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「論語」と社会問題

中国学研究者 長島 猛人先生

論語とは時代により様々な利用をされてきた
日本に入ってきたのは応人、仁徳天皇の時代からだと推察される 博士たちによる口伝だった 木簡に書かれた文字を暗記していた 
まずは政治の書として

平安時代には教養の書として 

17条の憲法は論語から 聖徳太子のブレーンである渡来人、帰化人に論語の使い手が居たはず

中宮定子のブレーンが清少納言 
中宮彰子のブレーンが紫式部 文選だった

江戸時代には道徳の書として

幕末には経営の書として

筆写して覚えた 分かるようになってから教えるのではなく、分からなくても頭の中に入れておく必要性 何かでいつの日か役に立つかもしれない
20年後の財産になる

孔子が書いたわけではなく、弟子たちがまとめた書

現在の社会問題を論語から見てみると...

反省の違い
善意とは、お礼を貰うためにやる やりつけない人はやらない方がいい
恥知らず 大節(国家)と小節(個人) 頁諒
適材適所 金を貸して返せなければ土地を奪う 過剰支援をしてそこから必要なものを搾取する
世に出る 身内第一、次はコネ
天は必ず見ている 能力のある人はいつか世に出てくる 
過剰な公平・平等 身分制度内での公平
人には分がある 身分の中での平等
人は見た目か中味か TPO重視
納得 努力、思考の停止
善や正論で生きる人は孤独 
初心者、子ども
足を靴に合わせる
対話 → 取引 ウクライナ、ロシア、中国、イスラエル
お目こぼし 文化 
時間をかけなければわからないもの

論語の音読
黙読は戦後から始まった
正座で音読していた



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