【書評】 ネガティブクリエイティブ つまらない人間こそおもしろいを生みだせる
面白さこそ最強の武器! ネガティブ思考をクリエイティブに変える発想術
凡人こそが真のクリエイター! 常識を飛び越え、誰も思いつかない「面白い」を生み出す秘訣
世の中の常識や普通からいかにジャンプするか。その距離感を適切に測れないと、真の面白さは生まれない。
本書は、「つまらないネガティブ人間」こそ、面白いものを生み出すことができるという逆説的な発想から、映像作家・藤井亮氏が説く、クリエイティブなアイデアを生み出すための思考術を紹介しています。
藤井氏は、つまらない地味な人間こそが面白いものを生み出せると説きます。
ポジティブすぎる人は、すでに日常で面白さを解消してしまっているため、新しい面白さを生み出すのが難しいのです。
むしろ、ネガティブで不満があり、常に物足りなさを感じている人の方が、新鮮な視点からアイデアを出せるというのが藤井氏の主張です。
本書では、ネガティブ思考を活用してクリエイティブな発想を生み出すための具体的な方法が紹介されています。
例えば、既存の常識から外れた発想をすること、人気のあるトレンドから離れて独自の視点を持つこと、細部に対する「見る力」を鍛えることなどが挙げられています。
さらに、日常生活の中で感じる不快感や不満を分析することで、新しいアイデアの種を見つけられると説かれています。
ネガティブな感情を上手く活用することで、面白さに変換できるというのが藤井氏の考えです。
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本書を読んだ感想として
この本を読んで、私は新しい視点に気づかされました。
一般的に、ポジティブ思考が推奨されがちですが、櫻井さんはその反対の立場から、ネガティブ思考の重要性を説いています。
確かに、現状に満足せずに不満を持ち続けることが、新しいものを生み出す原動力になるのかもしれません。
また、常識に捉われない発想や、トレンドから外れた視点を持つことの大切さも、納得できました。
みんなが同じ方向を向いていれば、誰も新しいものは生み出せません。ユニークなアイデアを生み出すには、違う角度から物事を見る必要があるのです。
さらに、「見る力」を鍛えることの重要性も学びました。
私たちは普段、物事の表面しか見ていないことが多いですが、細部まで深く観察することで、新しい発見につながるかもしれません。
本書を特におススメしたい人
・クリエイターや企画立案の仕事に携わる方
・新しいアイデアを生み出したい方
・常に新鮮な視点を持ちたい方
・発想の枠を広げたい方
本書とあわせて読みたいおススメの書籍
・「考える技術・書く技術」(板坂 元 著)
・「言葉でアイデアをつくる。 問題解決スキルがアップする思考と技術」(仁藤安久 著)
・「アイデアのつくり方」(ジェームス W.ヤング 著)
本書のまとめ
この本の主なメッセージは、ネガティブ思考こそがクリエイティビティの源泉であり、新しいアイデアを生み出す力があるということです。
常識にとらわれず、既存のトレンドから外れた発想をすること、細部への「見る力」を鍛えること、日常の不満を分析してアイデアの種を見つけることなど、様々な具体的な方法が示されています。
ポジティブ思考は大切ですが、ネガティブ思考にもきちんと価値があり、うまく活用することで、面白くユニークなアイデアが生まれる可能性があります。
この本を読めば、発想の幅が広がり、新しい視点を得ることができるでしょう。クリエイティブな仕事に携わる方はもちろん、新鮮な発想力を身に付けたい全ての方におすすめの一冊です。
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