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介護って「底辺の人」がやってると思ってないですか?本音で解説してみた。

突然センセーショナルな書き方で失礼します。

はじめましての方ははじめまして。
はじめましてじゃない方はごぶさたしております。

わたくし、福祉ネイリストとカインズヘルパーという、あまり耳馴染みのない仕事をしているCalaColoの橋本と申します。
先日までは、介護や障がい福祉の会社に所属して現場やら内勤やら、いろいろとしておりました。


つまりフリーランスです。


さて本題にもどって。

「底辺の人」というのは過激な表現ですね。
とくに、当事者の方からすれば不快に思われたかもしれません。申し訳ありません。

世間から言われていることや、いろいろなマイナーイメージをひっくるめて、一言で書きたかったのでそんな表現を使いました。

世間一般、ないし当人たちですら良くないイメージを持っているのは、これ悲しいかな、事実です。


介護職に対するマイナーイメージといえば

いわゆる3K
「きたない」
「きつい」
「給料安い」

ってやつですよね。
さらには、万年人手不足、誰にでもできる、底辺のやることだの…  

うん、まあ、だいたい事実ですけれども。




は?





(え?介護職のイメージアップしにきたんじゃないの?この人)


念の為お伝えしておきますが、私は介護に携わっていたことを恥じてもいないし、多少の個人差こそあれ利用者さんのことを愛してきましたし、仕事に対するプライドはエベレストばりに高いです。

とはいえ、事実は事実。
そこにあるものを無いものとするには無理があるのです。


せやな。



このマイナスイメージを含めた実態を、主観大盛りでお送りいたします。
そこそこに長い文章なので、目次から興味のある部分だけ読んでいただいてもうれしいです。



あくまで"私の主観"なので、かならずしも正しいとは限りません。個人の一意見であることを前提に、暇つぶしの読み物程度にお受け取りください。
なお、ほんのり口の悪い部分や、表現の問題など、読む方によってご気分を害することもあるかもしれません。そのときは意見が合わないものとしてそっとブラウザバックをお願いいたします。

また、いかなる個人や団体を貶める目的で作成するものではありません。


ご了承の上、どうぞお進みください。↓




「きたない」→そりゃあ、いろいろ見たり触ったり、ありますよ。


大多数の人が想像する"介護"って、「下の世話」だと思います。
ある意味間違いではなくて、介護は日常生活を自分自身でこなすことが難しい方が受けるものなのですから、当然そういうこともあります。
(※以下少し下品な内容アリ)






確かにそのモノ自体はキレイなものではないですね。
そりゃそうだ。
一部特殊な方を除いては、己から出ていったモノに対してせいぜい"戦果"を眺めるくらいで、どちらかというと嫌悪する方が多いことと思います。

自分のものも嫌なのに、他人のものなんて…という感情は、それも間違いではないでしょう。


介護職やっていると、他業種の方から「え〜人のう◯ことか触りたくない〜」などと言われることが多々あります。

でも、自分で自分の尻を拭いて、う◯こ嫌〜!ってなりますか?
(自分のモノに対して、たまに「くっさ!昨日の焼肉のせいだな!わはは!」とはなりますけど。)

しかも、利用者さんのそういう介助に当たるときは必ず手袋していますし、何かにつけて手洗い消毒ばかりしているので、自分で自分の尻を拭くよりはよほどキレイな手です。




何が言いたいのかというと、「介護職がきたない」と世間から言われるのが疑問で仕方がないのです。
介護職本人たちが自虐的に言うこともたまにありますが、少なくともやったことはないし今後もやることはないであろう方に言われることに、ちょっぴりうんざりします。

仕事上がりの介護職が、思いっきり手にう◯こつけたまま出歩いているのを見かけたことがあるなら、そう言われても致し方ないですが、そんなことはないと思います。(ないよね?)

