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~自分探しの旅~【阿久根市職業体験型ワーケーションプログラム】


中村学園大学栄養科学部フードマネジメント学科3年 髙山 千晴   
 
博多発。2時間の旅。大学のゼミ教授から教えられてこのワーケーションに参加することを決意した。大学3年生の冬、就活を意識し始めて焦りを感じていた時期でもあった。なにか自分を変えたい、そんな思いで阿久根市に向かった。
一緒に参加したのは同じゼミの子達。ゼミ繋がりであるものの、ゼミ以前は交流がなかったため、お互いのことをまだ知りきれてない状態でのスタートだった。緊張とワクワクが入り交じりながら私達はおれんじ鉄道に乗り込んだ。
 
⚫️阿久根市職業体験型ワーケーション1日目
阿久根駅に到着。駅とは思えない綺麗さ。木造で作られた駅舎の中にはアンティーク調のソファがあったり、街の人の寄付により集められた本があったり、みんなが利用できる休憩スペースがあったり。どこか温もりが感じられる空間だった。
 
迎えてくれたのは地域おこし協力隊の福嵜さんと桐野さん。お二人の温かい笑顔で緊張が和らいでいくのを感じた。ちなみに福嵜さんは中村学園大学の卒業生で、私たちの先輩に当たる人物。福嵜さんがゼミの教授にこのプログラムのことを宣伝したことで私達の元まで伝えられた、という経緯だ。
 
地域おこし協力隊の事務所で1週間のスケジュール確認をした後、昼食を食べに「港町珈琲焙煎所」というオシャレなカフェに連れていってもらった。そこを営んでいるのはこの町の中でも重要人物である石川さん。石川さんは元々京都で古ビルのリノベーションを行っていた方で、元地域おこし協力隊の一員でもあったとのこと。阿久根市の町おこしに欠かせない人物だ。料理は趣味、とおっしゃっていたけれど、地産地消にこだわったサラダと近くの海で取れた魚のだしを使用したスープはどちらも絶品。最高だった。
 
休憩を終え、少し阿久根市を探索した後、今回の職業体験でお世話になる地元の食肉加工会社である三九さんにご挨拶に伺った。職業体験にあたって、今回私達に与えられたミッションは「手作りソーセージの開発」。三九さんにとってソーセージの開発は長年の夢だと事前にお聞きしていた。正直なところ、私たちにはソーセージ開発に当たって専門的な知識が少なく、不安でいっぱいだった。学校で一応試作したものの、満足のいく仕上がりにはならなかったからだ。しかし、与えられたからには全うしてやろう!と気持ちを立て直し、三九さんと共に最高のソーセージを作ると決意した。
 
三九さんを後にすると時間も17時手前。今回の旅の半分をお世話になる民宿「はやせ」に向かった。阿久根駅から約10分の距離にある「はやせ」は早瀬さんという方が1人で営んでおり、第一印象はみんなのおじいちゃん、といった感じ。すごく穏やかで馴染みやすさを感じた。宿泊にあたって説明を受け、買い出しでもいくか、と思っていたところなんとお釜でお米を炊いてくれるという。釜炊きの醍醐味であるお焦げも作ってあげますからね、と仰ってくれて、ワクワクが止まらない。炊けたお米を一度取りだし、釜の壁面に残ったお米でお焦げを作っていくのが早瀬さん流のやり方。しかし、失敗することもたまにあるらしく、みんなに見られると集中出来ないから君たちは買い出しにでも行ってきなさい、と言われ、早瀬さんの可愛らしさが垣間見えた。
 
買い出しが終わり、家に着くと立派なお焦げが完成していた。カリッカリで煎餅みたい。夕食を作る前に平らげてしまった。
初日のご飯は鍋。みんなで作った鍋を囲み、明日からの意気込みを語り合った。ご飯を食べ終わり、お風呂に入ってしまったらみんな完全オフモード。初日から動いてかなり疲れている様子。すぐに寝付くことができた。
 
