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親が子どもに与えるべきは「目標」ではなく「情報」

こんにちは BOKUです。
『「やる気」を科学的に分析してわかった小学生の子が勉強にハマる方法』を読みました。
4つに分類された「やる気」について漫画を交えながら話が展開される構成だったため、スキマ時間の読書でも数日で読み切れるくらいサラサラと読み進められました。また著書に書かれている内容が自分の子どもにも当てはまることが多く参考になりました。今回は僕の中で特に心に留めておきたい考え方と取り組みについて触れていきます。


親も子どもの前で勉強しよう

まずは、反省から。
思い起こさずとも、仕事から帰宅して、ほっと一息をつくときに、ついついスマホを触っている自分の姿が目に浮かびます。それを見ている子どもはどうかというと、タブレットやyoutubeを見ている。
そういえば、子どもが面白そうなゲームを見つけてきて、子どもと一緒にタブレットのゲームを楽しんでいたら、子どもは毎日飽きるまでずっとそのゲームばかり。親子共々どっぶりはまっていたな・・と思い当たる節があります。

たとえ、子どもが寝ている時間に、親が読書したり勉強していたとしても、
子どもが見ている親の姿がスマホを触っている姿だったら、子ども視点では大人は家では好きなこと(スマホばかり)をしている。になっています。
子どもは親の姿や行動をよく見ています。そして子どもは親の行動を真似します。現状を変えるなら、先に変わるのは大人です。

文中の「親が勉強している姿を見せるのは、お子さんを勉強好きにする有効な方法」の部分では、僕の行動を省みるところがありました。

子(人)の振り見て我が振り直せですね。


知識不足を補うことが重要

「何のために勉強するのか?」について
子ども自身が勉強すべき理由が見えていると、今している勉強に「やりがい」を感じ、目標に向かって頑張るエンジンになります。(Reason)
つまり、勉強する子になります。
反対に、親が「あーだこーだ」「勉強しなさい!」と言ってもしません。

それなら、子どもに目標設定をさせればいいのでは?
これが難しい。大人であれば、ゴールから逆算して、途中経過となる目標を設定することは日常的にしていることです。
例えば、次の日いつもより早く家を出発しないといけないだったら、何時には朝の支度をして、そのためには何時には起きて、また夜のうちに準備できるものはあれとこれ。と言ったふうに、予定(途中経過の目標設定)を立てます。
仕事では、タイムマネジメントに当てはまることと思います。

しかし、子どもはゴールから逆算して、途中経過となる目標を設定することは苦手です。その違いは、子どもは親に比べて圧倒的に経験不足だからです。

子どもが目標を立てられないのは「経験不足」とそれによる「知識不足」によるもの。「お子さんが自分で目標を立てられるようになるためにはまず知識不足を補うことが重要」だと筆者は言っています。

ここに、学びのポイントがありました。

またキッザニアのような場所で職業体験をしてみたり、お出かけには科学館や博物館で遊ぶことを本の中ではおすすめしてありました。
実際にやってみて、好きな仕事を見つけたら、その仕事に就くためにはどうしたらいいか考えるきっかけになります。科学館や博物館で、興味深いことに出会ったら、「なぜ?」が生まれます。

親がまず子どもに与えるべきは、抽象的な目標ではなく、具体的な情報や体験。知識不足を補うことで、子どもの視野はどんどん広がり、解像度が高くなっていくものだと思います。

親のできることは、子どもに「わ!え?これなに?なぜ?」の世界につれていくことですね。

子どもは基本的に自分の成長には気づかない

最後に、読んでいた中で新鮮だった内容が、

子どもは基本的に自分の成長には気づきません。昔解けなかった問題が解けるようになっても、最初から解けていたと思い込みがちです。
親がお子さんの成長をできるだけ探し、指摘してあげることが必要です。

『「やる気」を科学的に分析してわかった小学生の子が勉強にハマる方法』より

子どもは自分の成長に気づかない。のところです。
「え、こんなことできるようになったんだ!」
「ちょっとこの前までできていなかったのに」
と親が気づいたことは、気付いた瞬間に子どもに言葉で伝えること。

できないことができるようになったのだから、それは本人が一番わかってるものだという認識が誤りで、実は本人は全然自分の成長に気づいていない。
客観的に見ている周りの方がよく気づくものかもしれません。
親の心のなかだけで、子どもの成長を噛み締めていて、言葉にしていかないのは、本当に勿体ないことです。

まとめ

親が子どもに与えるべきは「目標」ではなく「情報」をタイトルに進めてきました。
1.親が子どもの目の前で勉強する姿を見せること
2.職業体験できる場所や、科学館や博物館を遊び場に一緒に行くこと
3.子どもの成長に気づいたら、言葉にすること

親の理想を子どもに押し付けたり、「目標」を親が決めるのではなく、
情報(親がこうなってほしいという願望はこっそり含んでもいいと思う)を与えて、情報を得た子ども自身が、どう考えるかが大事だと思います。

以上

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