そもそも、いくら介護やっているからって、毎回毎時下の世話ばかりやっているわけじゃありませんからね。

日常生活の中で、トイレは大事ですが、同じように大事なことはたくさんあります。

お風呂に食事、身だしなみを整えることは生活に欠かせません。
ほかにも、他者と交流を持ったり、なにか作ったり運動したり、細かいことまで挙げていったら書ききれない量のことを手伝っているのが、介護職です。




と、熱くなって書いてはみたものの、結局他人のう◯こがダメな人はどこまでいってもダメなので、そういう方にやってみろ!と押し付けたいわけではないですし、介護職でも「鼻について取れない…」と嘆き嫌がる人も中にはいます。

正直、利用者さんの部屋に入った瞬間、(うへぁ!!!!!)って思った事件もあります。
※事件については別の機会に

事件についてのnote書いてきました。よかったらぜひ↓


だからといって、利用者さんその人がきたないわけではないし、働いている介護職がきたないわけでもありません。
たまたま、ちょっとくっついていたものが、一般的にきたないって言われるだけで、拭いて洗ってトイレに流してしまえばおしまいです。
それは、生まれたての赤ちゃんから寝たきりのおじいちゃんおばあちゃんまで、全員一緒だと思います。

高尚な気持ちでやっているつもりは毛ほどもないし、う◯こをキレイと思えという話ではなく、ただ、人が生きていくのに当然の事象があって、たまたまそれを手伝うことが仕事のほんの一部になっているだけなのです。
できれば、「きたない」と「介護」は決してイコールではないんだと、思ってもらえたら嬉しいな、なんて思います。


きたない呼ばわりは嫌だけど、ばいきんまんは好きです。




「きつい」→多分そう。部分的にそう。(主観によりけり)


何をもって「きつい」と思うのかは、人によるとしか言いようがありません。 

が、確かに簡単な仕事なのか、大変な仕事なのかどちらかを選択しなさいと言われれば、"大変な仕事"を選びます。

例えば、体力面でいえば、体力のある人にとってはそこまで凄まじい運動量ではないですが、立ち仕事が多いのでそれなりに疲労はあります。
反対に、体力のない人が入浴介助で何人も担当すると疲労困憊、ゲンナリしてしまうこともあります。
精神的な部分に関しては、一緒に働く人に恵まれるか否か、これが分水嶺です。



この体力に関しては、働く場所によるところがものすごく大きいのです。

しっかりした大きい施設で、はたらく人員が充足しており、介護ロボットや道具がきちんと揃ったところだとかなり負担も軽くなり、そもそも自立度の高い利用者さんが多い施設だと、エイヤ!と気合を込めて力技を使うことが少なくなります。

対して、大きい施設でも人や設備が足りないとかなり重労働で、働いていた人いわく、工場のライン作業、ロボットになった気分、まともな関わり合いができずに鬱になる、と語っていました。

 
ところ変わって私のいた「訪問介護」はというと…

誤解や批判を恐れずに、端的に言えば、"フィジカルモンスター向け"です。
ひとりで利用者さんに相対し、体に負担をかけることなく、家具や壁に傷をつけることなく、スマートにこなすには、己の鍛えた技術と、いざというときの力技。
ロボット?そんなものが個人宅にあるわけないでしょうが。
会社から持って行く?どうやってチャリに乗せる気ですか。

そんな調子で1軒ずつこなし、酷暑日だろうが雨が降ろうが雪が積もろうが、あっちへこっちへ飛び回り続ける世界です。
そういった面で、訪問介護はハードといっても過言ではありません。




精神的な面に関しては、主に人間関係でしょう。また、利用者さんとの"別れ"に巡り合うことが多いため、繊細な方は落ち込んでしまうこともあります。

人間関係、要はイジメや派閥があるか、というところです。
まあ、シンプルに、あります。残念ながら。

介護は「女の世界」です。
障がい福祉だと男性比が上がりますが、現場レベルだとやっぱり女性の方が多いと思います。
女の世界と聞くと、女子校をイメージするかもしれませんが、そんな可愛らしいものではありません。

新人さんが入職してくるときは中途入社が多く、新卒で入社してくる人の方が少ないことがほとんどです。
ということは、入社時の年齢や経歴、生活スタイルも多種多様で、20歳のピカピカの若者が入ってくることもあれば、セレブな奥様が社会貢献活動がてら入ってきたり、孫への小遣い稼ぎにとマダムが入ってくることもあります。
年下が上司、同期入社でも経験値が雲泥の差、なんてことも往々にしてあります。