⚫️阿久根市職業体験型ワーケーション2日目
朝6:30、鶏のアラームとともに起床。朝日を全開に浴びながら支度し、みんなで朝食の準備をした。朝食は卵かけご飯と前日から仕込んでいた味噌汁。最高の和食を堪能。
今日の朝はビーチクリーンに参加。月に1度行われるらしく、今回は阿久根市の住人が10人程集まっていた。阿久根市の住人と共に阿久根の海の小さなプラスチック片からアルミ缶ほどの大きいゴミまでを拾い上げた。最初は大きいゴミばかりを見つけようとしていたけれど、小さなゴミほど鳥たちが食べてしまうリスクがある、と聞き、それからは特に目を凝らしてゴミを探した。ゴミ袋の中に溜まっていくほど海が綺麗になっていくのを感じ、とても気分がよかった。良い朝活。阿久根市の海が綺麗に保ち続けられているのは偶然ではなく、住人の力があってこそだと感じた。
 
ビーチクリーン後、再び三九さんの元へ訪れ、三九さんの直販店「ハーベスト」にて顔合わせをし、足りない材料や器具の確認をした。不足分はスーパーで買い出しをすることが決まった。
着いたのはA-Zというとんでもなく広いスーパー。食品や調味料はもちろん、調理器具からまでなんでも揃ってる。お目当てのものは全部揃った。
 
午後ハーベスト 。試作初日。 ソーセージ作り。
役割分担を決め、各々が作業に取り掛かった。
結果、、、

失敗、、、。
学校で事前に試作していたにも関わらず、前回よりも良くない仕上がりに。三九さんの従業員の方の反応はイマイチ。そりゃそう。ボッソボソ。作業効率は以前よりも上がってた気がするけど、実際の現場では上手くいかず、悔しい気持ちになった。何が原因か見つけられない。次回三九さんに試食してもらうのは4日後。試行錯誤するしかない。とりあえず明日はお肉の種類を変えて試みる事が決定した。
 
終わった後、身体が疲れているというか、気持ちが疲れていた。そんな中、福嵜さんからの電話。
「海岸でコーヒーを楽しむツアーをするとしたら来る?」と。
みんなで飛んでいった。コーヒーを用意して下さったのは信乃さん。阿久根市の海に惹かれて移住を決意したそうだ。すごく気さくな方で、波乱万丈な人生を歩んできたであろう信乃さんの話は面白かった。丁寧に注いでくれたコーヒーと用意してくれていた甘いシュークリームが疲れた心を癒してくれた。幸せなひと時だった。
夕日も完全に落ちて時刻は19時前。私達は急いで民宿に帰った。早瀬さんがバーベキューの準備してくれていたからだ。民宿はやせはバーベキューのセットも準備してくれると知り、昨日お願いしていたのだ。帰るとバーベキューのセットが完成しており、今日もお焦げを作ってくださっていた。しかも、早瀬さんが釣った魚を10匹ほど譲ってくださった。これもバーベキューの足しにしてねと。優しすぎるし、立派すぎる魚たち。みんなでできる限りの感謝を伝え、夜遅くまでバーベキューを楽しんだ。今まで話したことないような話まで交わした。今日でみんなの距離がグッと縮まった気がする。
 
⚫️阿久根市職業体験型ワーケーション3日目
今日は昨日に比べ、朝の時間にかなりゆとりがあった。昨日同様、朝日を浴びて準備した。
今日はまず、ハモニカンというカフェでミーティング。昨日の試作を振り返って、出た反省点から調味料の配合、ソーセージ作りの工程における重要点を確認した。また、失敗の原因を洗い出した。
考察①肉の温度が上がってしまったこと。
考察②羊腸の詰め方が甘く、空気が入り込んでしまったこと。
考察③茹でる時の温度が長すぎた。
考察④肉の種類によるボソボソ食感。
ざっとこんなところ。肉の種類を一部変えて試みることが決定していたため、私達が気をつけるべきポイントは①~③。入念に話し合いを重ね、午後の試作に挑んだ。
 
