たぬかな炎上で学ぶメディア論
メディアとは何か?
たぬかなの結論 <メディアは仮想敵を大衆に与えているだけの装置に過ぎない>
たぬかなという女性をご存じだろうか?170㎝以下の男に人権はないと言った発言だけを切り取って大々的に報道され、大炎上し、スポンサー契約を全て解除された元プロゲーマーである。
彼女の弁明は、以下の通りだ。
① 何年もチビに人権はないと私は放送でずっと言っていた。閲覧30人の放送で、なぜあのタイミングで炎上したのか理解できない。お前らがブスに人権はないとか言ってるのと同じように、私はチビに人権などないと長年言っていた。それだけに過ぎない。あの報道はメディアの悪意である。
② 問題になった配信の最中、ウーバーイーツの兄ちゃんがナンパしてきたのでむかついてそいつの身長をいじったという前段部分をカットして炎上させるために報道したメディアに悪意を感じる。あの発言には事前の配信内で背景事情がある。しかも、たった30人しか見てない配信で愚痴っただけではないのか。
私が炎上したヤフーニュースでは大谷翔平などのwbcニュースを差し置いて、コメント数がダントツになった。みんなお祝いより、攻撃を求めてる。ヤフーコメントにいるやつらは正しいことを求めてるんじゃなくて、攻撃できるサンドバッグを求めて徘徊しているだけではないのか。私の場合は、顔がブス(炎上時ブスに映った写真を使用された)で、プロゲーマーとかいう遊んで暮してそうな職業だったので、理由はなくても潰したいっていう条件が整っていた。そこに、ちょうど良い燃料が出て、サンドバッグとして攻撃できるチャンスみつけた連中が群がってきただけだと思っている。正直、ヤフコメ民にはムカついてる。実家に嫌がらせしてきたカスどもと、背景などを無視して発言切り取って拡散したマスコミの方がよほど悪質だろう。
彼女の弁明は以上だ。個人的見解を述べたい。
①について、理由は単純だろう。170㎝という具体的な数字を出すまで、よもや自分が彼女のいうチビに該当すると思っていない人が多かったのだろう。故に、彼女は、何年もチビは嫌いと言っていたのに炎上などしなかった。実際、男の配信者は彼女の言うとおり、ブス叩きなどを多くがしているが炎上などしない。
②についても、彼女の言い分はもっともだろう。表現は汚いが、1日中配信しているのが仕事の人間の発言を切り取っていいなら、ほとんど全ての人間を炎上させることは可能だ。
亡き父が、ネットの連中の罵詈雑言に負けるなと言い残して死んだのをきっかけに、ネット配信復帰を決断したというたぬかなさん。1年以上の消息不明から、電撃復帰。
あえて、メディアの攻撃を無視、開き直ってしまい、他人の身長いじり、年収いじりという新ジャンルを確立。弱者男性いびり系配信という新たな配信ジャンルのパイオニアとして人気者になってしまう(登録者・数万人の切り抜き動画チャンネルが乱立する活況。※ただし、運営に何度もBANされており、配信できる場所を確保できなくなる可能性も!)。
ホビット村の村長を自称し、男性の悩み相談の手紙を読み上げ、忖度のない女性の本音で罵詈雑言を質問者に浴びせるという謎の配信で大人気に。
言ってはいけないこととされるのでみんな言わないだけで、みんな心の中では思っていることならいっそ、言えばいいではないかという視点もあるので応援してみたい配信者だ。
彼女の弁明だけではフェアではないので、メディアの立ち位置から私見を少し述べたい。
彼女の炎上と、スポンサー契約解除はある意味では仕方ないことである。彼女はクリーンなイメージの広告塔扱いで、企業から直接お金をもらっていたので、そのイメージに反する場合は、契約解除されても仕方ない。
東出・杏騒動もそうだ。東出はCMなどで大金を得る代わりに私生活でも、クリーンなイメージを保つ前提で契約していたのだから。企業からお金を受け取っていない人の不倫とは意味が少し違う。
たぬかなの意見は実は多くの支持を集める説であり、メディアは国民を愚かにするための装置であるという意見も多い。