すると、勝手に自分と比べて、勝手に嫉妬に狂って揚げてもいない揚げ足を取ってくる妖怪がどこからともなく現れます。
ちなみに、この妖怪は、男性が入社してくるとなんにも言わないどころか、甲斐甲斐しく世話を焼き始めます。不思議ですね。

この妖怪がいる職場に当たってしまうと、ほぼ確実に派閥形成されています。もちろん派閥の中心にはこの妖怪がいます。



〜閑話休題〜
お気づきかもしれませんが、この妖怪さんは実際の人物がモデルです。若干、私怨が混ざっていますね。失礼失礼。

さて、ここまであからさまかどうかはともかく、女性の方はこれまでの人生の中で多かれ少なかれ、マウント合戦を見たり、それに巻き込まれたことがあるかと思います。そのマウント合戦は、女性同士で起こったことではなかったでしょうか。

なぜそうなるのか?に関してまで行くと話からどんどん逸れてしまうためいったん置いておきますが、女性が複数いる場になると、なんらかの争いが起こることがよくあります。
また、介護の現場では少ない男性職員を取り合って、泥沼の争いが勃発することも、まれに、よくあります。しょうもないですね。
 


見出しの件に戻り、「きつい」が「主観による」と表現したのは、人間関係がピリついている環境が苦手な方にとっては、それはもう、最悪にきつい仕事だと思います。

ただ、どこの会社もこんな有り様なのかというと、それはNOです。   

良い人間関係を築いている会社はもちろんあるし、ちょっとドロっとしているけれど水面下で起きている問題で、そこにさえ関わらなければ害がないなんてことも大いにあります。

そもそも、おかしな人が全体のうちごく少数であれば、基本的には生暖かい目で距離を取られていることの方が多いのです。


個人的な経験と、同業者の話を統合して察するに、ナイスな環境が2割、微妙だけどまあなんとかなる環境が6割、majiで辞表提出5秒前な環境は2割というところでしょうか。

サービス種別や土地柄、そこの管理職や母体の会社次第で多少の変動はあるので、あくまで個人の意見です。


とどのつまり、体力がほどほど以上にあって、人間関係が悪質な会社でなければ、滅茶苦茶にきついと感じることは少ないと思います。
ということは、逆然りなわけでもありますが…  


退職の日のよろこびの様子。さよなら妖怪。




「給料安い」→そりゃあ、港区のタワマンに住むような人と比べたら、ねえ?

ただ、平均年収ラインの話であれば正直、所属する会社次第ってところもあります。
実際最近まで勤めていた会社の社員は、夜勤もなしで全業種の平均年収の中央値を一段超えていました。  


立場上、少しばかりお金の流れを覗いてきた身からすると、介護職の給料の全体水準があがらないのは、いろんな方面に突付きどころがあるなあと…これはいつか機会があれば。

もし今後、介護職をはじめようとしている人や、転職を考えている人がこれを見ていたら、基本給ばかり見ていないで条件欄の手当と処遇改善と賞与と休日をよ〜〜〜く見比べてみてくださいね。
とくに、転職組はある程度余力を見積もった上で、自分を高く売り込むのが吉ですよ。


安売りはアカンやで。






万年人手不足→高齢者割合がどんどん高くなるんだし、そらそうよ。

ドラ◯もん、はよ。


誰にでもできる→人手が足りないから間口はブラックホール並みです。

ただそれも、会社が人材をきちんと選考し教育しているか否かの差が大きいため、どこにでも入社して、ずんずんキャリアアップしていくことができるというのはまた別のお話です。

また、仕事は覚えてしまえばそこまで難易度が高くないものばかりですが、それが表面上なんとなく済ませているだけなのか、本当に上手なのかどうかという点は、利用者さんとの関係構築の手法や、その介護職のセンスと自己研鑽による部分がかなり大きいため、本当に「誰でも同レベルでできる」ということはありません。


底辺のやる仕事→学歴を問わないことがほとんどですからね。

資格も職種によっては不要なので、アレな人もまぁ、います。 
そもそも資格があるからまともなのかというと、…うん。
座学1日・試験なしで取得できるものもありますからね。お察しください。

