息子の生き方に憧れる

息子は、一部の女性に人気がある。
誤解のないように補足するが、決して同世代の女子から人気があるというわけではない。
私と同じ、親世代の、しかもヤンチャな男の子が好きな一部のママから可愛がっていただいているということだ。
子どもらしく、正直でわかりやすく、ハキハキしていて、ケロッとしていて、なんか子犬のような可愛らしさがあるからだろう。
親バカながら、本当に良い性質を持っていると思う。

ストレートさに危なっかしさを感じることも多いが、それは私が勝手に思うこと。彼は彼なりのやり方で、爽やかな人間関係を築いているようだ。
好きなものは好き、嫌いなものは嫌い。
自分の軸があり、潔い。

この良い性質をこの先の人生でもこじらせずに良い味にして、生きていって欲しいなぁと思う。

思えば私も昔はハキハキしていて、ストレートだった。衝突することもあるけど、自分の軸を大切にできていた。私の根っこの部分が生きていた。

歳を重ねて、上手く立ち回ることを覚え、損得感情でどう振る舞うべきかを第一に考える大人になった。
これらは私が生きるために、身につけたスキルだ。
感情を重視するのではなく、合理的であることを選択するとこうなる。おかげで今まで生き抜いてこられた。

それにしても私はずいぶん臆病な人間になってしまった。
息子を見ていると、本当に好もしく思う。
彼のようになれたら、、、素敵だろうなぁ。