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子ども新聞で「認知症の高齢者増加続く」の記事を見て20年後を思う
子ども新聞を子どもが勝手に読むわけがなく、私が読んで気になる記事を読んで聞かせたり、見せたりしている。
最近も、日本の人口が減っている、という記事を息子と一緒に読んだ。400年後に子どもが1人になってしまう、という記事から「最後のひとりになった人の気持ち」を考えて胸の奥がキュッと締め付けられる思いがした。
そして、この度5/16版では、タイトルの記事にドキッとした。
子ども新聞には明るくて楽しいニュースがたくさんあるけど、どうしてか、どうもドキッとするものが目についてしまう。
ちなみに、息子に説明した記事は、円安とトヨタの最高営業利益の話、そして、オーバーツーリズム。このみっつは関連している。息子が理解したか不明。パパやママの米国株で含み益でウハウハ?してる下世話な話で終わった。経済の話をするたびに思う、早く、掛け算を習得させたい。
認知症の記事は、自分が読んで終わりにした。
それによると、2040年に7人にひとりは認知症だと言う。16年後くらいだけど、両親はもちろん、自分だってどうなっているかわからない。自分さえ7人に1人になっているかも?!
人生100年時代とかアクティブシニアって景気のいいよな話もあるけど、要は高齢化社会なのでいろいろと大変な面もあるだろう。
記事によれば認知症の症状としては、
経験したことを忘れる
時間や場所がわからない
物の使い方がわからない
計画を立てて実行できない
などがあるそう。
こうした状況で、認知症の方に接する人はかなり忍耐力がいると思う。
気分を害さないよう、尊厳を保てるよう、不自由な部分を支えないといけない。とても難しいと思う。
グループホームで「家に帰る」と出てこうとする人の話はよく聞く。
「あなたのおうちは、もうないの」
などと言っても埒があかないだろうし、余計に混乱してこじれるかもしれない。
子ども新聞には、バスの来ないバス停で話しているうちに落ち着いてくれるという例が載っていた。
「お茶飲んで行こう」とお茶を出して話しているうちに落ち着くという例も何かで読んだ。
本人の発言を否定せず、一旦受け止めるということのよう。
子育てでも、似たようなことがある。
一旦受け止める。
気持ちを受け止める。
誰かをケアする人には忍耐強さとスマートが必要なようだ。
自分が認知症の人と付き合うかもしれないし、両親がそうなるかもしれないし、自分もいずれそうなるかもしれない。
なんなら、今後世の中の割合では「ケアされる人」が大きくなっていく。
そんな、見え方感じ方が違う人たちの世界のことを知っておくのはよいことだろうと思う。
発達の心配な我が子とともに新しい知識を得て、人に聞いて学び、「知っている」ことの与えてくれる安心感があると思う。
当然、認知症のことも知ったおいたほうがよいのだろうな…と思う。