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感想『顔だけじゃ好きになりません』vol.9

扉絵ーーーっっ!!!!
プチ旅行の回だから扉絵も旅気分になっててほんっっっと可愛い~~!!!!!
いつか二人でプチじゃない旅行とか、、、ゆくゆくはハネm、、、とか。 ふふ (◦ˉ ˘ ˉ◦)
行ったらいっぱい写真撮ってきてね。


リモート撮影で前よりもがっつり奏人くんのお部屋の雰囲気伺えるんですが、なになに?アメカジな感じ??
高校生らしく二人ともちゃんとした机があって好印象~ 学生はこうでなくては。
スクショでは飽き足らず画面越し撮影までしちゃう才南ちゃん強いな‪𐤔

会わずに撮られるのはつまらないから直接撮れる方法ないの?=会いたいって解釈で合ってますか? 合ってますよね。

そこで才南ちゃん電車撮影会を思いつきます。画面越しに先輩先輩って奏人を呼ぶ才南ちゃん可愛い♡ キュン。

欲望の化身モブちゃんについてお目目キラキラで語り出す才南ちゃんと思考についていけない奏人先輩の温度差笑う。

そう、中の人として何人にも平等に視点を与えるモブちゃん精神は大事なのです。


そして撮影会当日ですが、、、
事故の影響で激混み~~!!
人の波にされるがまま流されていく才南ちゃんを奏人先輩ちゃんと追いかけてCatch&Hugですよ。 やだイケメェン。

はぐれないように腕を回して抱きつくように指示。
ほんと

こんなの落ちないひといる???


だよなぁ。

はぁ~~~奏人の匂いに包まれるなら激混み電車も桃源郷。
そうだよこんなの誰が見たって恋人同士じゃんねぇ。


ドキドキしながら先輩はどう思って、、、って見上げた時の奏人の顔!!!
才南ちゃんには悪いけどこんなの笑うしか‪𐤔

おどろくほど無ではあるけど、真のイケメンだからこそ変に意識したりせずさらっとこういう行動が取れるのですよ。
密着したとて煩悩とか無し。
無の境地。


そしてここからモブちゃん目線の奏人先輩が見られるわけですが、イケメンの横顔とか寝顔ってほんと美しいよねぇ。
どこを切り取っても絵になる。


しかし女子高生たちが去り際に言ってたようなイケメンの彼女は美女であろう。って思考はなんなんだろうね。
好みなんて人それぞれで見た目ばかりで付き合う訳でもないのにある程度見た目の釣り合いが取れてないと要らぬ詮索をされたり。

顔が良すぎると無駄にこうあるべきって理想を押し付けられてそこから外れると勝手に残念がられてって考えるだけでめんどくさ~~~っっ
まあ奏人の隣は才南ちゃんがピッタリなので。
しっかり掴んで離さないようにしなよ~先輩。



そして撮影に集中してたら思いのほか遠くまで行っちゃった二人。
奏人はプチ旅行気分だと言って自分の隣をぽんぽんしますが才南ちゃん気付かず向かいの席に座っちゃう‪𐤔 
隣に座って欲しかった奏人先輩の肩透かし顔~~!!
めげずに才南ちゃんの隣に座り直す先輩かわよ。

そうだよねぇせっかく美和総生がいないとこまで来て他人行儀なんて寂しすぎるよねぇ。
他人じゃないとか好きな人のちょっとした一言で安心したり。
分かるなぁチョロすぎるんじゃなくてみんなそんなもんだよ才南ちゃん。

そして『人生の最高到達点 』というワードが初登場。
次に出てくる時は更新し続けてるんだよね。
まだまだ先だけどあの回はひたすら幸せだった、、、。


告白を前に先輩が自分のことをどう思ってるのか気になりだした才南ちゃんですが、奏人はナチュラルムーブで間接キッス💋(!)してきたりするわけですよ!!!

ひぇぇぇぇぇぇぇ
付き合ってないのにそんなことするなんてほんと罪~~!!
距離感バカ~~!!!


翻弄されて才南ちゃん余計に思考が迷路に入ってしまいます。
いや悩むて。
これは奏人が悪いよ奏人が。


どう思ってるか聞こうとするも怖くなった才南ちゃんは、目を閉じてずっとこのままどこにも着かなければいいのになあと思いながら眠ってしまうわけですが、、、、、、

もうね、ここからの描写がほんっっと美しいの。




才南は撮影の時に目を閉じた先輩を見て

先輩が寝ちゃっても、肩を預ける相手は私じゃない

と思っていたけど、奏人は

眠った才南を優しく引き寄せて肩を貸して眠らせてあげる

んですよ!!!

自分の駅もうすぐ着くのに優しく守るように抱いて眠らせてあげる。
はーーーーー、、、、、、、、。

才南に気付かれないところで奏人は才南をとても大切に思ってるんだなぁって伝わってきてじんわりするよねほんと。

” 私じゃない ”って才南は思ってるけど全然そんなことない。


そして初めての才南呼びーー!!!


これも本人を起こすときにさりげなく言うものだから、寝ぼけ気味の才南ちゃんは夢なのか現実なのか分からず終わってしまうわけです。

このシーンはこの曖昧な感じが、、、良い。

プチ旅行で非日常な時間を過ごして、帰りの電車で寝ちゃってふわふわしたまま暗くなった駅のホームから電車の中にいる先輩を見上げる。

扉が閉まる時に楽しかったと言って手を振る先輩の顔が朧気で。

描写が美しいから読んでいて才南ちゃんと同じようになんだか夢心地というかふわふわした気持ちになるのです。
素晴らしい。


スマートに才南ちゃんを電車から降ろしてあげて今日は楽しかったと言って去る奏人先輩だけど、自分の降りる駅は通り過ぎちゃってるんだよね。

自分は遠回りになっちゃっても寝ちゃった才南ちゃんをギリギリまで寝かせてあげてきちんと駅まで送り届ける先輩の優しさよ、、、。

先輩も久しぶりに才南ちゃんとたくさん一緒に居られて嬉しかったことでしょう。

心がじんわりするふわふわ夢心地な9話でした。幸せ~~。


顔だけじゃ好きになりません vol.9
花とゆめ 2021年5号 掲載


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