四間飛車vs左美濃

 将棋ウォーズの達成率70%→56%へ急落しました。タンポポです。直近4連敗したのですが、全て経験の少ない戦型になってしまったのが原因だったかなと思います。

参考文献「堅陣で圧勝!対振り銀冠穴熊」増田康宏 著

①分岐点

後手の作戦は大まかに2つ

 後手は①△4三銀~△5四銀or△4四銀か、②△4五歩という2つのルートがあり、上図はその分岐点です。先手はここから角道を止めずに駒組みをしていきます。

②4三銀型

組みあがり図

 上図以下、▲8六歩△7四歩▲8七銀△8四歩▲7八金△7三桂▲6六角(下図)

意表の▲6六角

 こちらは「角道を止めたくない→▲7七角を上がらないと囲えない→上がると△6五桂がある→仕方なく▲6六歩を突く→争点ができて振り飛車に主導権がある」という将棋になりがちでした。

先手作戦勝ち

 上図が組みあがりです。先手は銀冠穴熊、後手は銀冠を目指して駒組みをしていきます。4三銀型のデメリットとして、居飛車側が角道を止めないと発展させづらいというものがあります(△4五歩には▲3三角成)。

 四間飛車4三銀型からはうまい打開策がなく、銀冠穴熊までなんなく組むことができるでしょう。

③3二銀型

3二銀型の△4五歩

 これには▲3三角成△同銀▲8八玉△7四歩▲8八玉(下図)とすっきりさせてしまうのが良いでしょう。

角が負担にならない

 角交換をしたことで、▲8八玉と上がることが可能になりました。角道をケアするために▲6六歩をついて上図。以降は銀冠を組んで悪くはないでしょう。

 

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