クレアール&CPA生の振り返り~2022.12月短答編~
【導入】
もう2-3年も前の話ですが、試験勉強が一旦落ち着いたのでこれまでの振り返りをしようと思います。
まずは短答期からです。
短答期はクレアールメインで乗り切りました。
私は2021年6月の日商1級に合格して半年後の2021年12月から会計士講座の受講を開始。
ちなみに会計士講座で最初にクレアールを選んだ理由は圧倒的な安さです。他の要素は全く考慮していません。
社会人受験生であり、家事と育児もやる必要があったため、あまり時間が取れない想定だったので2023年12月短答を目標としていました。
結果としては1年早い2022年12月の短答に合格しました。
ちなみに私の得点率は71.6%(合格ライン71%)。
【財務計算】
(使用教材)
基礎テキスト&問題集
連結テキスト&問題集(基礎、応用)
企業結合テキスト
(やったこと)
講義は個人的に聞かないと何となく不安になるので一通り全て見ました。
連結(基礎&応用)は、マジでテキスト読んでるだけだったから全然意味なかった。
企業結合は、劇的なわかりやすさはないけど解き方は分かるようになると思った。
個別論点は、あんまり覚えてない。
講義を一通り見終わった後は、テキスト例題と問題集を回転させました。
ペースとしては個別論点と構造論点それぞれ月に1回転くらい。
【財務理論】
(使用教材)
基礎テキスト
応用テキスト①②
補講テキスト
一問一答(LEC)
(やったこと)
こちらも講義は全て見ました。
単なる読み上げではなかったですが、わかりやすいかと言われるとそうでもなかったと思います。伝統論もほとんど触れていませんし。
講義を一通り見終わった後、最初はテキストの読み込みをしていましたが、イマイチ頭に入らなかったので一問一答⇒テキストに戻るという形に変えました。
結果的には一問一答を何とか1回転させるのが限界で、暗記はおろかテキストの読み込みも出来ず、本試験ではほぼ計算の知識だけで戦いました。
(スピーチ?そんなものは知らん…。)
【管理計算】
(使用教材)
基礎テキスト①②③(CPA)
基礎問題集①②(CPA)
(やったこと)
最初はクレアールの教材で進めようと思ったので、講義も一通り見ました。
講義はほぼテキストの読み上げだけだったので全然意味なかった。
衝撃だったのは内容の理解ではなく、解き方を丸暗記させようとしていたところ。
解き方も良いけど、まず内容でしょと思った。
日商2級の標準原価計算でシュラッター図に「ひじき」と書いて解いたことを思い出した。
テキストも見づらかったので、CPAのテキストと問題集をメルカリで調達しました。
その後はCPAのテキストを全範囲1回転(例題も解きつつ)させて、CPAの基礎問題集を回転させてるだけでした。
ペースとしては基礎問題集の①と②それぞれ月に1回転させるくらい。
【管理理論】
(使用教材)
原価計算基準原文
基礎テキスト③(CPA)
一問一答(LEC)
(やったこと)
計算の全範囲終わった後に開始しました。
最初は原価計算基準の読み込みをしようとしましたが全く覚えられる気がしなかったので、一問一答⇒原文に戻るという形に変えました。
原価計算基準はプロ簿記のサイトで内容確認を時々してました。結構わかりやすくて、頭に残ったので良かったかなと思います。
最終的に一問一答は3回転くらいさせました。
【企業法】
(使用教材)
基礎テキスト①②
一問一答(LEC)
(やったこと)
講義は全て見ました。
強弱付けて分かりやすく説明してくれたので、他の科目に比べると内容は良かったです。
ただテキストの誤植が結構多かったと思う。
講義のあとは、テキストの読み込み⇒一問一答の流れで進めていました。
...が、イマイチ定着しないし進みも遅いので、一問一答⇒テキストに戻るという形に変えました。
こっちの方法のが良かったけど、最初にテキストの読み込みをしたことで全体的な内容をある程度理解出来ていたこともプラスに働いたような気はする。
こちらも最終的に一問一答は3回転くらいさせました。
【監査論】
(使用教材)
基礎テキスト
(やったこと)
講義は全て見ました。
個人的には結構わかりやすかったので講義自体は良かったと思います。
ただ、令和5年の論文で出た監査の必要性とか、かなり軽くしかやらなかった記憶があるので網羅性はイマイチなのかなと思った。
夏ごろに一旦講義を全て見た後はほぼ手つかずで、本格的に着手したのは10月下旬頃です。
一問一答を使わずにひたすらテキストの内容を覚えていきました。
【答練・公開模試】
(使用教材)
クレアールのみ
(やったこと)
配信タイミングに合わせて全て受けました。
期限内に提出もしましたが、受験者数が少ないので基本的には自分との戦いだった気がします。
結果は基本良くなかったと思いますが、受けた時点で終わってない範囲が多い部分もあったので全く気にしませんでした(特に理論科目)。
復習はしたかったんですが、時間が無かったので結果的に解き捨てになりました。
公開模試は全体の半分以下くらいだった気がします。
得点率も50%台とかでしたが、間に合ってないことが分かっていたので(特に監査論)全く気にしませんでした。
【まとめ】
短答って(論文もなんだけど)、「全然間に合わないけどどうしよう。今回パスすれば、次はちゃんと準備できそうだから次で受けようかな。」っていう自分の弱いメンタルとの戦いがきつい。間に合わない中でどれだけあがけるかが大事だと思った。
私も9月辺りから12月までには全く間に合わないなという感覚は嫌というほど感じた。
普段なら間に合わないと思ったら早々に諦めることが多かったのに、この時はできるだけ粘ってやりきりたいという気持ちが頑張っていた。
10年前、まともに勉強せずに落ちまくって、中途半端に諦めたことに対して悔いが残ってたし、暇さえあればスマホゲームとかスロットに没頭してたせいで、何もない自分に危機感を感じていたからだと思います。
試験当日も企業、管理、監査の手ごたえがあるわけではなかったけど、最後の財務で9割取れれば受かるじゃんと思って臨んだ。
まあ実際、財務は7割しか取れなかったんですが(理論対策出来てないので当然と言えば当然)、ほぼ全科目が不完全の中でも何とか滑り込めたのは最後まであがいたおかげかなと思います。