アバター2
新年一発目の映画。
人間は愚かじゃの〜〜!ってパワーちゃんの声で再生される映画でした。観ている間脳内Twitterでずっと不満をつぶやいていた。
おいおいキャメロン、どうして?どうしてこうしたの?ってキャメロン監督の肩揺すってた。
前作は壮大なテーマがあったけれどなかなかにローカルなテーマの今作 そのローカルの尊さをどう描くのかと思えばかなり、かなり中途半端にいろんなこと描いてる
胸にしまって眠ろうと思ったけど眠れないのでnoteに放ちます。
家父長制押し出すならせめてもっと憧れる父親像描いてくれ。なんなのあの息苦しいお父さん、将来子供グレるやつじゃん。転校先で馴染めない子供たち、可哀想に。
サリー家は一致団結、なんて耳触りのいい言葉でいつまでもなんとかなると思うなよ。
あと海の民の方まで家父長じゃないといけなかったんだろうか。ぜったい違ったと思う。
どんな正当な理由があっても殺しはいけない…というような美しい言葉が出てきた割に最後は全面戦争かい。それはクジラっぽい彼らの信念とはいえ映画の文脈上ダブルスタンダードでは。
クジラは賢く人間及びナヴィは馬鹿ってことですか。
映画の結論では家族のためなら戦争は正当化される。(一作目からそうではある)
大切なものを守る為に戦うことは正しく、それは父親の、男の務め。
父親に背負わせすぎでは…。
テクノロジー化されていない先住民族にかこつけて前時代的な価値観を是としているように見えてしまった。
それにしても
家族を。大切なものを守る為に戦う。
アメリカの永遠のテーマなのだろうか。。少し途方もない気持ちにはなる。
家族、解散した方がいいですか?という皮肉も少し言いたくなる。
守る必要もないくらい安全になったらどれだけいいでしょう。
敵を作らない生き方ができたら、どんなに。
敵がいなくなったら、安心と安全を手に入れられたら、武器を置く理由ができたら、どんなにいいだろう。
父親の責務とやらから解放されたら、やっと心置きなく子供を愛せるのかな。立派に強く育てなきゃなんて思わずに。
それとも責務でなけりゃ人との、家族との繋がりが保てないんですか〜〜⁈
はぁ。
あと敵役の言い分が一切ないのもさすがに気の毒でした。
復讐モノだったなー。
だったらジョンウィック観る。
でも美しいシーンは確かにあった。
最後の、亡くした息子との思い出に浸るシーンは海洋の美しさなんて目じゃないくらいに格別に美しく哀しく、あのパンドラの世界の美しい所が全て詰まっていた。この地球には無いものだ。
あっても、なかなか可視化されないものだから、映画で観れて、感動した。
神なるものとの繋がりが顕著なパンドラの世界でも、家族を失くすことは私たちと変わらずに悲しい。
物質主義に走らなければ、あの美しい世界は私たちの隣にある。ように思う。
監督も葛藤しているのだろうか…ミリオタの自分と大自然と平和を愛する自分とを…。
私もこんだけ言っても観てよかったと思ってるんです
だいたい不満たらたらに映画観るのも乙な体験ですごい面白かった、皮肉じゃないです
三作目も楽しみです。健康でいたいです、皆さんどうか健康で面白い映画たくさん観ましょう。