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映画「私ときどきレッサーパンダ」

子供が観るとモフモフした可愛いレッサーパンダ。
大人が観ると何かのメタファーだと感じるに違いない。

なんじゃこらというタイトルがついてるけれど、
原題は「Turning red」。女子の初潮がテーマだ。
レッサーパンダに変身することは初潮だったり、
性欲の芽生えを象徴しているらしい。

YouTubeで日本版の予告を検索すると、
「あなたは今の自分、好き?」
という問いかけから始まる。
以下にもディズニーっぽい感じがするけれど、
夢とか好奇心じゃなくて、思春期の女子にとって、
見栄とか、輪郭のない性欲とか、母親の呪縛に
焦点をあてた映画だ。
また、人前では大声で言いにくいテーマを可愛いレッサーパンダと
リズムのいい脚本で世界中に発信していることが
個人的に「いいぞ!いいぞ!」と思った。

先月、友達の家に遊びに行った時にこの映画を見せてもらった。
映画のラストは、心の中の母親像とか、家族の為に尽くしたいけど、
自分の道を行きたいという葛藤を想起させられて、
涙が止まらなかった。
親友よ、いい映画を紹介してくれてありがとう。




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