見出し画像

幸福幻想、成功幻想について

仕事に没頭、親とお金の問題、離婚などを立て続けに経験して、荷降ろし鬱と診断されてから幸せについて疑問を感じてきました。

なぜなら自分は元々楽しくも幸せでも無かったからです。
さらにやる気もずっと無いので、生まれてこの方ずっと鬱なのではないかと疑ったこともありました。

だけど、幸せに対する考え方が間違っていたのです。

🐈「幸福を感じない、楽しくない、成功していないのは自分のせい」これ、不安を煽るビジネスです。

幸福という言葉は抽象的で人によって意味が異なるので、学問的な研究は最近まで行われていなかったようです。

マーティン・セリグマンさんが創設した「ポジティブ心理学」が、学問的に幸福感を扱う唯一の学問ではないでしょうか。

要するに幸福が意味する内容は人によって異なるので、自分なりの応えを見つければ良いという事になります。

🐈幸福、不幸の二元論によって苦しくなる

これは自分の感想ですが、自分を含めて「幸福と不幸のどちらかしか無い、幸福、不幸二元論に取り憑かれている」と感じます。

実際には幸福感を感じる何か(人によって異なる)の軸と、不幸感を感じる何か(これも人によって異なる)の2つの異なる軸があって、例えば以下のように解釈出来ると思います。

1.幸福感が高く、不幸感が低い状態(幸福と呼ばれる状態)
2.幸福感も不幸感も低い状態(普通、日常の状態)
3.幸福感が低く、不幸感が高い状態(不運と呼ばれる状態)
4.幸福感も不幸感も高い状態(ストレスが高いけど充実している状態)

一番長い時間を過ごすのは2の状態だと思いますが、二元論にとらわれると、1か4以外を不幸と考えてしまいがちです。

🐇幸せじゃない、楽しくない、人は人から意見されるのは何故か?

単に言っている側の自己満足だと思ってますw

不幸な人、辛そうな人に助力して解消してあげることを人助けと言いますが、自己効力感を感じられるとても快感を伴う行為です。

二元論的な考え方が定着していると「幸福感が低い状態=不幸」と定義できるので、不通状態の殆どの人は「助けを求める不幸な人」認定できるのです。

さらに、自分が幸福感を感じる状態を人に話すことは「マウントを取れる」行為でもあります。

不幸な人に、自分が幸福感を感じる話をすることは、話し手にとって二重に美味しい行為ということが出来ます。

役にも立たない話を「人助けしてやっている」という上から目線で聞かされる側は苦痛でしかありません。それこそ不幸ですw

貴方はこの甘美な2重報酬の誘惑に勝てるでしょうか?
自分は自身がありません…

※ここで自分はマウントを取るという言葉にも問題を感じます。
 自分が幸福感を感じている事を人に伝えるとマウントでしょうか。
 この辺りの歪みが、災害などで不幸なことが起きたときは自粛する…
 みたいな自粛ムードを作っているのではないかと思うのです。

 「普通に自分の嬉しい話を聞いて」と話せば良いと思うのですが、
 なぜか理由を付けないと話せない人が多いですよね…

🐕勝ち組、負け組二元論

これと同じ構造を持って語られていると感じるのが「勝ち組、負け組二元論」だと考えています。

約2年、メンタリストDaiGoさんの話を聞いてみて、扱うお金の額はその人が行っている活動によって決まるという事を理解しました。

自分の社会的な活動が、社会からどれくらい評価されているかで金額が決まるという意味です。

自分で大成功間違いなしと思っていてもお金が集まらない場合、社会からの評価はそこまで高くないのでしょう。評価される形に修正する必要があるのです。

だからこれも「自分なりの答えを自分で見つけるしか無い」分野です。

🐳二元論に囚われないために…

抽象的で聞こえの良い言葉は、自己啓発セミナーや宗教の勧誘に便利な言葉です。

なぜなら中身が決まっていないからです。

そして自分で答えを見つけるしか無いので、それを手助けするという成果が分かりにくい名目でお金を払ってもらえるからです。

更に最近流行りのサブスクリプションの仕組みを取り入れると、その人が生きている限りお金を払ってもらえます。

人から助けてもらえるのは「その時必要な情報を与えてもらうこと」だけです。

更に「自分で探すよりも良い結果を得られる」となると、その相手はかなり限定されます。(自分はメンタリストDaiGoさんから多くのものを貰いました)

とは言え、情報をくっつける糊の役割を果たすのは色々な視点なので、Googleだけ有ればよいということにはなりません。

※自分よりも良い結果をもたらしてくれるか判断する為には、
 自分でも調査し尽くして、優劣を付けている必要があります。常に自分よりも良い結果を出してくれる人は何処かにいます。

自分は何者で何を望んでいるのか、それは行動の結果が教えてくれます。

行動の結果、人に喜ばれたことや人から多くの反応が得られたこと、行動することで気分が改善されたことなど、行動と結果の組み合わせで自分を評価するのが近道のようです。

自分とは何者か… なんて自問をすると不幸感に襲われますw
間違っても自問しない方が良いと思います。

📷スカイツリー

nano blockの専門店を見たくて、ソラマチに行ってきました。

その帰り道、散歩をしているとプラタナスの香りが… 都内の街路樹には銀杏、プラタナス、ケヤキがよく植えられていますが、プラタナスの香りが好きです。

銀杏とプラタナスは大きな通りを挟んだ向こう側からでも匂いで分かるときがあります。

自分としてはメープルシロップに似た匂いだと思うのですが、調香師の方のページを見ると「沈香」というお香に似た匂いで「体臭」に近いそうですw
(ハチミツもモノによっては似た匂いを感じる時があります何故だろう)

なんか… 少しへこんだと共に、なぜシロップとプラタナスの香りが似ていると感じたのかという新たな疑問を得ました。

📚お勧めのポジティブ心理学の書籍


いいなと思ったら応援しよう!