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【屋我地島の塩】直売所に行ってきた

沖縄の”イチオシ„食塩を紹介

こんにちは、調味料にこだわる男、ウムツです。(インスタ)
沖縄では塩作りが盛んなようで、辛みの強いものから、ほのかに甘みのあるものまで、様々なブランド塩が存在します。
先駆けとなった「雪塩」や「ぬちまーす」は有名かと。ここ数年の塩ブーム再来で、近年国際通りにも「塩屋(マースヤ)」なる食塩専門店ができました。

※画像は公式サイトから引用

やはりこちらの店舗でも推しているのは「雪塩」。「ぬちまーす」も人気で、来店時は品切れでした。
きめ細かくて塩味の強いものが人気のようですが、私の”イチオシ„は『屋我地島に塩』であります!

粒が大きく、薄ピンク色の綺麗な塩

『屋我地島の塩』とはじめて出会ったのは、国際通りから「市場本通り」に入ってすぐの店、『沖縄産直市場』。

※画像は公式サイトより。国際通りからすぐ!

ここの海ブドウは質が良いし、手作りジーマーミ豆腐も上等な味。この店はどれも間違いないから、味にうるさい人におすすめ。
『屋我地島の塩』は、大手スーパーでもたまにしか見かけず、前述の「塩屋」でもよく品切れするので、確実に購入したいならこの『産直市場』で。

工場直売限定の、1㎏パック。

人気のパウダー塩とは異なる個性派塩ですが、味はピカイチ。食べた人たちは口々に「甘い」と言います。しかし、数値上での塩分濃度は高め。要するに、塩特有の「尖り」がほとんど無い味です。食卓のかけ塩に最適。えぐみがなく、まろやかです。

味の秘密は伝統製法

多くの塩は、引き上げた海水の濃縮を急ぐための工程で辛みやえぐみが出るそうですが、屋我地島の塩はじっくり二日間、鉄窯で煮詰めて天日干しすることで豊富なミネラルが残り、えぐみが出ないのだとか。
初食の印象は、「塩からこれ程色々な味を感じるのか!」という衝撃。さすがに「アジシオ」のような旨味とまではいきませんが、塩を振るだけで味が決まるような、深い味わいと、まろやかさがあります。

工場内に貼ってあった製造工程。

古宇利島まで立ち寄った際は、是非「屋我地島」にも!

先日「古宇利島(こうりじま)」までドライブした際、道中に「屋我地島の塩直売所」の看板が!愛用塩だったので、迷わず寄り道。

海中道路の「古宇利大橋」。曇りの景色も乙なもんですな。

直売所に着いて驚いたのが、アナログ一式の製造の様子。
インスタに動画を載せました!ぜひご覧ください。

フル動画はインスタに!

塩の工場、と聞くとメカニック&システマチックなイメージでしたが、山積みの廃材で薪を焚き、すぐ側には大量の天日干し塩が。

薪には廃材を使用。焚き火は癒されますね。
沸騰する海水を間近で見られるのは嬉しい。観光で行く人は、行儀良くしてね。
火力調整は、手作業で薪をくべています。
すぐ横のビニールハウスで、煮詰めた塩を天日干し。
圧巻の塩。鉄窯の色が移った綺麗なピンク色。
ハウス外からの撮影だけど、なんと綺麗な塩なんでしょう!!
販売所のすぐ横で、ガラス張り手作業梱包。完全に、手作り感アリ。

小さな島の、粋なお仕事ぶりに感無量

ほとんど沖縄最北端に位置していますので、中々足を運ぶ機会もありませんが、求道者の料理人なら一度は訪れるべき聖地かと。
工場限定でパウダー塩も販売していたが、辛みが強かった。(職人さん曰く、粉砕すると辛くなるのだそう。初めてならシンプル塩推奨。)

こうして人の手による製造の現場を見ると、どこか心温まりますね。完全手作りだからこそ、こういう所は県ぐるみで大事にしていきたい。
ちなみに、雨季と湿気が少ない冬~春にかけてが、乾燥期間が早まり美味しいのだそうです。塩にも旬があるんですね!

目の前で職人さんたちが作業していますので、ご見学の際はマナーを守ってお越しください。(株)沖縄ベルグさん、ありがとうございました!

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