ましてやどこの会社も人手不足なので、人となり云々よりも、シフトが埋まるか否かが優先されるような採用基準です。資格要件や就労条件が合わないということでないかぎり、3社受ければ2社は採用されると思います。

悲しいかな、採用時に使う篩が破損寸前なので、それはそれは…な人が入社してくることもあります。



ただ、ここでひとつ、誤解していただきたくないのは、学がないこととアレな人というのはまったく別の問題です
介護に限らず、中卒・高卒でも立派な人はたくさんいますし、大卒でも問題のある人はたくさんいます。
お勉強と仕事の出来は、必ずしも比例するわけではありませんし、人間性も学歴に比例するとは限りません。

名門大〜院卒・一部上場研究職だけど弩級のクズは実在しているし、かたや中卒の知り合いは人格者で、フリーターを経て経営者になり幸せな家庭を持ちました。

社会的信用や年収に関してはともかく、人としてどちらが真っ当なのか。その人を自分の目で見て判断したいところです。

人生には、雨の日も晴れの日もありますよね。




ブラック労働→結局労働量と給料が見合ってないってことでは。(介護に限らず)


これってお金と休みのバランス、つまりワークライフバランスの天秤をどう釣り合わせるかの問題で、休出あり毎日残業終電帰りでも、月収が手取り100万円あれば重労働にも納得できると思います。
逆に、手取り20万円だけど週3回勤務残業なしであれば、給料に納得できることでしょう。

さらに、ここに仕事に対する愛着だったり、矜持だったり、人間関係だったり、いろんな要素を加えていって、自分の中の天秤が釣り合って納得できているならブラックとは言いきれないと思います。


実際問題として、高収入・完全週休2日+祝日休・ノー残業・長期休暇完備・人間関係超良好の「ホワイト企業」に入社できるならば、誰でもそこに入社したいですよね。ということは、倍率が高いんです。(そんな会社あるのかどうかは置いておいて。)
高倍率をくぐり抜けたいなら、自分自身に強い武器が必要です。
その武器があるなら行けばいいし、相応の魅力があれば向こうから声をかけてきますよ。武器がないならそれを手に入れるまで、身の丈に合ったところで過ごすしかないのです。


個人的な意見を言わせていただくと、"文句言うなら自分を磨き上げてその会社辞めてもっといい会社なり別業種に行ったら?"と思わずにはいられません。



はい、また暑苦しいやつやっちまいました。
ここからは介護がブラックなのかどうか、という話にします。

先述の通り、ワークライフバランスの釣り合いがどうかという点につきます。

まずもって、法定のお金も休みももらえない、ということであればそれは間違いなくブラックでしょう。
雇用契約書に書いてあることが履行されていないのであれば、今すぐに労基へ駆け込むべきです。
もし、雇用契約の時点でお金も休みも何もかも納得できていないなら、その職場を選んで契約書に判をついた人の責任です。転職活動を今すぐ始めましょう。

と、こういったシンプルな話であればこのように解決は簡単なのですが、困るのは"入ってみたらなんか違ったわ"、という微妙な状態になったときです。

例として、急な休日出勤や残業を頼まれることが多い、人間関係が悪い、入浴などの大変な担当ばかり回される、雑用を押し付けられる、希望休がもらえない、などなど。
これらの「なんだかな〜」な、モヤモヤした悩みはよくあります。
しかも、そういった風潮が日常的にまかり通っている会社では、改善を期待しても空振りに終わることがほとんどです。

その、なんだかな〜が積み重なっていくと、もちろんストレスが溜まります。その過程で、どこかのタイミングで同僚や上司のフォローや配置換え、全体業務の見直し、職員の補充あるいは人間関係を乱す人の退職、そんな改善がみられるとストレスが減って落ち着くこともあるかと思います。
しかし、改善がみられずにずっとストレスを溜めていくと、結果として最初は納得していても、やっぱり給料と割に合わない!=ブラック!という考えに至ります。

ちなみに、この"急な休日出勤や残業"というのは、働いている人に特徴があるからです。「きつい」の項でもお話した通り、女性の比率がかなり高く、とくにパート勤務の方はお子さんのいる主婦か、定年前後の世代といった感じです。
会社としてもそういった人を集めている部分があるので、当日欠勤や早退などにある程度寛容です。

