手紙
2、3日前の夜、夫が帰るなり
「おじさんから手紙が来てるよ。」と封筒を手渡してきた。
え、なんやろ。
中を開けると、手紙とメモリが入っていた。
昔の写真とのこと。
私たちのもだが、父母、祖父母、親戚などのが入っているらしい。
そろそろ断捨離を始めているが、写真だけは勝手に整理しづらくてデータにしたとのことだった。
なんだか少し淋しい気持ちになった。
そうか、そうなんだ…。
そして一昨日、家に帰ると、今度はテーブルの上に、私宛の別の手紙が置いてあった。
文字を見てすぐに誰からかわかった。
大学の友人からだった。
すぐに開けるのをためらった。
入浴を済ませてからにしよう。
入浴を済ませると、今度はお菓子も食べて一息ついてからにしよう。
と、またさらに引き延ばした。
さて、内容は
「いつもLINEなのでたまには手紙もいいなと思って。」
ふー、セーフ
勝手にホッとした。
最近は子供の頃とかいろいろ思い出すというようなことが書いてあった。
そういえば私も遠い夏休みのことを最近思い出していた。一緒やなあ。
みんなで一泊旅行とか行きたいねと締めくくられていて、うんうんと頷いた。
立て続けの手紙。
今は特に重みを感じる。
だから開けるのをためらったり、覚悟を決めて開封したりする。
この休みは手紙を書こう。
叔父と大学の友人。
そして中学の友人。彼女とはいつの頃からか、ずっと手紙のやりとりだ。メールアドレスも知ってるんだけどなあ。
さて問題は私の文字。
メモ以外あまり手書きをしなくなっている。
時々急にコントロールがきかず、右にクイッと上がりすぎたり、線を延ばしすぎたり。自分でも笑ってしまう。
それでも丁寧に書こう。
私の文字に苦笑いする相手の顔がもうすでに思い浮かぶ。
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