「クリンネス」と「クレンリネス」の違い【福祉施設の現場から】
お会いできて光栄です
けんです
障害のある人が通う、生活介護事業所で働いています
今日は、「クリンネス」と「クレンリネス」の違い【福祉施設の現場から】と題して、
私の掃除についての考え方などを書いてみようと思います
と書き出してはみたんですが
私、掃除は苦手です
苦手なんですが、前職・前前職で
「なぜ掃除が大切か」をしっかり教えられてきました
職種が変わっても、掃除が尊い仕事であるという感覚は変わっていません
私の考える「掃除のいいところ」
①「危険を予防できる」
荷物があって車いすが通れない
落ちているものにつまづいて転んでしまう
といった危険にいち早く気づくことができるのが
掃除のいいところです
また、特定の物や行動に強い思い入れのある人にとっては
「あるはずの場所にない」
「ないはずの場所にある」
という状況が極端に苦手な人もいます
不安や苦手な気持ちをわかってもらいたくて、自分や他の誰かを傷つけてしまうケースもあるので、整理整頓も含めた掃除を大事にしています
②「結果的に仕事がはかどる」
いつもの場所にいつもの物があれば、探す手間が省けます
汚れがたまってしまう前に掃除をすれば、時間もエネルギーも消費が少なくて済みます
まとまったタイミングで大掃除をするのも素敵なことですが、
見えるところは定期的に掃除するようにしています
「クリンネス」と「クレンリネス」
言葉として知っている人もたくさんいると思います
「クリンネス」
掃除などの行動そのもの
職員の目線から見て ⇒ 仕事としての掃除、汚れた場所をきれいにする
「クレンリネス」
きれいな状態が続いていること
ご利用者さんの目線から見て ⇒ きれい、きもちいい
ざっくりとこんな感じで理解しています
業務として「クリンネス(自分たちの掃除の内容や分担)」をしっかりマニュアル化し、
施設の目標として「クレンリネス(ご利用者さんに快適な環境を提供する)」が行き届いていることを大切にする
という感じでとらえてもらって大丈夫だと思います
とはいえ、現実は…
頭ではわかっていても、
「そうもいっていられない現実」は必ずあります
私もそんなことだらけです
・掃除の途中で別な用事を頼まれた
・片付けの最中にご利用者さんが急変した
・ご利用者さんの対応中に荷物が届いた
などなど
介護は人間同士のやり取りですから、当たり前のことです
何が正しい、間違っているの話ではなく
できないときは職員同士でサラッとカバーし合うことも含め
掃除をする人がいるから気持ちよく使うことができる
という事を共有することが大事かな
と思っています
※昨日、仕事納めだったにも関わらず、ご利用者さんと一緒にしていた折り紙を片付け忘れて帰ったことは内緒にしておいてください
それでは今日はこの辺で
ありがとうございました
また会う日まで