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イベントレポート|株式会社カウシェとMeetUPを共同開催しました
株式会社Cake.jp 採用広報です!
1/23(木)に「誰かと一緒に」を楽しむお買い物アプリ「カウシェ」を運営している、株式会社カウシェのバックエンドエンジニアの皆様と一緒に、「バックエンド10人未満スタートアップの、バックエンド開発事情MeetUP」を開催しました。
実施の経緯や、当日の様子をご紹介します。
実施の経緯
当社のエンジニアチームは、小話会(業務や自学から得た知見をシェアする)や輪読会を週次で実施するなど、チームで学ぶ文化があります。
「もっとエンジニアの方に私たちのサービスを知ってもらいたい、語らいたい」という想いのもと、チームを飛び出し、当社を知っていただきながら語らう機会を作ってしまおう!ということで、ミートアップを複数回開催してきました。
今回、カウシェさんに共催の提案を持ち掛けたのは、「toCサービスかつ同じ規模感のエンジニア組織のトライ&エラーを聞いてみたい!」と思ったからです。
共通項が多いからこそ、明日から使えるTipsをお互い持ち帰り、高め合うことができるのではと思い、お声がけさせていただきました。
当日の様子
両社エンジニアメンバーに加え、7名の参加者が会場に集まりました。
今回の会場は、サイバーセキュリティクラウドにご協力いただき、素敵なリフレッシュエリアで開催させていただきました!
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ソファもあってくつろぎながらLTを聞きつつ、和気あいあいと交流するのにピッタリな会場。サイバーセキュリティクラウドさんありがとうございました!
スタートは、会場スポンサーLT。サイバーセキュリティクラウド広報の川崎さんより、企業やプロダクトについてご紹介いただきました。
続いてCake.jpとカウシェのエンジニアLTへ。
LT前半タイム
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①Cake.jpのエンジニアマネージャー中村から、「会員200万人のサービスを支える開発の裏側」についてお話しさせて頂きました。
少人数でスプリングあたりのタスク数が少ないにも関わらず、プランニングの時間がとても長かったという課題がありました。なぜその問題が発生して、今現在どういう取り組みをしているか紹介させていただきました。
②カウシェのエンジニア永井さんより「カウシェの開発者体験を支える3要素」をテーマにお話しいただきました。
カウシェの開発者体験を支える3要素として、1, 仕様書ベースの開発プロセス、2,E2EテストによるCI、3,安心のリリースプロセス、を挙げてくださいました。 あるプロジェクトに関わるすべての職種が共通の仕様書を元に議論されているのは、とても興味深く、会場からも反応がありました。E2E テストによる CI は、API 仕様ファーストのテスト駆動開発を実践されてらっしゃいました。安心のリリースプロセスについては、すごく丁寧にリグレッションテストをされているのが印象に残りました。
MeetUP
前半のLT発表を終えて、ここで両社エンジニアと参加いただいた皆様との交流タイム。
この日はピザと飲み物をご用意しました。
さて乾杯~!
食事を囲みながら、それぞれが抱える業務の悩みや、エンジニアあるあるで盛り上がるなど、たくさんの交流が生まれていました!本当に盛り上がってましたね。
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LT後半タイム
会場が熱気に包まれたところで、LT後半戦!
③Cake.jpのエンジニア釘野より、「小分けプルリクでコードレビュー」をテーマにお話しさせていただきました。
小さなチームによる開発であるからこそ、各自がやっている作業・プロダクトに対する知見の共有が課題であり、コードレビューが大事になります。そのコードレビューはとても面倒な作業であるのですが、レビュー範囲を小さくすることでのメリットがあること、起こり得るデメリットへの対策などを語りました。
④つづいて、カウシェのエンジニア高橋さんより「カウシェのエラー設計のお話」をご紹介いただきました。
執筆されていた”エラーメッセージに仕様を書く!?” という記事を元にお話しいただきました。エラーメッセージを詳細に記述することで、問題を素早く理解し解決できるようにしていらっしゃることが印象に残りました。具体的なエラーメッセージを付けることで、問題の追跡が容易になることはとても良いエラー設計だなと思います。
⑤カウシェチームからは最後のLT!
カウシェエンジニアマネージャーの市島さんからは「スモールチームのための、ベストな業務委託との出会い方」についてお話しいただきました。
スモールチームに適した業務委託メンバーとの関係構築について説明いただきました。業務委託メンバーを「リソース補完」や「タスク消化」の視点ではなく、「チームの重要なパートナー」として関与してもらうというのは、とても興味深かったです。そのためには、チーム開発への理解、当事者意識、メンバーシップの3つの観点が重要であり、特に具体的な経験を引き出す質問や、失敗経験からの学びを重視することで適切なパートナーを見極めることができるとお話しいただきました。
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⑥そして本日ラストのLT!
Cake.jpエンジニアの山内から「動的型付け言語に抗うPHPStanという戦士」というテーマでお話しさせていただきました。
レガシーコードの改善は、思わぬ不具合があります。そういった不具合を検知するすべが、手動での動作確認以外にありませんでした(ユニットテストが存在しない部分が多い)。その状況を打破すべく、PHPStanの導入を進めていった話をしました。
MeetUP後半のようす
Cake.jpで販売中の人気ケーキ2つをご用意し、皆さんにも召し上がっていただきました。
甘いものがお好きな方が多く、喜んでいただけて嬉しかったです。
【ご用意したケーキ】
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1.まるごとメロンケーキ
メロンをまるまる1個使用した贅沢なケーキ。メロンをカットすると中からきれいな断面のケーキが現れるサプライズにもぴったりな逸品です。
この日もカットすると、「おぉ~!!」と盛り上がっていました。
2.写真ケーキ
お好きな画像や写真をケーキにプリントでき、オリジナルケーキがつくれるCake.jpで人気のケーキです。この日ご用意したのは、イベントのキービジュアルを印刷したチョコレートケーキ。「印刷がとてもきれい!」と皆さん驚いていました。
終始なごやかな雰囲気で、Cake.jp・カウシェ両社のエンジニアに業務や組織環境のお話しを聞いてくださったり、メンバーの実際の働き方についてリアルな話なども交えて交流を楽しむことができました。また、参加者同士でのコミュニケーションもたくさん生まれ、この場をきっかけに新たなご縁ができたのではないかと思います。
まとめ
今回初めて、共催という形でイベントを開催しました。
カウシェの皆さんと、イベントのタイトル決めや、当日のタイムスケジュール、告知など、両社で話し合い協力しながら開催することができ、単独で実施するよりも内容の濃いイベントになったのではないかと思います。
ご参加いただいた皆様からも「今まさに少人数で開発しているので興味があった」「GOとPHPの両方を使ったことがあったため」「スタートアップの開発組織について聞いてみたかった」と、今回のイベントテーマに共感いただいたようです。
今後もCake.jpではエンジニアの皆さまとの知見共有ができるLT会を行っていく予定です。
また、一緒に企画してくださる企業様も募集しています!
次回の開催告知も引き続きCake.jpのConnpassページより行います。ぜひフォローしていただけると嬉しいです!
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