子育て。いつでもお母さんだけが我慢しないといけないの?皺寄せのシワの伸ばし方って?!憂鬱な月曜の朝。
月曜の朝はほんとに大変だ。
雨でも降ろうものならなおさら。
子どもは学校に行きたがらないし、夫は動きがのろいし、私は金曜日にやりかけた仕事をしこたま思い出してまた白目を剥く。
下の子が熱っぽかったりしたらもう、一家で沈没だ。
息子は小学校にいやいや言いながら毎日行っているわけだが、少しずつ慣れて、今日は送りのバイバイ地点をまた少し遠くしようと話していた。
…のは、日曜の晩。
土日にたくさん遊んで元気もりもりだったからだ。
しかし、空けて月曜になれば話は別。
やっぱり、支度して学校に行くのはめんどうなのだ。
私は私で、土日に散らかった部屋を片付けごはんを作り、近所の祭りでご近所さんのおうちと遊んだりしたので楽しかったが家の中の仕事が多くて全く休めずイライラしていた。
まだ全員分のシーツも替えていないし、夫がいない今日の午後は小学一年生の迎えと宿題と保育園児の迎えで大変だ。おまけに、金曜日は夕方子ども2人をみながら電話会議に参加し、神経がすり減りすぎた上にその会議で出た宿題に全く手をつけていないことを思い出し…と、まあ、全く心にゆとりがなかった!
朝早起きな子どもたちを褒めちぎりつつ、もう少し休みたいなどと思ったりして、だんだんと、雲行きが怪しくなる。
ごはん、身支度、簡単な家事、なんとか朝のやることは終えた。
しかし、何かがおかしい。
小学校へ行く息子の足取りが重い。
傘が重いみたいだ。
確かに、小学校に入る時、濡れないようにと大きなものに昇格した(色の指定もあったためやむなく)。
加えて月曜は少しばかりランドセルの中の荷物も多い。
レインコートを着せたので傘は最悪なくてもどうにかなるさと、さしてあげることにした。
今度は、レインコートの下から手を突っ込んで何かしている。
ズボンの中でかゆいところがあるようだ!
勘弁してくれと思いつつ、ゆっくりかきながら歩いている。同級生に会わないことを祈りつつなんとか学校に到着。しかし、すっかり気持ちが削がれたのがダラダラして一向に進まない。傘を畳み靴を履き替えて、と言う作業に永遠に時間を注ぎ込んでいる。
徐々にイライラが加速して、「早くしなよ」「遅いよ」を連発する私の表情を見て不安になる息子。それにより、より一層ダラダラしている。
結局、バイバイすると決めたポイントではしぶり、先週と同じバイバイ地点まで送り届けることになってしまった。しかも、そこでも、ぐずぐずしてて、たまたま通りかかった先生に連れられて行ってしまうという後味の悪い朝のスタートを切ってしまった。
こんな時私はいつも思う。
ニコニコと元気よく励ましながら、息子に寄り添う私になりたいと。
その反面、なんでいつも私ばかりが、自分をすり減らす必要があるのだろうか?とも思い悲しくなる。
私の時間は限られている。
労力も限られている。
他の家族と同じように、私だってイライラするのは自然なことだ。
なのに、私だけが、自分の時間を捧げ、自分の気持ちを制するパワーをどうにか確保して、家族のために尽くさねばならないのか。
私だけが家族にニコニコできない自分を責めないといけないのか。
そりゃ、子どもたちにの未来は大事だけど…
子どもたちの笑顔もやる気も大事だけど…
なぜか辛い気持ちになる。
追い討ちをかけるように、義理のお母さんに、子どもたちをもっと厳しく躾けるように怒られたことを思い出した。
笑顔で前向きに優しくしたい、けどできない。
そして義理母流に言うと、厳しく叱ったり突き放すことも、求められる。
素人考えかもしれないけど、厳しく叱ったり突き放す方が簡単に思う。
自分が決めたところで線を引けるように思える。
例えば、今日の例だと。
時間になったら叱って立たせる、歩かせる。
歩かないなら叩く(親世代では。今は虐待。)
傘はさしてやらない。
指定の場所で子どもを放置して去る。
または、自分の時間が限界にきたら、途中で子どもを残して去る。
そしたら、子どもは勝手にやるようになる?
怒られたら何がいけないか考えるようになる?
それでうまく行く子もいるのかもしれない。
でも、今朝息子の目にあったのは不安だった。
私は、安心を与えて、前を向いて歩けるように元気の素を息子と一緒に作り出したいと思ったから葛藤した。
完全には寄り添えなかったけど、自分を責める一歩手前までがんばった。
これ以上何ができた?
そんなこんなで、私が思う理想のお母さんにもなれないし、義理母の思う理想のお母さんにも遠い。
家族のためにできること、多々あるだろうけど、いつも十分にはできない。その不甲斐なさを抱えて奮闘する。家族のキャパから溢れたものを受け止めて皺寄せを受けていると、思ってしまう。
本当は、助けてもらうこともたくさんあるのに…。器の小ささも情けない。
どうしたら、このシワ、伸ばせるだろうか?
きっと、私自身が、元気にならないといけないだろう。
私や家族を好きになる、元気の源が必要だ。
そんなときのお守り。
それは何を隠そう、トイレ掃除だ。
困った時の最終手段。
家を整えて、トイレ掃除をする。
シワは伸びきってないけど、そしてまた、歩き出そうと思う。
そしたら、心の中で謎のスーパーマンが話しかけてくれる。
「これを乗り切ったらまたおまえさん、強くなっちまうな!!」
そうだ。
私はまた、責めて、反省して、優しく強くなれるんじゃないか?
おかえりは笑顔で言いたい。
きっと、子どもにまた背中を押してもらうような、情けない母親だけど。
みなさんはどんなふうに、「自分ばかりががまんしなければならない」と思う悲しさと付き合っているだろうか。
子どもに比べなかなか成長しない自分。
何かしらは成長していますように。
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