【ボドゲ製作記】ダイソーの落とし穴
今週日曜の東京体育館にて行われるソフトテニス大会にて、なぜか私はボードゲームを販売することになり、この大会用にテニスの新作ゲームを作成したのであるが、途中、思わぬ問題にぶつかった。
以前にこちらの記事で「ボドゲのトークンをダイソーに探しに行った」と書いた。ダイソーはわれわれの強い味方だ。
だが、ダイソーを過信してはいけない。ダイソーには思わぬ落とし穴が潜む。
今日はそんな話をしようと思う。そう、これだ。
これが…………見つからないのだ!
新作のテニスゲームに使うトークンをどれにしようかな、と考えていて、「安かったダイソーのガラスタイルでいいや」と考えて説明書にも記載を行った。だが、問題はそこからだった。年末年始の架神恭介のあわれなムーブを共に確認しよう。
・娘を連れて高田馬場のダイソーを訪れる。交通費、往復440円。ガラスタイルは品切れ。「440円をドブに捨てちまったな」という気持ちになる。
・ダイソーの通販サイトで買おうと考えるが、送料770円とのことで、「送料まで払うと全然安くない」と顔をしかめる。
・仕事帰りの妻に池袋ダイソーでのおつかいを頼む。池袋ダイソーにもない。
・新宿にはダイソーが4店舗もあるので、向かうことにする。「バスで往復440円かけて行くのが楽だが、高田馬場でも440円使って空振りだったし、合計880円もかけてしまうと、最初から通販の送料770円を払えばよかったということになる。なんか悔しいから歩いて行こう」「4店舗ハシゴすりゃどっかにあるだろ」と考える。
・新宿1店舗目……在庫なし。
・新宿2店舗目……在庫なし。
・新宿3店舗目……在庫なし。病み上がりで歩き続けたことにより、この辺でヘロヘロになってしまい、喫茶店でコーヒーでも飲みたくなるが、「ここでコーヒーを飲んだら最初から通販(以下略」との思いがよぎって、休憩を振り切って気合で歩き続ける。
・新宿4店舗目……在庫なし。心身ともに摩耗しており、ものすごくバスで帰りたいが、「最初から通販(略」の思いがよぎり、半泣きになりながら歩いて家に帰る。
・4時間歩き続けて何も得られなかったことに絶望しながら、諦めて通販サイトへ。
・通販サイトでも品切れになっていることに気付く。
・悶絶する。
そうなのだ。ダイソーの在庫はいつまでもあるわけでは全然ない。店頭で良いトークンに巡り合って、「これでゲームを作るぞ」となっても、そこからテストプレイだのシステム構築だのやって、「よし、まとまった数を買うぞ」と思った頃には既に商品が市場から枯渇している可能性がある。再度入荷するのか、二度と得られないのかは今の私には分からない……。
とにかくダイソーはなかなかリスキーだ。「ダイソーのこれでゲームを作るぞ!」と決めたなら、まずその瞬間にダイソーの通販サイトで必要個数を直ちに押さえた方が良い。のんきにシステム構築しているとモノが枯渇しかねない。当然、増刷時に同じものが手に入る保証もない。
困りきった私は禁断のTEMUパワーに頼ることにした……。
昨年の年末にカード不正利用で話題になった中華系サイトである。
やっぱ安いんだよな……。単価3円。でも、ダイソーで買えれば単価1.3円だったのにな……。なお、念のため、クレカではなくプリペイドカードで購入しました。
というわけで、今週日曜日は東京体育館にてボドゲを売りますので、皆さんよろしくお願いいたします。