
40度のぬるま湯作りから、気づいたことは料理温度計が便利アイテムだということ
こんにちは BOKUです。
最近のパン作りの中でドライイーストは30〜40度のぬるま湯の中に入れることで一番よく活性することを知りました。でも30〜40度のぬるま湯の作り方が分からない。
温度を測りたくなって買いました!
「ThermoPro(料理温度計)」。
さっそく測っていきたいと思います。
シンプルに水にお湯を混ぜてぬるま湯を作る
お湯と水を混ぜて30度〜40度のぬるま湯を作ります。

まず、水道水の水の温度を測ると11度でした。
計算式によると、10度の水100mlにお湯50mlを加えると、40度になると書いてあったので、その通りしてみます。

38.8度になりました。計算上は40度ですが、逃げていく熱(ロス)もあるので、予想通りの結果です。

パンを作る時は1回あたり水180ml使うレシピで作っているので、180mlのぬるま湯を再現しました。
無事120mlの水(水温11度)に60mlを加えることで39度のぬるま湯になりました。
季節によって、水温は変わる。ということは
水温は季節によって変わります。東京都の水道局の図を参考にすると、冬季間は10度前後、夏時期は20度〜25度と季節によって水温の変化があることが分かります。


水温を20度にして、夏場の水道水の水温を再現してみました。
水温10度の時と同じように、120mlの水に60mlのお湯を加えると、47.7度のぬるま湯になりました。
この温度のぬるま湯は温度が高すぎて仕込み水には適してなさそうですね。測ったことで、目で見て確認できました。
季節によって、水温は変わる。ということは季節によって適したやり方も変化するということですね。
そもそも仕込み水は、生地を目標のこね上げ温度にするために、調整するために重要な要素。その時の条件(室温、粉の温度、こね方、時間)から、水の温度で調整させるという役割を担っています。繊細な要素でした。
「こね上げ温度とは?こね上げ温度の違うパンを比較してみた」の記事を見て、一つ学びました。また仕込み水の温度の計算方法が示されていました。
ここでは、仕込み水の温度を求める計算式を説明していきます。
仕込み水の温度を求める計算式は、下記。
3×(こね上げ温度-摩擦係数)-粉温-室温=仕込み水の温度
*摩擦係数とは、こねによる摩擦で変化する温度のこと。
ミキサーなどの機械ごねは6~10℃、手ごねなら-5~3℃の間を目安に。
機械や手のひらの温度、こねる時間によっても変わってきます。
目標こね上げ温度…27℃摩擦係数(機械ごね)…6℃
粉温…29℃
室温…26℃
仕込み水を求める計算式に当てはめてみると、
3×(27-6)-29-26=8
となり、水温8℃の仕込み水を用意するとよい、ということになります。
電子レンジのおまかせモードは、適量で使うもののようです。

おまけに、電子レンジのおまかせモード(目安50度になるモード)を試しました。まず180mlの水(11度)をおまかせモードであたためると47.8度になりました。

一方で100mlの水(11度)をおまかせモードであたためると62.3度になりました。少量には対応していないことが分かりました。やけどのおそれもあるので、注意が必要です。
まとめ
今まで感覚で行ってきたことを、料理温度計を使ったことで目で見ることができました。しかも料理温度計は瞬時に温度を測ってくれる便利アイテムだったのでスムーズに温度を測ることができました。
ドライイーストを活性させるためにも、30〜40度のぬるま湯を簡単に作る方法がないかな〜と思い、楽にぬるま湯を作る方法を見つける予定でしたが、そもそもパン生地の温度を調整するための仕込み水ということを、この記事を書いている過程で気づきました。
最終的に料理温度計で測るのがベストな方法だという結論にたどり着きました。
最後まで読んでくれてありがとうございます!
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