高齢者の戯言…。

紀元前のメソポタミア文明で数字が発明されてから人類は、0か1の演算の世界を発展させ、コンピューターを誕生させた。

コンピューターの誕生は、通信技術の飛躍的発展に繋がり、人々の行動は知らぬところで管理され、標準の範囲外、つまり0か1からハミ出した存在の把握が、簡単に出来るようになった。例えば、今までなら犯罪を犯すまで分からなかった人間の心理が、それ以前の段階で分かるようになった。

確実ではないがー。

ただ、これからの未来、コンピューターからAIへの発達がそれを容易にするだろう。

犯罪は悪い事だが、それを犯すまでには様々な社会的背景があるはずだ。例えば貧困ー。貧困はその人だけが悪いのではなく、生まれ育った背景や、社会情勢が反映されているはずだ。

それを0か1の演算方式で解決するのは、あまりに短絡的すぎるー。

人は数字では把握できない生き物である。そう、泣き笑い、そして怒るものなのだ。いくらコンピューターが発展し、AIが私たちの生活に深く根付いても、忘れてはならないもの、それは「感情」である。そう、演算の世界では絶対に会得できない「やさしさ」を持ち続ける事が、未来のためにも大切なのだと思うー。

戯言…。


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