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私の座っていた椅子が崩れた時のブラジル人の反応がわかりやすいし気の毒だった
短期留学中のハプニング。
寮の椅子を壊してしまったこと。
同じ寮でクラスメイトのホセの部屋に行くことになった。
宿題のことか何かだったと思う。
同じくクラスメイトのジョアオも一緒だった。
ジョアオはホセと同郷。
3人ともノンネイティブなのでそれなりに言い換えやらジェスチャーで頑張って英語で話していた。と思う。
勧められた椅子に座って笑った時、
バキッ
え!
なんと私の座っていた椅子の脚一本が見事に折れたのだ。
私は右側にバランスが崩れるのを感じながらもなんとかおっとっとという感じで崩れた椅子の上に斜めに座ったままだった。
その構図がすでに笑える。
立ち上がるのに手を貸してもらえたがホセの目は同情を表しながらも鼻は笑ってる。
ジョアオは遠慮なく横で声を出して笑ってたし。
私も笑いたい。
しかし私の方は椅子が壊れたことを理解して顔が熱くなるのがわかった。
恥ずかしいやらおかしいやらで。
「えー…」と「ソーリー」しか言えなかった。
そんな必死な中にも、頭の中では英語で言わなきゃという冷静な自分もいて、ちょっと「Oh」なんて言ってみたがどうも気持ちが入らず客観的な気がした。
うーむ、さすがノンネイティブ。
私はもうSorryを繰り返すばかりだった。この言葉には一所懸命気持ちを込めた。
でも困っていたのはホセたちも同じだった。
ホセは笑いを必死でこらえながらも
Are you ok?
と聞いてくれていたし、寮の椅子の残骸も気になるし、私のフォローもあるし。
It’s old. It’s old. It’s old…You don’t have to say sorry….
今でもこの言葉はリフレインで思い出す。
もし今後私の目の前で誰かの座っている椅子が崩れたら私もこの言葉でちゃんとフォローできる!
鼻がヒクヒクしているホセの顔も、ジョアオがツボにハマったのかずっと肩で笑っていたのも思い出せる。
斜めに座っている私の姿も想像できる。そりゃ笑えるわ。
ホセ、ジョアオ、きっとあのあと2人になって母国語でその話を振り返って笑ったよね、didn’t you?
こんな時うろたえたりフォローしてくれるのは一緒なんだなあと思いました。咄嗟の表現ってなかなか出ないです。
そしていろいろやらかしたなあと懐かしいです。