日々の大切な習慣 「おはよう」と夜の牛乳コーヒー
特に大切にしてきたという意識はなかったのだが、習慣になっていてよかったかなと思うことがある。
ひとつは家族内での朝の挨拶。
喧嘩をした時も、勇気がいるし悔しいが、とりあえず「おはよう」というようにしてきた。
思春期の不機嫌な時代の子どもたちも、すっごく不愉快そうに、そして顔も見ずに、それでもボソッと「おはよう」と言っていた。
そんなに嫌かね、まったく…と呆れるくらいだったが、それぞれ社会人になって家を出るまで朝は「おはよう」と言っていた。
そしてもうひとつは夜の牛乳コーヒー。
牛乳にインスタントコーヒーを入れるだけのもの。
冬は温めて、夏は冷たいまま。
カフェオレというよりほぼ牛乳。時々砂糖を入れて甘くすると、家族みんな「わっ、おいしい〜。」と喜んでいた。
みんなが夕食も入浴も済んで一段落する頃、出していた。
出すのが少し遅くなると、
「今日はコーヒーないの?」
と誰かが聞いてくる。
みんなで一緒に飲む時は会話も弾む。
それぞれ部屋にこもっている時も持っていくと嬉しそうにしてくれるし、少し会話もする。
飲み終えるとカップを持ってくるのでその時もまた話ができる。
「おはよう」も夜の牛乳コーヒーも大した労力もなかったのに、ちょっと話すいい時間を作り上げていた。
今は夫と2人。
今朝もいつも通りお互い眠そうに「おはよう」を言った。
そして
「明日も暑そうだよ。」
「今日の会社の大掃除はきつかった〜。」
そんなことを言いながら、さっき夜の牛乳コーヒーを飲み終えた。
大切になった習慣。