午後ハーベスト。試作2日目。
昨日に比べ食感が遥かに向上。羊腸にしっかり肉が詰まっており、ソーセージに近づいた気がした。今回試したのは昨日と味は変わらないものの、肉の種類2種類での比較。また細挽きと粗挽きの比較。どちらの比較でも言えたことは好みによって好き嫌いが分かれる、ということ。食感の基礎を作る決め手となるのは肉の部位や挽き方ではなく、調理中の温度、そして脂身の有無で決定されるのでは無いかと考察を立てることが出来た。
この日の成果はかなり大きいものだと感じた。次の試作は明後日。忘れないうちにみんなで意見を共有しあった。
 
⚫️阿久根市職業体験型ワーケーション4日目
朝は雨だったけど、お昼から晴れた。
今日は職業体験から離れ、アクティビティの陶芸体験をした。
訪れたのはわらべ工房。40年前から営み、ご家族4人で経営しているとのこと。猫ちゃん3匹、うさぎ2匹、部屋の真ん中にはいろりがあり、とても温かみがある空間だと肌で感じた。
さて、私が作ったのは湯のみと小物入れ。それぞれがオリジナリティ溢れる作品を作った。初めての陶芸体験。意外と集中力が高まって、没頭してしまった。途中で休憩がてら、しるこも頂いた。再開。何とかさまになってきた。仕上げに少し絵を入れる。2時間はあっという間だった。
後日完成品を送ってくれるとのこと。もうすでに待ち遠しい。
 
陶芸後は長島のカフェでランチ。天気も晴れてきてポカポカしていたせいか、みんな眠たそう。というか車で寝てた。ランチ後は針尾公園に向かった。トイレからでも絶景を楽しむことができる、という口コミを見て気になって来てみた。到着。
ガラス張りのトイレから絶景が見渡せる設計に。開放的すぎる。あまりに斬新でもう笑うしかなかった。
 
その後はずっと気になっていたともまち珈琲に向かい、黒糖ココアを購入。まったりとした甘さが口いっぱいに広がって疲れを癒してくれた。
 
最後に夕日を見に行った。脇本海岸にて、最高の夕日を観察。潮が引いた後の砂浜に空が反射していて、とてつもなく綺麗だった。この景色のことを忘れることはないだろう。
 
そして、待ちに待った交流会。
他のワーケーション参加者と阿久根市の住人がJunkSurfcoffeeに集い、交流を交わしていこう。そういった会だった。これは私にとって心に響く体験となった。
いま私は就活生。人生の大きな分岐点に立たされていてどの方向に進むべきか悩んでいた。阿久根市に住む人生の先輩に相談した。話を聞いて分かったことがある。
それは、起こってもない心配事に悩まされている、ということ。
分岐点であることに間違いないけれど、まだ何も起きてないし、行動も起こしてない。そこで悩んでなんの意味があるのだ、ということ。結局どこにたどり着こうと、たどり着いた先の人生で自分が行動を起こせるかが重要であって、方向性を今定める必要はないと感じた。
 
⚫️阿久根市での職業体験型ワーケーション5日目
昨晩はつい夜更かしをしてしまい、今朝は寝起きが悪かった。しかしこの民宿とも今日でおさらば。実家のような安心感を提供してくれた民宿はやせに感謝の気持ちを込めてありがとうを伝えた。
 
今日ソーセージ試作3日目。
まず地域おこし協力隊の事務所でミーティング。
食感の向上は出来たものの、まだ何かが足りない。そこで赤身肉だけではなくて脂身も追加することが決定。そして今日は味に関する試作をしてみることに。各々が思う美味しいスパイスの組み合わせを考え、5種類の味に挑戦してみる。
 
昼食を終え、今日もハーベストへ。試作3日目。
赤身肉:脂身=8:2の割合をベースに各々のスパイスのソーセージ作り。結果、味に明確な違いがでて、ジンジャー・ガーリック・ナツメグ・ブラックペッパーの組み合わせが1番美味しいと分かった。しかし、問題発生。少ない試食量でも胃もたれしそうなほどの脂身。みんなの試食に対する拒否反応。脂身の配合が明らかに多すぎた。試作最終日で改善する所が明確に分かった、という点では1歩前進した。ポジティブに捉えていこう。
 
