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一般人ワーママ、子どもの性教育について考える

うちは8歳と3歳の男の子がいるので、性教育と言っても何をしたら良いのやらというのがホンネである。

男女関係なく、人として体を大切に扱われることについては気を遣っている。

例えば、「大事なところは隠すんだよ」とか、「人の大事なところをジロジロ見たり触るのはいけないよ(人をジロジロ見たりは普通しないけど)」とか、そういうことは教えているつもりだった。

あとは、ふたりとも0歳のときからおむつ替えのときは、「オムツ、かえるね」と断ってから触れるようにしたり、「服、脱ごうね?」と言ってから服を捲し上げたりしている。勝手に触らない、勝手に脱がせない、というところか。

しかし、なにせ、おバカな男子。
◯ンを丸出しで走り回ったり、「◯ん◯ん」と言っては爆笑しているような状況。

性教育などという高尚な論点でなく、「人間社会」の生き物にするだけで必死である。

8歳の方は、数年前から「赤ちゃんは女の人の身体から出てくる」とか「赤ちゃんは、男の人と女の人がいないとできない」と理解していて、少しつっこんで聞いてくることもあるため難しくない程度にシンプルにして答えている。

8歳児は更に、人体の仕組み、免疫、消化、細胞、細菌などに興味を持ち始めたので「人体の図鑑」で調べごとをさせることも増えてきた。命のできかたもそちらで学ばせたらいいかな、と思う…

反面、単に生物学的なことだけでなく、男の人と女の人の違いや心の成長などの面も含めて学ぶのが性教育だよなぁ。。と戸惑っている。

私の子どもの頃の性教育って言ったら、小学校で女の子だけが集められて保健室でいきなり生理について教えられるアレしか頭にないのである。「ナプキン使うんだよ」「赤ちゃんが産める体にもうすぐなるよ」「セックスは怖い」など、いきなり言われてもちんぷんかんぷんだ。

私は生理になるのが早く、しかも、突然なって、母親に「きたんだよ!」と切羽詰まったように言われて、とても憂鬱だった。それまで母親とそういう話もしたことなかったし、もっと優しく、安心させてほしかった。学校でしかサポートされず、不安だった覚えしかない。

男の子なら、どんなことを教えて欲しいのだろうか?

男の子が知るべきことってなに?

わからなすぎた。
(第一、私が生理のときに、子どもとお風呂に入らざるを得なくて、経血とかナプキンを見つかったときも微妙な説明しかできていない。それも、なんとかしないとと思うが、8歳児はもうあまり一緒にお風呂に入らなくなった)

そんな折、ちょうど、おうちでの性教育をどうしたらよいのかという話題が、尾石晴さんのラジオでやってた。ゲストの吉井奈々さんと言えば、昔YouTubeでよくおもしろいトークを聞いていた気がするが性教育まで専門にされていたとは。

その話によると、あれこれ考えなくても今はいい本がたくさんあるから、家の中にさりげなく本を置いておいたらいいよとのこと。トイレの積読もおすすめとのこと。

確かに面と向かって話すのに困る年代に子どもがなっていたら本棚でコミュニケーションって知的でいいな!我が家の本棚もそう言うふうに活用できたらとやる気が出た。

吉井奈々さんの著書の宣伝もされていたのでこちらも読んでみたい。(Kindleだけど)

今は昔と違って「ムリに隠すほうが良い」「ひとさまに知られるのははしたない」とようなことはあまりなく、人々が自然な形で隠し事なく生きていく方向に少しずつ世界が動いて行っているように思う。

生理のことをパートナーにオープンにするのが今はより自然に感じるし、職場でタブー視させる度合いも和らいでいくのではと思う。女性だけでなく、男性も「男なら◯しろ」などという圧力から解放されていくのではないだろうか?

だからこそ、今まで知らなかった男性の身体のことも「知らん」と他人事で片付けることなく知らないことを知ろうとし続けたいな、と(性教育に限らず)思う。

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