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<実機レビューその1>猛烈進化のノイキャンワイヤレスフラッグシップモデル「WH-1000XM5」

2022年5月13日(金)発表となった、ノイキャンフラッグシップモデル「WH-1000XM5」。早速、実機レビューだ!
まぁとにかく、高音質化、ノイキャン性能向上、外音取り込み爆裂向上と、WH-1000XM4からの進化っぷりたるや。。。

開梱

オール「紙」製パッケージ

パッケージ見た瞬間思う。あぁ、これねと。もう、最近のパッケージでは定番の、オール「紙」製パッケージだ。明記されてるが「箱、固定材、シート、フック」すべて「紙」マークだ。
(余談だが、、、テレビもこうなれば、配達後の処理が猛烈に楽になるんだけどねぇー^^;)

開けてびっくり、キャリングケースの変わりよう!!!
これは、まずは、ケースからチェックせねば!
側面は、なにやら、折り目(?)というか。なかなか珍しいデザインというか機構というか。

このおかげで、クッション性というか、多少なりとも伸縮性というか、薄くなるというか。
おそらく、公式サイトに表記の「本体が収納されていないときに畳んで小さくなるコンパクトなケースを付属。」というのは、これのことかと。確かに、かさばるハウジング収納側が、折り目に沿ってぎゅっと薄くなる。。。折りたためるというほどでは・・・^^;

おおおお?ハウジング部が、くにゃっと折りたたむことなく収納するスタイル!
出し入れがすげー楽になった!
WH-1000XM4の場合。っていうか、これに限らず、ケース収納するタイプって、
このくにゃって折りたたむのが定番だが。

確かに、くにゃっとしない分、ケースのフットプリント(面積)は大きくなってるが、持ち運びにさほど影響はないだろう。むしろ、出し入れしやすくなった分、こっちのスタイルのほうがいいんじゃね?

くにゃっとしない分、スペースが生まれ、アクセ収納力アップ。

付属品は、Type-C充電用ケーブルと、ワイヤード使用時のステミニケーブルのみ。航空機アダプターは付属してない。

外観チェック

ヘッドバンド部

多くの方が思ったであろう、、、なんか、細くね?

確かに初見、ちょっと頼りなさそうに思わなくもなかったけど。

おじさんが装着しても、おかしくはないはず。。。

ヘッドバンド部の細さの理由

頭の形にあわせてハウジング部が首振りするハンガー部。これが、一本ものになった。SONYロゴ部分がスライドするようにして、首振る機構になった。非常にスムーズだし、剛性も問題なさそう。

ヘッドバンド長さ調整時、カタカタ音がしない。ノイズレス&無段階スライダーになった。

ハウジング部電源ボタンとか

引き続き、操作ボタンは、左に集約。

左から、有線接続用端子、電源ボタン(2秒長押しで、ONNOFF。ONOFF状況かかわらず、5秒長押しでBluetoothペアリング、ON時1プッシュでバッテリー残量音声ガイダンス)、NC/AMB(ノイキャン/アンビエント)ボタン。

すんごい細かいことだけど。近接センサーがないっ!!!

WH-1000XM4で初搭載となった「装着検出装置」。ヘッドホン脱着を検出して、音楽を連動して再生停止をしてくれたり、電源OFFしてくれたり。この近接センサーが見当たらない!!!

WH-1000XM4では、このとおり、左に搭載されてるが。

いろいろ試してみて、WH-1000XM5でも、左に近接センサーがあるようだが、、、上手に隠蔽されてる。開発者のこだわりが垣間見えてちょっとにんまり^^

アプリチェック

もちろん、Sony|Headphones Connectアプリに完全対応。

様々な設定ができるのもアプリがあってこそ。ヘッドホン単体ではとても対応できない。

スピーク・トゥ・チャット
自分がしゃべると、自動的に音楽が一時停止して、外音取り込みモードになり、会話がしやすくなる機能。しゃべるのをやめると、5秒、15秒、30秒のいずれか設定した秒数で、音楽が再生する。音楽再生を手動にも設定可能。

https://helpguide.sony.net/mdr/wh1000xm4/v1/ja/contents/TP0002754720.html

オートNCオプティマイザー
前モデルオーナーさんならこのアプリ画面を見て違和感かもしれないが。。。ノイキャン最適化の機能がない!自動化されたため、気圧の変化があっても、メガネかけはずししても、操作不要。気圧変化時のあの圧迫感なんかも自動で最適化される!なにげに、すげー賢いと思う。

https://helpguide.sony.net/mdr/1000x/v1/ja/contents/TP0001217595.html
外音コントロールが使いやすくなった。

