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お疲れワーママ、ストレスまみれの仕事仲間に何をしてあげられる?
ここ何年か、とても気になることがある。
どうしたら、ストレス満載の人や行き詰まった人が前に進めるだろうか?ということ。
すごくお世話になっていた先生が突然お休みになってしまったり、職場で仲良しの人が体調を崩し休職したり…
若い頃は、そういう、自分の意図しないペースで一旦休まなければならない人は周囲にたくさんはいなかった。でも年を経ると多くなっていく印象なのだ。
私はカウンセラーとか、お医者さんになりたいわけではなく、ただ、身近にいる、元気が減ってしまいそうな人が元気になったり、頑張りたくても頑張れない人の背中を押すのを手助けできたら。ただ、そう思うのだ。
しかし、これがなかなか難しい。
子育てをしていると、自分自身を奮い立たせたり成長を余儀なくされることも多い。
そして、子どもに対して、踏ん張ってもらったり、奮起してもらうことも多い。(大好きだよ!って励ませば良い時期は過ぎた)
そんな折、コーチングというスキルがあることを知り昨年学んでみてこれを思い返して少しずつ取り入れてみているのだけどこれがジワジワとおもしろい。
ただ聞くだけでなく、ただ励ますだけでない。
コーチングは本人が自分自身の内側にある答えに気付いたり、次の行動を促す作用がある。
その意味で、ただの聞き上手でもないし、行き先を告げたり方法を伝授する先生でもない。
これだったんだ!と小さくガッツポーズする。
かつては、自分が大変だったことを乗り越えた時のアドバイスみたいなのを他の人に共有したらそれが人の助けになると思い込んでいた自分がいた。でも、大変なことは人よって違うし、どう乗り越えるのが良いのかだって人によって違う。人の答えが必ずしもその人の答えになるとは限らない。
自分で自分のための決断をする手助けをする。
そんな方法を実践したら、ただ聞くだけじゃないしただアドバイスするだけじゃない人になれる!
まだなんとかしたい元気が残っていたり、向上心ゆえに空回りしたり行き詰まるひとにはコーチングがいいんじゃないかと納得した。
もちろん、一方的に恩着せがましくするのでなく、相談されたりお話を聞いてほしいと言われた時にそれとは気づかれないようにこっそり行う「隠れコーチング」だ。
そんなんで、最近は、職場であるあれこれどんよりする話や相談の際には隠れコーチングを実践している。
そうすると、会話の締めくくりがこんなふうになることが出てきたのである!
「お話ししたら元気が出てきた」
「頭が整理されて心も整ってきた」
「◯さんに相談してよかった」
「1人でどうしようかな悩んでいたけど話してよかった」
どんなに私自身の仕事がへっぽこで、ボロカスになんか言われたりして先がない!と悩んでいても、仕事で関わる人にこんな言葉をもらったらもう、どんな仕事も元気もりもりに乗り越えられるって思ってしまう(コラ!自分の仕事をせ〜、はよ!)。
20代まで自分のことだけやって、30代は半径5mくらいの人のことだけやってきた私がやっと!もう少し広い範囲の人のために何かをしようとしていることに気づいて少しだけ「お父さん、お母さん、私も成長したよ」と思ったりしてしまう。(遅〜〜)
いつか、「隠れ」じゃないコーチングをしてみたいものである。そこまで辿り着けるかな?
誰かのためにできることがあることをとてもありがたく思う。歳をとってもちろん失うものも多いけど、これは得られるもののひとつだろう。
そんなんで、毎日毎日がいっぱいいっぱいで家庭と仕事の両立を永遠に達成できない私もこうして些細な楽しみをみつけてやっている。ストレス満載の仕事仲間をひとりでも元気にしたい!
ちなみに私は、仕事が順調なわけではなく、家庭が大変すぎて仕事でのストレスを受け入れる余地がほぼないという状況🤣これはこれでどうなのか!