妊娠したい女性にとって最適な職場とは?
いきなりだが、私は34歳と39歳で妊娠した。
最初は転職後の仕事が快適で落ち着いた時、次は異動後に仕事が快適で落ち着いた時。
つまり、私にとって、「いい居場所」を見つけたら心が落ち着いて、心身ともに健康になり子宝に恵まれたのである。
いうまでもなく、妊娠中は、どちらの職場もとても快適に過ごさせていただいた。上司も同僚もみんないい人だし、元気に過ごすことができた。
そのため、私にとって子宝をもたらしてくれる職場とは「元気になれる職場」だった。
ところが、最近、とんでもない仮説が浮上した。
人が辞めていくヤバい職場で妊娠に至る説である。
以前、人が辞めてしまう職場についてあれこれ考えて記事にした。その後、とんでもないことに気づいてしまう。
人がどんどこ辞めていく一方で複数女性が育休に入ったのである。
あれ?!
妊婦は、健全な肉体と心を育めるヘルシーな職場からしか生まれないのではないのか?!
私は、以前、同い年の女友達から聞いた言葉を思い出す。曰く、「仕事が忙しすぎていやでいやで、そうしたら8年ぶりの妊娠でびっくりしちゃった!」。
その時私は、お母さん休みなよ〜って赤ちゃんが空気読んできてくれたんだね〜と応答した気がする。
でもよくよく考えると変である。
赤ちゃんは人間の場合、勝手にきてはくれないはずである。パパママの意思無くしては宿らないのである。
険しい職場が赤ちゃんを生み出すメカニズムについて私は思いを巡らした。
そして行き着いた仮説は…
生命の危機を感じた母親の本能が種の保存に向かわせるのではないか?と。
これはそこそこそれっぽい。
命尽き果てる直前の木に果実が山ほど実るというまことしやかな噂も聞くし。
「はぁ。仕事大変、死にそう…休みたい!そうだ!妊娠しよう!」
「はぁ。仕事大変、死にそう…ストレス解消に仲良ししよう!」
などなど。きちんと考えて戦略的に?妊娠に至る場合もあるかもしれないが、ひょっとして、まずい…このままでは私はダメになる…と思ったときに女性が本能的に子孫を残す行動を取る…。
全くなんのデータも情報にも基づいていないが急にそんな気がしてくる。だって、戦禍にあっても砂漠でも、谷の底でも人々は子孫を残してきたではないか。
しかし、生命の危機を感じて妊娠するまではいいとしても、そのような職場は妊娠中や復帰後にママが大変な思いをするリスクが高い。
妊娠するなら「心身とも健康が維持できる職場」でするのが一番と言えそうだ。