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36歳平社員第二子が欲しいが昇進をかけて頑張るべきか迷っているとの悩みが他人事じゃない件

「ひろゆき」さんはなかなか強烈なキャラクターでその発言には賛否両論がありそうだが、私はたまーにYouTubeを聞き流して「ほう!」と相槌を打っている。

内容については、疑問がある時や正直よくわからない(私がよく知らない話題とか)ときもあるけど、「短くコメントをまとめる力」がすごいと思って、その点は参考にしている。

ところで、たまたま出てきたこちらの動画の中程に、タイトルに書いた悩みが読まれていた。

すごく簡潔にまとめられていた回答を更に要約すると、「子どもを作る方を選ぶ、なぜなら、期限があるから、仕事はあとでもできる」ということだ。

第三者が聞くと、そんなの分かりきった内容じゃないか、と思うかもしれないけど、私には相談者の方の悩みはよく分かる。

仕事はいつでもできるけど子どもはそうじゃない。

たったこれだけのことだけど、「だけど」があるのだ。

仕事にも旬がある、波や流れも大事、頑張りどきがある…などなど、当事者でなければわからない「だって!」があるはずなのだ。

例えば、昇進のタイミングがみんな一緒で30半ばすぎたら誰も昇進しない会社だったら。これは焦る。今しかない、と思うだろう。(転職したらいいんだけどね、なかなか、さっくり思い切れない場合もある)

例えば、3年後に夫が転勤になりそうで転勤先に帯同して仕事ができなくなるならそのタイミングで妊活したい、とか、3年後に自分も異動や転職で一段上のポストがほしければ今のうちに上がっておきたい、とか。(ただ、結局、子どもはいつ来るかわからない。冷静に考えたら)

ちなみに、私も同じ質問をされたら、迷わず子どもが先とは答えると思う。1日1日と、子どもが訪れる確率は下がっていくため。

それについて、期限が早いものから満たしていくと良い、とひろゆきさんは述べていた。

これは至極真っ当である。

しかし、やはりそうもいかないのが悩みというもの。

赤ちゃんのくる期限も人によっては40代半ばで出産するし、仕事の期限も「その職場におけるチャンスの高いっぽさ」みたいなものが2年以内だ!と感じる、みたいな主観的な期限がある、と当事者が感じていることがある。

なのでもう少し突き詰めると、期限が早いかどうかというより、実現可能性が0になる赤ちゃんを優先したほうが良いように個人的には思うのである。

死んでしまった人にはどうがんばっても会えないように、会えなくなってしまう赤ちゃんにはどうしたって会えない。赤ちゃんにどうしても会いたいと思えば、まずは赤ちゃんに向けて頑張ったほうがよい、と思う。がんばって授からないときはそれはそれ、である。

仕事の方は、何らかの方法を駆使したら実現可能性はゼロにはならない。(アスリートとか特殊分野除く)

私も右往左往して、「このタイミングで昇進できなかったら終わる!」と焦った時期もあったが、蓋を開けたらそんなことはなかった。

その時の職場では、例え子どもがいなくても管理職になる年齢は人によってとてつもない幅があった。(営業部門は20代半ば、管理部門は40代半ばの人、など!)

適材適所、風向き、潮目…人事は水物であると悟った。特に実力主義、成果主義をうたう会社では、「あいつも、◯年目だし、子どももできたし、そろそろあげてやるか」みたいなよくわからない意思決定はないのでより一層そうかもしれない。転職市場もいってみれば実力次第ゆえ同様である。

焦ると視野が狭くなったりするので少し俯瞰してみてみると落ち着くかもしれない。

似たような悩みとして、「いつか妊娠してしまうかもしれないから転職を控えた方がよいか?」みたいなのも考えられるが、赤ちゃんが来るタイミングは3ヶ月後かもしれなければ5年後かもしれない。考えても無駄な気がしている。(本当に転職したい場合は、だけど)

そんなんで、私が長年悩み、足掻く中で学び、振り返った知ったことをひろゆき氏がスパっと答えていたので、すごいなぁ、と感心した。

と同時に、悩みの当事者の気持ちも理解できるので、私がモヤモヤ考えたら後から気づいたことをこうして記事にしてみた。

なお、育児ブランクで自分の市場価値や社内ポジションの行方が心配なときは、エージェントに相談する、上司や仕事仲間や人事と繋がっておく、メンターを持つなどの方法で和らげることができる。

赤ちゃんを優先したからといって仕事の価値を高める工夫をしたり、今後のキャリアプランを磨いたり、仕事を発展させるためにできることはいくらでもある、と思うと二者択一でなくなる。

そうしたことを私もかつて知っていたら…と思う。

✏️30代にやることが詰まり過ぎ!MBA、仕事、第二子どうする問題が大渋滞…

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