとつにも、いろんな思いを馳せてしまいます。


台所本コレクションのいくつか

この本のなかで一番印象的だったのは青木さやかさんの台所。素敵でした。
青を基調としていてスタイリッシュ。
青木さん自身もまた、素敵で。
(お笑い芸人やっている時の印象が強かったため、こんな表情されるのかとちょっと思った。)

美しく年齢を重ねた顔だった。
私も青木さんのように年を重ねていけたらなと思った。


知る人ぞ知る 西尾パソコン教室の本

Excelは学生の頃からやっているからずいぶんとなるけれど、基本的なことがかなり抜け落ちているような気がしてMOSを受けてみようと思った。

私は「Excelできます」と言えない。
メインは大量データのコーディングシートとして使うくらいだったから。
だから今、ある程度のところを証明できるものを取っておきたいと思うようになりました。私のエクセル知識のでこぼこをなくしたかったのです。

そう思ってYouTubeで適当なもの(適当とはそれすなわち、適切かつ妥当という意味)を探していたら、西尾パソコン教室の動画が出てきた。

めちゃくちゃわかりやすいのだけど、最初はその話し方のクセの強さに動画を見る間隔があいてしまった。喋り方が、普通のかんじではない。

しかし今は、もう西尾パソコン教室の動画じゃなくてはダメになっている。
完全にハートを奪われました。
声優さんのような声です、先生。
YouTubeで素敵な動画を提供して下さった先生のご著書を買いたいと思った次第なのであります。

ちなみに2倍速にすると普通の声になります。
2倍速で聞いて、たまに普通の速さに戻すと「ああ、先生!」と思慕の念がわいてくる。

最後にこれ言いたい。西尾先生! と思ったら黒野先生だったっていうこと。ずっと西尾先生だと思ってた。

宣誓!先生、オラがんばります!

尾石晴さんの 待望のエッセイ


尾石晴さんの何を最初に好きになったかって、それは声。そしてボイシーで話される内容。

彼女の周囲5mには常にさわやかな5月の風が吹いている。イメージは宝塚。

ボイシーでは時にばっさばっさと切り倒していく場面に遭遇したり(晴さんは森の木こりではありません)、私だったらそこは行かない、行けない、切り込めないと思うようなところへ行き(晴さんは川口浩探検隊員ではありません)彼女なりの切り口で表わしてくれる時、自分なりの深い気づきがある。そのことで目の前がクリアになった人って私だけじゃないはず。ここが晴さんの、たくさんある魅力のひとつ。

普段クールな晴さんが(勝手な想像)たまにお子さんのことを話すとき、お子さんへの愛情がその声からこぼれていて、そこがまたほっこりするかんじなのです。

そんな晴さん初のエッセイ本。
ボイシーで聞いた内容もあり、それを活字にして読むとまた違った趣になる。(ボイシーもおすすめ。)

仕事だったり子育てだったりいろんなものを抱えて日々生きていると
何とな~くもやっとしたモノが出てきても

最初はとても小さいものだったりして、それが何か気がつかないこともあれば、何とな~くわかっていても無視したりやり過ごしてしまうことがある。
まずは目の前の現実に対処していかないといけないから。
でもそれは確実に、ちょっとずつ堆積していく。

雪だるまみたいに大きくなる前に、
ある日突然棚から落ちてくる前に、

まずは 「もやっとしたもの」 や 「いろんなからまり」があるんだ!と自分のなかのサイレントボイスに気がつくことができたなら、さらにそれらを自分から切り離して ときほぐしていけたなら、どんなにいいだろう!!

そしたら私の周囲5mにもさわやかな風、吹くんじゃなかろうか!
身も心も軽くなる!そのヒントをくれるのが今回のエッセイ本。

一番印象に残ったのは、夫さんの話。
ネタバレになってもよくないのでここには書きませんが、山に登りに行くそのへんの話のくだりが最高にいいかんじ。夫さんの周りにも確実に、さわやかな緑の風が吹いている。

↑ 川口浩探検隊をご存知ない方のために。バッキ―木場のナイスなナレーション。しかし私としては西尾パソコン教室の黒野先生編もお聞きしたい。私はピラニア編が記憶に残っています。


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