熱海旅行のすすめ〜死ぬほど美味い日本酒のお話〜

少し前、友人と熱海旅行に出かけた。

美味しい海鮮が食べたい。
海辺を歩きたい。
美術館に行きたい。

この三つを叶えてくれる素敵な場所…

それが熱海である。

そこで私は、推しの日本酒と運命的な出会いを果たしたので、皆様に是非ご紹介したい。


休日の熱海は、鬼の混み具合である。
駅前には海鮮屋さんが連なり
ランチタイムは、受付を済ませた後、番号が近くなったら登録した携帯に連絡が来るシステムのお店も多い。
私たちが最初に受付をした行列店は、3時間経っても呼ばれなかった。
受付をした時点で
「あぁ、これは相当時間がかかるっぽいな」
と判断し、駅から遠ざかるようにイイ感じの海鮮屋さん探しを進めた。

すると、駅を背にゆっくりと10分ほど歩いた時
外からは店内が見えない、少し敷居の高そうな海鮮屋さんを見つけた。
「旬彩 柾家(まさや)」である。
このままでは一生ご飯にありつけないと焦った私達は、新社会人の持つ学生の時とは桁違いの財力を後ろ盾に、そのお店に入った。

カウンター席がメインで、座敷が2セット
合計20人に満たないほどしか入れないこぢんまりとした店内。店員は、2-3人だったように思う。
カウンターには常連と思われるマダムが2人
その他、若めのカップルと外国からのお客様もいらしていた。

私たちは空いているカウンター席で、マダムのお隣に座った。
メニューは、お酒一杯飲んで3-4000円だった気がする。
少しお高いけれど、本当に本当に海鮮が美味しい。
私は、刺身を
友人は、焼き魚を頼んだが
お漬物や汁物までついていて、最高だ。
優しい味。新鮮でまろやか。たまらん。
ランチのお店探しに難航して歩き疲れた体に染み渡った。

そして、日本酒が好きだが、知識がない私は
店員さんにおすすめのお酒を尋ねたところ
お隣のお席のマダム達も懸命におすすめしてくれた「磯自慢」を頼むことにした。

これが…私の運命を変えた。

初心者におすすめなこのお酒。
洞爺湖サミットなどで振る舞われた由緒正しき人気商品であり、とてもとても飲みやすい。
しかし、普通日本酒で飲みやすいというと
甘めの、「女性におすすめ❤️」みたいな文句のついたものが多かったが、私は辛口好き。
磯自慢は、甘くなく、風味は良いが、さっぱりとそしてキリッとした味わいで、新鮮なお魚達の味の邪魔をしないさわやかさ。
そして、むしろお魚のおいしさを引き立てる上品な味わい。

最高なのだ。

日本酒が飲めない友人に磯自慢を勧めたところ、
日本酒を克服したほど美味い。
そして飲みやすい。


私は、飲食において、ファーストインプレッションを重要視している。
私は、小学生の時、給食にナンが出た。
後から分かったことだが、たまたまその日にインフルエンザに罹患しており、味覚がおかしくなっていたため、とんでもない味に感じて以来5-6年はナンが食べられなかった。


だからこそ、皆様には
美味しい海鮮と
私を日本酒の沼に誘った美味しい磯自慢を
飲んでいただきたい。
知っていただきたい。

是非、熱海旅行に行かれる際は、
「柾家」
訪ねてみてくだされ。

※美味しいおすすめの日本酒あったらコメントお待ちしております。

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