1タップで、ノイキャン、外音取り込み、オフが切替できる。外音取り込み時のみ、スライダーで強弱と、ボイスフォーカスONOFFが可能。
また、

NC/AMBボタンでの操作性が向上!

従来は、押すたびに、ノイキャン、外音取り込み、オフが切り替わり、その都度、「音声ガイダンス」が入っていた。慣れてくると、毎回の音声ガイダンスがまどろっこしく感じたが・・・。

選択できるようになった!

WH-1000XM5では、ノイキャン、外音取り込み、オフの全てか、任意の2つを選択できるようになった。また、音声ガイダンスではなく、「トゥルン↑」「トゥルルン↑」「ドゥン↓↓」の3つのサウンドで表現。どれがどれかは、すぐにわかる。そもそもOFFが「ドゥン↓」っていう暗い音で、なにより、OFFはいらないだろうから、設定から外す。ノイキャンと外音取り込みは、あまりにも、効果に違いがありすぎるから、サウンド効果すらいらないくらいわかりやすい。

ヘッドホンの操作性

右ハウジング部のタッチセンサーで、曲操作、電話着信時操作ができる。
右ハウジングを軽く覆うと、音楽の音量が瞬時に絞られ、外音取り込みモードに。
周りの音をすぐに聴きたいときに重宝する。

ノイキャン&外音取り込み性能

これは、、、もう。。。

ノイキャン性能は、WH-1000XM4のときにもうこれで十分と感じたが。
WH-1000XM5を装着すると、、、生活雑音がこんなになくなるのかと驚かされる。よりノイキャンが効いているだけじゃなく、違和感がさらに減少。常用無問題。

そして、、、外音取り込み性能。これは、特筆すべきレベル。開放型ヘッドホンのごとく。外音をマイクで拾ってヘッドホンで再生するわけだがら、当然、「音質」が問われるべき。WH-1000XM5では、非常に外音が高音質なのだ。WH-1000XM4の外音はこもっているのだ。
とにかく、外音が、「自然」に聞こえる。ヒソヒソ話、キータイピング。。。もちろん、外音の方向もわかる。ヘッドホンしてるのをわすれるレベルだ。室内で使用する場合は、周りの人に、「ヘッドホンしてても、聞こえてるよ」というのを伝えておこう(笑)

高性能ノイキャンに、高性能外音取り込み、、、ボタン一つで瞬時に切り替えると、脳が混乱してしまう^^

音質

宇多田ヒカル「君に夢中」で、WH-1000XM4と比較試聴してみたが。

曲の入りの、高音域のピアノから、音の差がしっかりと認識できる。伸びやかだ。直後に、ボーカルが入ってくるが、まぁ、これまた、違いはわかりやすい。艶やかで、クリア感がかなり増してる印象。
モニター系よりは、低音強めのWH-1000Xシリーズだが、強弱で言えば、変化は感じられないが、キレがいい。それが全体のクリア感、、、見晴らしのよさにつながっているんじゃないかと。全体的に解像感も上がったが、決して音の輪郭はシャープすぎず、聴き疲れはしづらい。

ワイヤレスヘッドホンとしてだけじゃなく、ヘッドホン自体の品質が大幅に上がっていると感じるだけに、、、贅沢言えば、グラウンド分離での有線接続に対応してくれれば、バランス対応ウォークマンとの接続も楽しいだろうに・・・無茶ブリか^^;

ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット
「WH-1000XM5」ブラック/プラチナシルバー ソニーストア価格49,500円(税込)


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