さらに、年末年始やお盆なども、小さい子供がいる人〜家庭持ちが優先して休暇取得できることが多いです。


とはいえ、誰かが休むと誰かが出なければならない。
つまり、休日出勤や残業のお声がかかるようになります。
子持ちにやさしいというのは悪いことではないですが、裏を返せばそれを支える独身者や、気のやさしい人がいるということです。

これを許せない、不公平だ、というのであれば、それはその人にとってのブラックです。
逆に、そういうこともあるけどその対価はきちんともらって納得している、ということであれば、その人にとってはブラックではないでしょう。


すべからく、給料・休日・その他の要因がその人にとって釣り合う会社に入社し、会社が額面通りに待遇していれば、ブラック企業に入社したとは言いきれません。
介護がブラック企業と言われてしまう要因を過分に含んでいる事自体は否定しませんが、そもそも求人の時点で謳っている内容通りなのであればそこに入社した人の責任ですし、許容できない何かがあるのであれば、入社する前に会社、ひいては業種そのものをよく選別する必要があるのではないでしょうか。

他人の天秤は私にはわかりません。私が許容できる会社でも人によってはブラックで、許容できなかった会社をホワイトだと思うこともあるでしょう。少なくとも、私が見て天秤を釣った中にはブラックな会社と、そうでもない会社があった、とだけは断言できます。


私にとっての正面は、向こう側のさかさま。




で、そういう自分はどうなんよ?


私の分類だけで言えば、元は「底辺通り越して地底」です。
どぎつい虐待親から産まれ人生ハードモード育ち、高卒プータローからの介護職デビューです。

介護を選んだのも、最初は手に仕事をつけて食いっぱぐれないことを目的に始めたものです。

その後、てんやわんやと過ごすうちに、ヘッドハンティングなどを挟みつつ最終的には経営側に立つようになり、このときの待遇は同じような働き方をしたい人にとっては破格なものでした。この時点で私を分類するなら、仕事以外の私生活もひっくるめて、正直言って「勝ち組」です。

まあ、結果としてその立場はポイしてしまったわけですし、現状は「中の下」ってところでしょうか。



地底出身なので、あんまり気にしない。




私の出した結論。


事実は事実。それをどう受け取るかはその人次第。

自分にとって、何が大事なのか、何を譲れないのか、"中心"をどこに定めているのか、それによって何もかも変わります。

介護の仕事を選んで、
後悔している人にとっては、介護はしんどい仕事です。
トンデモ企業に入社してしまった人にとっては、底辺職と表現せざるをえません。
なにか別に軸があって、まあいっか、と続けている人にとっては、飯の種でしかありません。

なにか他にしたいことがあったり、目指すものや立ち位置がある人にとっては、上り階段のうちの一段にしたり踏み台にすればいいと思います。
職業としてプライドを持っている人にとっては、誇りのある仕事たり得ます。
本当にこの仕事が好きで、楽しく働けていればそれは天職です。

正当な評価を受け、納得の行く給料や待遇を受けているのであれば、もはやそれは底辺とは言えません。


結局、自分のあり様次第で、いくらでも変わります。

働いている人間も、バケモノみたいな人から、素晴らしい方まで本当に様々な人がいて、ひとくちに介護職=底辺と決めつけるのはあまりにも早計です。
広い間口のせいで、上にも下にも、で〜っかい幅があるだけです。


事実と誤解のどちらもネットに溢れています。
でも、人の間に流れる話は悪意のこもったものが遠くまで飛んでいきがちです。噂話なんてたいてい悪口ですからね。

ここでは、私なりに今まで見聞きしてきた事実を記載しました。抜けている部分や、ほかの方にとっての事実と相違している部分も多少あるかもしれませんが、これを見ている方の中でほんの一匙でも参考になればうれしく思いますし、単純に読み物としてお楽しみいただけた方がいれば幸いです。

長々とお読みいただきありがとうございました。
またなにか書くこともあるかもしれませんので、よかったらまた読んでみてください。

(了)


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