試作を終えた後、福嵜さんに誘われ、今日も海へ。
何度見ても阿久根の海は綺麗。
壮大な景色の中でただ立っているだけで心が浄化されていく感じ。
何枚写真を撮ったか数えられない。
30~40分ほど遊んだのち、新しい宿泊先である「イワシビル」に向かった。
 
イワシビルは店舗併設型のホステルで、古いビルをリノベーションして作られたとのこと。1Fは雑貨屋さんとカフェがあり、2Fはイワシの加工所、そして3Fが私達の泊まるスペースだった。私達以外にもワーケーション参加者である大学生2人も泊まっていた。
夕食はどこかのお店に行こうと思ったが、さっきの試食でお腹いっぱいになっていたので、今日は簡単にカップ麺にして、みんなで啜った。
 
イワシビルの共用スペースで雑談。話題は就活関係。そして突如始まる面接練習。阿久根市に来てから将来のことを考える時間が増えた気がする。30分ほど練習した後、各々の部屋に戻り、深い眠りについた。
 
⚫️阿久根市職業体験ワーケーション6日目
8:00起床。イワシビルで用意される朝食が楽しみ。宿泊者限定とのこと。
写真だけでもかなり美味しそうであることが伝わる。朝の準備をさっさと終わらせ、1Fに降りた。既にいい匂いが漂っていてお腹が鳴る。
出てきたのはイワシの丸干し定食。
美味しすぎる。脂がしっかり乗ったイワシ。焼き魚というシンプルな料理でここまで感動したことは無い。そして鹿児島名物であるさつま揚げも堪能した。あっという間に平らげてしまった。明日もこの朝食を食べられる、ということに既にワクワクしていた。
 
朝食を食べ終わった後、福嵜さんとともに農場見学へ。今回のワーケーションプログラムにおいて職業体験は通常、「農業・漁業・製造業・サービス業などから2~3社を体験すること」、となっていたが、私達はソーセージ開発という時間を要する体験であったため、1社のみの体験となっていた。そこで、ほかの職業についても知るために、と福嵜さんが農場見学を急遽企画してくださった。
見学をさせてくれた農家さんのお名前は黒坂さん。思っていたよりお若い方が経営されていた。話し方から漢気が溢れているような方だった。博多でも有名なつぼみ菜という漬物などに使われる野菜やグリーンピースを見させて頂いた。でもこれはほんの一部。黒坂さんの農業は育てる野菜の種類を限定しておらず、新しいことにどんどん挑戦しているとのことだった。何でも挑戦しようとする姿勢は本当に楽しそうで、毎日娘ちゃんのために頑張っているようだ。
 
農場見学も終わり、今日はソーセージ試作最終日。昨日までの成果から2種類のレシピ(粗挽き、細挽き)が完成。今日は三九さんの社員の方、そして港町珈琲焙煎所の石川さんも同席する内部試食会を行い、講評して頂く、という内容。緊張する。一応レシピは完成したものの、時間の都合上、試作は出来ていない。でもやるしかない。昨日までで私達の作業効率も格段に上がったし、味も食感も向上してるはず。大丈夫。みんなで気合いを入れ合い、作業に取り掛かった。
15:30 ソーセージ完成&内部試食会
反応は、、、
・初日よりかなり食感が良くなった。
・もう少し脂身追加してもいいかも。
・スパイスの配合も良い。          など、、、
総合して、完成度がかなり高くなっている、という講評を頂いた。
嬉しかった。

今回使用したお肉は普通ソーセージには使われない、「頭肉」という珍しい部位を使用しており、肉質が固めで鮮度が落ちやすく、スーパーにもあまり出回ってないお肉だった。食肉加工会社だからこそ取り扱える部位、というところにこだわって作ったソーセージだった。
 
少し改善するならば、脂身の配合。私達にとってかなり苦戦したところだ。でもまだ食感にボソつきが感じられる。もう少しだけ脂身を増やせば、商品として出してもいいレベルに仕上がりそうだ。正直昨日まではもうソーセージは見たくない、と思うくらいソーセージに悩まされていたが、この試食会の時にはまだまだ改善させたい!という気持ちの方が強くなっていた気がする。
何はともあれ終わった。講評もポジティブなものばかりで達成感に満ち溢れていた。今後ハーベストで販売される日が来てほしい。三九さんと別れの挨拶を交わし、ソーセージ作りが終わった。


