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'得意技' ならぬ '得意ヘビ' を作る重要性
ヘビの飼育。
あくまで趣味ですから、どんなヘビを飼おうと誰しもの自由です。
特に飼育を開始した直後は 'あのヘビも欲しい' 'このヘビもいいな' と目移りしやすいでしょう。
その中で、数年経過すると自分の '好きなヘビ' の傾向が出てくることがあります。ボアやニシキヘビなどの大型のヘビが好き、ということもあるでしょうし、コーンスネークやミルクヘビなど性格が穏やかで色とりどりの繁殖個体が流通しているヘビがいい、という場合もあることでしょう。
ヘビの飼育を(長期にわたって)成功させるポイントの1つは、飼育しているヘビの生態の傾向、特徴を把握することです。
当たり前のことだ、と言われそうですが、こうした 'ヘビの性格' は種によってまったく異なることが少なくありません。
実際に飼育してみるとわかりますが、ボアやニシキヘビと地中生のナミヘビ、あるいは水生のヘビなどでは、同じヘビでもまるで違う動物のように暮らしや餌などが異なります。
もちろん、いわゆる 'ゼネラリスト' というようにさまざまなヘビについて '広く' '深く' 知ることができればいうことはありません。
しかし毎日の仕事や暮らしに追われて、なかなかそうはいかない場合もあるでしょう。いや、むしろそんなに広く深いヘビの知識を得ることは容易なことではないとも言えます。
まして、短期間でさまざまなヘビについて深い知識を得るなどということはとても現実的ではありません。書籍やオンラインの情報だけで、実際の 'リアル' なヘビの生態についての知識を得ることは困難だからです。
やはり実際に飼ってみなくては、あるいは原産地を訪れてその様子(ヘビそのものだけではなく、彼らが暮らしている自然環境の成り立ちなどを含め)を見てみなくては、ヘビの生態や特徴を知ることはできません。
こう考えた時に、飼育を成功させるポイントの1つとして、'自分が得意なヘビ' を作ることは非常に重要です。
'このヘビについてはかなり自信がある' という種を持つことができれば、少なくともそのヘビの飼育については失敗はかなり減らすことができます。また、いわゆる '衝動買い' を減らすことにもつながるでしょう。
'このヘビはとてもいい。欲しいけれど、自分が得意なヘビではないから失敗するかもしれない' と考えれば、衝動買いは減りますし、その結果として失敗してヘビを殺してしまうというようなことも少なくなります。
最初に記したように、あくまで趣味ですから好きなヘビを買い、飼育すればいい。もちろんその通りなのですが、長く 'ヘビの飼育' という趣味を続けていこうと考えた際には、'自分の得意なヘビ' を作ることはとても重要だと言えます。