プチ打ち上げ。場所は天真というラーメンやおでんのお店。今朝見学に行った農場の黒坂さんがホールのお手伝いをしているというから来てみた。今回の旅の感想を言い合ったり、人生について語りあったり、楽しいひとときを過ごした。
 
今回の旅は5人で訪れたが、大学の試験がワーケーションの日程に被ってしまった関係で同行者の1人がひと足早く福岡に帰ってしまうことになっていた。阿久根駅までお見送りし、最後にみんなで記念撮影をした。
 
⚫️阿久根市職業体験ワーケーション7日目
今日がこのワーケーションの最終日。天気は雨。なんてことだ。今日は阿久根市内をアテンドしてもらう予定。出来れば晴れてくれと願いながら準備を進める。今日も美味しい朝食を提供してもらい、感謝が止まらない。今日のメニューはサバのケチャップ煮。あとから調べて分かったのだが、クックパッドとイワシビルを経営している下園薩男商店の共同開発商品とのこと。今度絶対注文すると決めた。
併設された雑貨屋で家族のお土産を買い、イワシビルとお別れをした。
 
阿久根駅で福嵜さんと合流。阿久根市観光。
向かったのは何故か火山岩が集中して落ちているという公園。この火山岩からパワーが貰えると聞いてやってきた。着く頃にはなんと天気が晴れて、その公園の展望台から見る景色は絶景。火山岩からのパワーも貰って、綺麗な景色も眺めて最高のスタートだった。
 
次に訪れたのは阿久根市の道の駅。道の駅の駐車場からは海が見えた。そこでは名物「ごほうびドーナツ」を2個購入。海岸沿いで頂いた。ふわふわで美味しい。2個のドーナツは一瞬にして無くなった。
 
その後は阿久根の自然を堪能した。川。山。マイナスイオンを存分に浴びた。そして「銘水 平出石の水」という湧き水が出ている所まで行き、ペットボトルに注いだ。昔、村人が腹痛や下痢を起こした際、ここ平出石の水を飲むと治るという伝説があったという。連日の美味しいご飯の食べすぎでお腹が張っていたため、期待を込めて一口。すごく飲みやすい。確かに治りそう、そう思いながら頂いた。
 
最後に霧島神社に訪れた。薩摩大川の集落が一望できる高台にあり、海も見え、もちろん景色は最高。映画の撮影地にもなった場所らしい。少々休憩した後、そこを離れた。車を駐車した所まで戻る最中、4~5匹の猫に遭遇して癒された。The田舎と言った感じで心地よい。
 
15:30。遅すぎる昼食を地元のうどん屋さんで頂き、阿久根の旅が終了した。長かったようであっという間、そんな一週間だった。最後の最後、阿久根駅構内を目に焼き付け、協力隊の方々と別れを告げた。
 
16:57。おれんじ鉄道に乗車。

阿久根の日々を思い返した。一週間という期間だったのにも関わらず第2の地元のようなそんな感覚が残る。阿久根市での職業体験型ワーケーションの日々は、新しい出会いや体験がたくさんあり、刺激的で充実したものだった。
また来よう。色んなところを回ったけどまだ回り足りない。まだ楽しみたい。次来れるのはいつかわからないけど、私はまたきっとこの地に訪れると思う。その時にはまずどこに立ち寄ろうか。そんなことを考えながらおれんじ鉄道に揺られた。
 
⚫️最後に 阿久根市の皆様へ
地域おこし協力隊の皆様、そして私達のことを温かく受け入れてくださった阿久根市の皆様、阿久根市職業体験型ワーケーションプログラムという貴重な機会を設けてくださり、ありがとうございました!大変有意義な時間を過ごさせて頂きました。このプログラム中での様々な出会いや体験により人生観だったり価値観だったり、たくさんの事を考える機会となりました。

そして今回私の目標であった「自分探し」。
その答えが少しずつですが見えてきたような気がします。
阿久根市に訪れて本当に良かったです!
さらに自分自身を成長させ、また訪れようと思います!
ありがとうございました!!

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